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つみたてNISAではファンド(投資信託)を購入して資産運用を行います。海外の金融商品へ投資をしてリターンを求めるなら、米国株式が投資対象の投資信託についても理解しておくとよいでしょう。
今回は、米国株式へ投資する投資信託の中からeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)について詳しく解説します。
目次
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国株式を投資対象とするインデックス型の投資信託です。
米国の代表的な株価指数の1つであるS&P500指数※(配当込み、円換算ベース)をベンチマーク(投資信託を運用する上で目標とする基準)として、これに連動する運用成果を目指します。
そのため、主としてS&P500指数に採用されている米国企業の株式に投資を行います(S&P500 組入銘柄例:アップル、アマゾン、ジョンソン&ジョンソンなど)。
上記銘柄の基本的な情報は下表のとおりです。
銘柄名 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJ国際投信株式会社 |
投資対象 | 米国株式 |
買付単位 | 100円以上単位 |
売却単位 | 100円以上単位 |
買付手数料 | なし |
信託報酬(年率) | 0.09372% |
分配金利回り | 3年積立収益率 24.8% |
ベンチマーク | S&P500指数 (配当込み、円換算ベース) |
設定日 | 2018年7月3日 |
運用方針 | インデックス |
ファンドの運用実績を見ると、そのファンドに投資して利益がどのくらい出ているかがわかります。また、同じベンチマークを持つファンドの同期間の利益と比較すると、どちらのファンドがより効率よく運用できているかもわかります。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の期間3年の積立運用実績を紹介します。
積立運用実績※1 (期間3年) |
898,267円 (+24.8%) |
---|---|
基準価額 | 18,382円 |
純資産総額 | 1兆7916.4憶円 |
毎月2万円ずつ3年間積み立てると72万円が89万8,267円(+17万8,267円)になりました。3年積立収益率は24.8%です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は株式を投資対象とするファンドです。
株式には値動きがあり、値動きの幅が大きいほどリスクが高いとされます。たとえば、株式は債券に比べるとリスクは高く、投資地域ではリスクの高い順に、新興国、先進国、日本となります。
そのため、リスクの異なる商品を組み合わせて投資すると、リスクを分散させる効果が期待できます。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、S&P500指数(配当込み、円換算ベース)の値動きに連動する運用成果をめざし、この指数に採用されている米国株式に投資するファンドです。これまでの実績(最大益・最大損)は次のとおりです。
運用実績 | 最大益 | 最大損 |
---|---|---|
積立期間中(1年) | 10,481円 (+6.6%) |
-10,412円 (-5.2%) |
積立期間中(3年) | 225,339円 (+35.2%) |
0円 (0%) |
基準価額とは、投資信託の値段のことです。1口または1万口当たりの値段が表示されます。販売当初は1万口1万円で設定されることが多く、その後運用成果により変動します。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の現時点(2023年3月27日)の基準価額は1万8,382円、1万円で設定以来83.82%上昇しています。
決算日 | 基準価額 |
---|---|
2019年4月25日 | 11,035円(+10.35%) |
2020年4月27日 | 10,409円(+4.09%) |
2021年4月26日 | 15,592円(+55.92%) |
2022年4月25日 | 19,239円(+92.39%) |
基準価額は、ファンド保有の資産が値上がりすれば上昇します。
コロナ禍(2020年2月)で基準価額は下がったものの、半年後にはコロナ前の水準に値を戻し、2022年1月までは順調に上昇しています。その後は上下動を繰り返していますが、ファンド設定来と比較すると、保有資産は増えています。
純資産総額とは、ファンドが運用している資産(株式や債券など)の時価総額に、その他の収入(利息や配当金など)を加え、運用費用などを差し引いた金額で、いわゆるファンドの規模です。
そのため、ファンドの換金(売却)などで投資信託の信託財産が減る、あるいは運用資産が値下がりするなどの時に純資産総額は減少します。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の現時点(2023年3月27日)の純資産総額は1兆7,916億円、設定来の推移は次のとおりです。
決算日 | 純資産総額 |
---|---|
2019年4月25日 | 170.10憶円 |
2020年4月27日 | 851.80憶円 |
2021年4月26日 | 3,859.03憶円 |
2022年4月25日 | 1兆1,782憶円 |
□純資産総額と基準価額の推移グラフ(設定来)
純資産総額は右肩上がりに推移しているため、ファンドの保有資産が増えている≒投資家からの一定の支持のもとにファンドが購入されている、ことなどが考えられます。
このファンドは、以下のようなポイントにあてはまる人に向いているでしょう。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)はつみたてNISAで購入できます。つみたてNISAで購入すれば、運用から得られる利益が非課税になるメリットが享受できます。
また、つみたてNISAなら、毎月買うタイミングを分散させることができるため、基準価額が高い時に一度にたくさん購入してしまう失敗を防げます。
つみたてNISAで上記銘柄を取扱っている主な金融機関は、下表のとおりです。
証券会社名 | 銘柄本数 | 最低積立金額 (円) |
---|---|---|
SBI証券 | 190 | 100 |
楽天証券 | 188 | 100 |
auカブコム 証券 |
187 | 100 |
松井証券 | 184 | 100 |
マネックス 証券 |
167 | 100 |
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上記銘柄の取扱いがあるSBI証券を例に、つみたてNISAでの購入方法を見ていきましょう。
「目論見書」と「目論見書補完書面」をクリックし出てくる内容を確認すると、確認画面へのボタンで次へ進めます。
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)のような米国株式だけが投資対象の銘柄のみを積立投資する際には、以下のメリット・デメリットがあると考えられます。
世界経済(GDP=国内総生産)のリーダーで、最も大きな割合(約24%)を占める米国の成長の果実を受け取ることができます。
投資する地域と金融商品が米国と株式に集中しているため、米国経済に何か起こると運用資産全体に価格変動の影響が及びます。
資産運用のリスクを低くする方法として、長期・積立・分散投資があります。長期間、積立投資を続けると、結果的に元本割れ(損)する可能性が低くなる傾向があります。
また、値動きの異なる複数の「資産」や「地域」へ分散投資をすると、価格変動の幅(リスク)を小さくすることが期待できます。
そのため、リスクを低く抑えたいなら米国株式だけではなく、他の資産(債券など)や地域(日本、先進国など)を投資対象とする銘柄を組み合わせて選ぶとよいでしょう。
株式や外国資産への投資割合が高くなるほど、運用資産全体のリスクは高くなります。
「eMAXIS Slim」は三菱UFJ国際投信株式会社が運用するインデックスファンドシリーズです。
購入時や解約時の手数料がないことに加えて、投資家が投資信託を持ち続ける間に負担する運用管理費用(信託報酬)が業界最低水準を目指して設定されています(ただしそれを保証するものではありません)。
また、ファンドが大きくなる(純資産総額が増える)と、それに応じて適用される実質的な信託報酬率がさらに低くなることもこのシリーズの特徴です。こうした運用コストが低いほど、投資家の利益が多くなる可能性があります。
eMAXIS Slimシリーズの銘柄は下記のとおりです。
国内 | 海外 | |
---|---|---|
株式 | 国内株式(TOPIX) 国内株式(日経平均) |
先進国株式 インデックス |
米国株式(S&P500)※ | ||
新興国株式 インデックス |
||
全世界株式(除く日本) | ||
全世界株式(3地域均等型) | ||
全世界株式(オール・カントリー) | ||
債券 | 国内債券 インデックス |
先進国債券 インデックス |
REIT (リート) |
国内リート インデックス |
先進国リート インデックス |
バランス | バランス(8資産均等型) |
複数の金融商品へ投資したければ、バランスファンド(複合資産)を選ぶか、同シリーズの中から好みの商品へ投資する銘柄を好きな割合で組み合わせることもできます。
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eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の売り方は?
口座管理画面で銘柄を選び、「取引」「売却」をタップすればいつでも自由に売却できます。
ただし、つみたてNISAで購入できるのは、金融庁の定めた基準をクリアした長期・積立・分散投資に向く投資信託なので、短期で売却せずに、必要に応じて必要な金額分だけ売却するとよいでしょう。
SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)どっちがいい?
信託報酬がより低いSBI・V・S&P500インデックス・ファンドです。
下表のとおり、直近3年間の運用実績や期間中の最大益・最大損はほぼ互角です。
直近3年の 運用実績 |
期間中 | ||
---|---|---|---|
最大益 | 最大損 | ||
eMAXIS Slim 米国株式 (S&P500) |
+24.8% | +35.2% | 0% |
SBI・V・S&P500 インデックス・ ファンド |
+24.6% | +34.8% | 0% |
ただし、信託報酬はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドが0.0938%に対して、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は0.09372%です。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の方がやや高く設定されており、今後のパフォーマンスに影響が出ることもあるかもしれません。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は、米国の代表的な株価指数の1つ、S&P500指数をベンチマークとするため、ニューヨーク証券取引所等に上場されている大型株500銘柄に分散投資しているのと同様の効果があります。
しかし、投資する地域と金融商品が米国株式に限定されているため、米国経済に何か悪影響があると、運用資産全体がその影響を受けてしまいます。
そこで、値動きの異なる地域(日本・先進国など)や資産(債券など)を投資対象とするファンドと一緒に組み合わせて分散投資をすると、リスクを減らす効果が期待できるでしょう。
実際に投資する時は、「交付目論見書」(投資信託の説明書)を確認してから積み立てをすると良いでしょう。当ファンドの交付目論見書は下記からアクセスできます。
いざ、投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
松井証券
楽天証券
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つみたてNISA対象銘柄―eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の評価
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最終的な投資決定は、各取扱金融機関のサイト・配布物にてご確認いただき、ご自身の判断でなさるようお願い致します。
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