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株の取引を始めたいと思ったとき、「いつでも取引できるのか」「それとも取引時間に制限があるのか」など気になる方もいるのではないでしょうか。さらに時間外の取引が可能なのかも知りたいところです。
この記事では、日本株取引の時間について解説するとともに、できるだけ有利に株の取引を行える方法も紹介します。これから株取引を始めたいと思っている方はぜひ参考にしてください。
目次
株式の取引は証券取引所で行われます。日本国内の証券取引所には東証と名証、札証、福証の4つがあり、それぞれ開設する株式市場や取引時間に違いがあります。
取引所 | 市場 | 取引時間 |
---|---|---|
東京証券取引所 (東証) |
・プライム ・スタンダード ・グロース ・TOKYO PRO Market |
平日 9:00~11:30 12:30~15:00 |
名古屋証券取引所 (名証) |
・プレミア ・メイン ・ネクスト |
平日 9:00~11:30 12:30~15:30 |
札幌証券取引所 (札証) |
・本則 ・アンビシャス |
|
福岡証券取引所 (福証) |
・本則 ・Q-Board |
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前場(ぜんば) | 平日9:00~11:30 |
---|---|
後場(ごば) | 平日12:30~15:00 |
東証の取引時間は平日の9:00~11:30で、これを前場(ぜんば)といいます。そして12:30~15:00に行われる取引を後場(ごば)といいます。
一般的に9:00~10:00が最も取引が活発な時間帯です。10:00~11:30は動きがいったん落ち着きますが、前場の終了間際に活発になるケースもあります。
また、後場が開始した12:30~13:30は再び値動きが活発になるほか、後場終了間際も値動きが大きくなるケースが見られます。
名証、札証、福証の取引時間は、東証の取引時間と異なります。前場は同じ9:00~11:30ですが、後場が12:30~15:30と東証よりも30分長くなっています。
東証も今後、2024年をめどに取引時間の延長を検討していますが、システム改修などの問題が解決しておらず、まだ正式な決定は出ていません。
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株式の取引は証券取引所の取引時間でしか行われませんが、実際の注文を行うのは証券会社に対してです。
注文自体も、証券取引所の取引時間帯でなければ受け付けてもらえないのでしょうか。
実際の株式の取引注文は、証券取引所の取引時間外でも行えます。証券会社の注文受付時間内ならいつでも可能です(注文受付時間は証券会社によって異なります)。
証券会社 | 取引時間 | 注文受付時間 |
---|---|---|
ネット証券 (SBI証券など) |
証券取引所の 取引時間と同じ |
24時間 |
対面証券会社 | 各証券会社の営業時間内 | |
対面証券会社 のネット注文 |
証券会社によって異なる |
SBI証券などのネット証券では24時間いつでも注文が可能です。そこがネット証券の強みでもあります。注文はスマホなどにアプリをインストールすることでも簡単に可能です。
銘柄を決め、購入株式数を入力し、注文方法(成行もしくは指値)を設定し、発注をします。取引時間中であればすぐに取引できますし、取引時間外であれば、次の取引開始時に自動的に取引が行われる仕組みです。
対面証券会社でも取引時間外の注文は可能ですが、窓口が開いている時間でなければ注文はできません。
そのため対面証券会社の多くにはオンライントレードもあり、電話やインターネットなどで注文を受け付けています。
ただ電話注文の場合、土日祝日には注文ができないほか、インターネットでも注文できる時間が限られている証券会社もありますので注意が必要です。
平日仕事で忙しい会社員なら、SBI証券など24時間注文可能なネット証券の方が使い勝手はいいでしょう。
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ここからは取引時間外に株式取引を注文する方法について解説します。
ネット証券は注文受付時間内であればいつでも注文ができます。ただし、注文が反映されるのは直近の取引開始時間です。
夜間に注文した場合は、翌日の前場が開始してから注文が反映されます。昼休みの時間帯に発注した場合は、後場が開始した時点で注文が反映されます。指値など注文の種類によっては、すぐに取引が成立しない場合もあります。
仮に株価が1,000円の株を購入するとしましょう。株価が上昇傾向にある時なら、成行注文を行えば取引開始時の株価で約定(取引が成立すること)されます。
注文時に1,000円だった株を1,050円で購入する可能性もありますし、相場が急変した場合には1,000円を下回る金額で約定する可能性もあります。
また、指値注文だとその金額で売りたいという人がいない限り取引が成立しません。指値注文は成行注文に比べると、約定までに時間がかかることも覚えておきましょう。
PTS(私設取引システム)とは証券取引所を通さずに取引ができる仕組みで、夜間取引とも呼ばれます。
日本証券業協会が定める「上場株券等の取引所金融商品市場以外での売買等に関する規則」などに従って行われる「取引所金融市場外取引」のことを指します。
例えば主要ネット証券では、下記のPTSを介して注文を発注し、取引を行っています。
利用可能なPTS市場 | ||
---|---|---|
SBI証券 | ジャパンネクストPTS (運営:ジャパン ネクスト証券 株式会社) |
大阪デジタル エクスチェンジ PTS (運営:大阪デジタルエクス チェンジ株式会社) |
楽天証券 | ジャパンネクストPTS (運営:ジャパン ネクスト証券 株式会社) |
チャイエックスPTS (運営:チャイエックス・ ジャパン株式会社) |
PTSによって、通常では証券取引所の取引時間しか取引できなかったものが8:20~23:59まで取引可能(一部の時間を除く)となりました。
PTSを利用することで、取引できる時間が長くなるほか、証券取引所の最良気配値より有利な値段で取引が可能になるというメリットがあります。
ただし、気配値(売買希望価格)や呼び値(売買価格の刻み幅)についてどんな内容なのかを理解しておく必要があるため、初心者の利用はあまりおすすめできません。
また、PTSは利用できる証券会社が限られています。前述したSBI証券、楽天証券のほか、松井証券でも取扱があります。
取引時間外に株を注文する方法には、ネット証券などで注文受時間内に注文する方法と、PTS(私設取引システム)を利用する方法があります。
ネット証券で注文受付時間内に注文する方法は、取引時間外を含む24時間注文が可能な点がメリットです。約定までの時間を急がない人や、株式取引初心者にも向いているといえるでしょう。
PTSはリアルタイムで取引が行える点が大きなメリットです。平日昼間に時間が取れない人、証券取引所の取引時間外にもリアルタイムで取引したい人に向いています。
ネット証券では24時間注文が可能ですが、実際の取引は証券取引所の時間に準じます。そのため注文時間によっては、約定までに時間がかかる点がデメリットです。できるだけ早く取引を成立させたい人には向いていません。
PTS(私設取引システム)ではリアルタイムで取引ができるものの、夜間の取引だと市場に参加している人が少ないため、取引が成立しにくいデメリットがあります。
また、夜間注文では成行注文ができないなど注文方法に制限があるため、自由に取引を行いたいと考える人には向いていません。
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株式市場の年末の取引は12月30日が最終日です。最終取引日であることから「大納会」という催しが行われます。
12月31日~1月3日までは休場となり、1月4日から国内株式の取引が開始します。1月4日は1年の最初の取引日であるため、大納会と同じような催し「大発会」が行われます。
年末(12月30日)の取引時間以降にネット証券やオンライントレードで成行注文を行った場合、1月4日の9時に約定することになります。
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日本株の取引時間は原則として、午前は9:00~11:30、午後は12:30~15:00です。しかし、注文は証券会社によっては24時間行えますし、PTS(夜間取引)も可能です。
注文方法と約定までの仕組みを理解したうえで、自分に最適な注文方法や取引方法を選ぶようにしましょう。
米国株の取引時間は?注文はいつでもできる?
アメリカの現地時間になり、注文時間は証券会社によって異なります
米国株の取引時間はニューヨーク証券取引所の取引時間である9:30~16:00です。しかしこれは現地時間ですので、日本時間に直すと23:30~翌6:00です(夏時間:~翌5時)。夜間から早朝の時間となるため、平日の昼間に時間がとれない方でも取引ができます。
注文はネット証券なら24時間可能ですし、対面証券会社でも営業時間やオンライントレードを利用して注文可能です。
株は土日に買える?株市場は祝日はやっている?
株式市場は一部の取引を除き、土日祝日は開いていません。
証券取引所の取引時間は原則として平日の昼間となっており、土日祝日は取引を行えません。
先物取引や株価指数証拠取引(CFD)は祝日の取引が可能ですが、先物取引や株価指数証拠金取引はプロフェッショナルの機関投資家向けですので、初心者には向いていません。
いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
楽天証券
松井証券
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日本株の取引時間は何時?いつから?年末年始の市場休みも解説【時間外取引は?】
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