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これから投資を始めようと考えている人の中には、「長期投資がいいと聞くけど、本当なの?」と疑問に思っている人もいることでしょう。
実際、長期投資は本当におすすめの運用方法なのでしょうか。また、長期投資の中でも「どの方法がおすすめなのか」を知りたい人も多いと思います。
そこで長期投資のメリットやデメリット、投資初心者が長期投資に取り組む場合におすすめの方法について解説します。これから投資を始めようと思っている人は、ぜひ参考にしてください。
目次
長期投資とは、投資信託や株式などの金融商品を長期間にわたって保有し、資産を形成する投資方法です。
「長期間とはどのくらいの期間か?」といわれると、明確な定義はありませんが5年以上の投資だと長期投資の部類に入るといわれています。
逆に、短期投資は長くても半年以内の投資のことをいいます。
長期投資 | 短期投資 | |
---|---|---|
投資期間 | 5年以上 | 半年以内 |
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長期投資の代表的な4つのメリットについて解説します。
運用期間に比例して収益が安定する傾向にある点が、長期投資のメリットです。運用商品である以上、世界情勢や経済情勢の影響で価格が大きく下がることがあります。
しかし一時的に下がったとしても、その後数カ月から数年かけて元の価格に戻る、もしくはそれ以上の価格に上昇するケースもよく見られます。
例えば日経平均の動きを見ても、2020年3月に新型コロナウイルス感染症拡大の影響で一時的に大きく落ち込みましたが、2カ月で回復しています。
その後2020年11月に大きく上昇した後は、上昇と下落を繰り返しながら現在の価格で推移しています。
短期投資は短時間での値動きを予測するため、デイトレーダーのようにチャートに張り付いていなければなりません。しかし長期投資はその必要がなく、昼間仕事で忙しい人でも取り組みやすい点がメリットです。
長期で値動きを捉えることから、一時的な値動きの変化に敏感になる必要もありません。初心者だと保有商品の価格が下がると不安になりがちですが、長期投資であれば精神的な負担が少なくてすみます。
短期間の間に売買取引を行う短期投資では、取引のたびに手数料がかかります。毎日取引を繰り返すと、最終的にかかる手数料はかなりの額になるでしょう。
しかし長期投資では、取引の機会を短期投資よりも限られるため手数料も抑えられます。一度購入すればその後しばらく保有したままですので、その間の取引手数料も原則発生しません。その結果、短期投資と比べて運用効率が高くなる点も長期投資のメリットです。
投資商品によっては、一定の期間保有することで利息や配当金を受け取れるものがあります。受け取った利息や配当金を元本に組み入れて再投資することで利息が利息を生み、雪だるま式に資産が増えていくことを複利効果といいます。
例えば100万円で利回り3%の運用商品を購入し、単利で10年間運用した結果は130万円ですが、複利だと10年後には約134万円、20年後には180万円(単利:160万円)にまで増えます。
10年後 | 20年後 | |
---|---|---|
単利 | 130万円 | 160万円 |
複利 | 約134万円 | 180万円 |
複利運用は運用期間が長期になるほど効果を発揮するため、長期運用にはお金が増えやすくなるメリットがあるのです。
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長期投資にはメリットだけでなく、デメリットもあります。しっかりと理解しておきましょう。
短期投資では、1日で数万円から数十万円の利益を得られることもあります。しかし長期投資では、実際に利益を得られるのは数年後もしくは数十年後です。
そのため運用成果が感じられず、長期投資を続けていいのか不安になる人もいます。
特に価格が大きく下落した際には「本当に元に戻るのか、もっと下がるのではないか」という気持ちが強くなり、慌てて売却してしまうケースもあります。
そうなると運用を続けていたら得られたであろう利益を失うばかりか、損失を招いてしまう結果になってしまいます。このような狼狽(ろうばい)売りをしないように注意しておきましょう。
将来の予測が難しいことも、長期投資のデメリットです。
そもそも運用の世界で将来を正確に予測することは不可能ですが、投資期間が長くなるほど将来の予測は難しくなります。
運用商品という性質上、価格が上がり続けることはありませんし、予想していたほど値上りしないこともあります。
特に株式投資だと、企業が倒産してしまうと株式の価値はなくなり、損失だけが残ってしまいます。このように投資した資産や時間が結果的に無駄になってしまう可能性があることも覚えておきましょう。
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長期投資に向いている人は、まず「若い人」です。なぜならこれからの人生の長い時間を味方に付けられるからです。
運用の原則の一つに「長期で行うこと」とあるように、長い時間が確保できる若い人は長期投資に向いています。
投資初心者も長期投資のほうがおすすめです。なぜならチャートの見方などの運用の知識がまだ身についていないからです。
これから少しずつ勉強しながら投資スキルを磨いていきたい人は、長期投資を視野に始めていきましょう。
逆に既に投資経験と知識があり、短期間で資産を大きく増やしたい人は短期投資のほうが向いています。
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投資初心者が長期投資に取り組むなら、投資信託の運用がおすすめです。理由について解説します。
投資信託とは、投資家から個別に集めた資金をまとめて大きな額にし、それを元に運用会社の専門家がさまざまな国や投資先に投資を行う運用商品です。
投資信託商品のことをファンドといいます。運用をプロに任せられる点が投資信託の大きな特徴です。投資信託には、運用の経験がない初心者でも効率よく投資できるメリットがあります。
投資先や運用方法によってさまざまな投資信託(ファンド)があり、どのくらいの運用成果を目指すのかはファンドによって異なります。
投資信託の運用方法には、「インデックスファンド」と「アクティブファンド」があります。インデックスファンドとは、日経平均など目標とする指数を決め、その動きに連動する成果を目指す投資信託です。
アクティブファンドとは、目標とする指数の動きを上回る成果を目指す投資信託です。運用成果はインデックスファンドよりアクティブファンドの方がよいものもあります。
ただし、アクティブファンドは指数の動きを上回る運用を行うために調査費用などのコストがかかります。そのためインデックスファンドよりも投資家が支払うコストが高く設定されています。
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投資信託は一つの商品で複数の資産に投資できる点が大きな特徴です。国内株を投資先にしているファンドでも、一つの銘柄の株式に投資するのではなく、数百社の株式に分散して投資を行っています。
一つの銘柄にしか投資していないと、市場の動きによっては大きな損失を被る可能性があります。そのため株式や債券など値動きの異なる投資商品に投資先を分散させることで、価格変動リスクを抑えられます。
投資信託の投資先は株式や債券、不動産、先物など多岐にわたります。さらに国内だけでなく海外の運用商品もあります。
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投資信託はiDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)やつみたてNISAの投資対象です。
iDeCoとは私的年金の一つで、毎月一定額を自分の選んだ運用商品で積立運用しながら老後の生活資金を形成する制度です。
iDeCoには、掛金や運用益、そして受取時などに税制の優遇が設けられています。掛金については所得控除の対象になりますし、運用期間中の運用益は非課税です。さらに受取時には退職所得控除もしくは公的年金等控除が受けられます。
ただし原則60歳までは資金を引き出せない点に注意が必要です。
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つみたてNISAとは、個人投資家のための税制優遇制度であるNISAの一つです。原則として、選んだ運用商品を毎月一定額で積立運用していく制度です。
現行のつみたてNISA制度では、年間40万円までの資金で購入した運用商品の運用益が20年間非課税になります。つみたてNISAで選べる運用商品は金融庁が認めた投資信託に限られます。
iDeCoと異なり、いつでも引き出せるため子どもの教育資金の形成などにも利用できます。
せっかく投資信託で運用するならiDeCoやつみたてNISAの制度を利用し、効率よく運用していきましょう。
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投資信託以外で長期投資におすすめの運用商品にはどのようなものがあるのでしょうか。おすすめできる4つの商品やサービスについて紹介します。
企業が資金調達のために発行するものが株式です。投資家は株式を購入することでその企業の株主になることができます。
株式投資で得られる利益は2種類あります。
売却益 (キャピタルゲイン) |
売却時の値上がり益 |
---|---|
配当金 (インカムゲイン) |
決算時の配当益 |
株価が購入時よりも値上りした時に売却することで得られる売却益が一つ。もう一つは配当金として、決算時に保有している株式数に応じた金額を得られることもあります。
株主優待を設けている企業の株式を保有していれば、さまざまな優待を受けられます。
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株式投資は短期投資に向いていると思われがちですが、一概にそうとも言い切れません。将来性のある企業を見極められれば株価が大きく上昇し、予想以上の売却益を得られる可能性がある点は長期投資向きとも言えます。
また配当金や株主優待は保有している間、受け取れるものですので、その利益も長期間得ることができます。
購入する銘柄によって得られるリターンは異なります。証券会社によっては1株からでも購入できますし、日本株に比べて成長性の高い米国の企業にも投資できる米国株の購入もおすすめです。
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国債とは、国が資金調達を目的として発行する債券です。発行時に利回りと満期が決まっており、保有時には利息、満期時には購入した金額が受け取れる仕組みです。
長期投資に向いている理由は、一定期間の元本が保証されていること。さらに10年変動金利型なら市場金利に合わせて半年ごとに金利が見直されます。そのため長期保有していても価格が下がりづらい点がメリットです。
最低1万円から購入できるため少額から投資したい人にもおすすめです。
ETFとは上場投資信託の略称で、証券取引所に上場している投資信託のことを指します。証券取引所に上場しているため、ETFは取引所が開いている時間内ならリアルの価格を見ながら取引が行えます。
投資信託と同様に、一つの商品を購入するだけでさまざまな投資先に投資できます。分散投資の効果が得られる点、投資信託と比べて運用コストが抑えられている点もおすすめポイントです。
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ロボアドバイザー(ロボアド)とはAI(人工知能)を用いた投資サービスです。簡単な質問に答えるだけで、自分が受け入れられるリスクの大きさ(リスク許容度)や最適なポートフォリオ(資産配分)を提案してくれます。
ロボアドには大きく2種類あります。提案だけを行う「アドバイス型」と、商品の購入まで行ってくれる「投資一任型」です。投資一任型の方が手数料が高く設定されています。
プロに運用を任せられる投資一任型の方が初心者向けといえるでしょう
ロボアドが長期投資におすすめの理由は、そもそもロボアドのほとんどが長期投資を前提として設計されていることにあります。
ロボアドは会社によって特徴が異なるため、事前にしっかりとサービス内容を理解した上で利用することが大切です。
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せっかく長期投資を行うなら最終的には成功させたいもの。長期投資の成功ポイントを4つ紹介します。
長期投資は価格変動のリスクを抑えられますが、だからといって必ず成功するとは限りません。初心者は少額から始めるようにしましょう。
毎月の生活費の3~6カ月分を緊急資金として確保しておき、それ以外の余剰資金で投資を行う考え方が大切です。
投資では大きな金額を失ってしまうこともあり得ます。もしそうなったとしても、生活に困らない範囲で投資資金を捻出するようにしましょう。
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長期投資を行う際は、今後発生するライフイベントなどから逆算して運用の目標を設定しましょう。例えば「○年後に○万円の資産を形成する」などです。
投資目標を設定することは重要です。欲を出して過剰な利益を狙うこともなくなりますし、目標に応じた適切なリスクの商品を選択できるからです。
逆に目標を持たずに運用を開始してしまうと、どの商品にいくら投資をすればいいかも分からなくなってしまいます。
運用を始めるにあたっては必ず目標を決め、投資金額と期間から最低限の必要リターンを求めておきましょう。
「分散投資」は運用の原則の一つです。
異なる値動きの商品を組み合わせたり、国内と海外の商品を組み合わせるなど、分散投資を意識したリスクを抑えた投資を心がけましょう。
具体的に分散投資を行う方法としては、投資信託やETFの購入が挙げられます。一つの商品で分散投資ができているため、保有商品に組み入れることで自動的に分散投資が行えます。
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分散は必ずしも銘柄や地域の分散だけではありません。時間の分散も大切です。
時間の分散とは、商品を購入するタイミングを分散すること。積立投資とは、自分が決めたタイミングで一定額を購入し続ける投資方法です。
運用商品のような日々価格が変動する商品は、一括で購入するのではなく、購入するタイミングを複数回にずらすことで、最終的な購入単価を下げられる効果が期待できます。このように定期的に一定額で購入する方法をドルコスト平均法と言います。
長期投資を行うなら積立購入も合わせて意識し、取り入れるようにしましょう。
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運用を行うには証券会社で口座を開設する必要があります。証券会社にもそれぞれ特徴があります。以下5つのポイントで比較し、長期投資におすすめの金融機関を4社選定しました。
それぞれの金融機関の詳細は次のとおりです。口座開設先選びの参考にしてください。
投資信託 | 2,636本 |
---|---|
つみたてNISA | 208本 |
投信積立 | 〇 |
最低積立額 | 100円 |
国内株手数料 | 無料(ゼロ革命適用時:2023年9月30日注文分~) |
SBI証券ではTポイントもしくはPontaポイントを利用した投資信託の積立が可能です。投資をしてみたいけれど現金で購入するのが怖い人はポイントで購入して練習してみましょう。
SBI証券では取引に応じてTポイントやPontaポイントのほか、Ⅴポイントやdポイント、JALのマイルなどいずれかが貯まります。
三井住友カードで投資信託(投信)の積立ができ、併せてVポイントも貯められますのでポイントを有効活用できます。
投資信託の取扱本数も最多数を誇っており、SBI証券は長期投資におすすめの証券会社です。
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投資信託 | 2,602本 |
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つみたてNISA | 195本 |
投信積立 | 〇 |
最低積立額 | 100円 |
国内株手数料 | 無料(ゼロコース選択時:2023年10月2日約定分~) |
楽天証券は楽天グループのサービスとの連携にメリットがあります。投資信託の積立では楽天ポイントがもらえ、積立にも使えます。
積立方法は2種類あります。楽天キャッシュ決済で投信積立を行う場合は、楽天カードからのチャージ額に対して一律0.5%のポイント還元が受けられます。
一方、楽天カードのクレジット決済で投信積立を行う場合は、カードランクや投信の種類(楽天証券の受け取る販売手数料率)により積立金額の0.5%~1%のポイント還元となります。
投資信託やつみたてNISAの取扱銘柄数も多くそろえています。
楽天経済圏との連携サービスが充実しているため、普段から楽天のサービスを利用している人に特におすすめの証券会社です。
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投資信託 | 1,495本 |
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つみたてNISA | 181本 |
投信積立 | 〇 |
最低積立額 | 100円 |
国内株手数料 | 550円(1日あたり100万円まで) |
マネックス証券は投資信託の取扱本数はやや少ないものの、つみたてNISAの取扱銘柄数は充実しています。
投信積立も可能です。積立頻度は毎日か毎月のどちらかを選べるほか、つみたてNISAも利用できます。
さらに持っている投資信託の月間の平均残高に応じてマネックスポイントがもらえます。マネックスポイントはTポイントやdポイント、WAONポイントなどへの交換も可能です。
マネックス証券は今話題の米国株にも強いため、米国株への投資を考えている人にもおすすめです。
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投資信託 | 1,719本 |
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つみたてNISA | 199本 |
投信積立 | 〇 |
最低積立額 | 100円 |
国内株手数料 | 無料(1日あたり50万円まで) |
25歳以下なら株式取引の手数料が無料である松井証券は、手数料の安さも魅力です。老舗の証券会社ですが、インターネットでの取引を日本で始めて開始するなど幅広い層から支持されています。
ロボアドバイザー「投信工房」も好評で、低コストで運用できるポートフォリオを提案してくれます。
不明な点はオペレーターにチャットや電話で問い合わせることもできますので、松井証券はネットでの取引に不安がある人にもおすすめです。
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これから投資を始めるなら、リスクを抑えた運用ができる長期投資からはじめてみましょう。長期投資では複利効果が得られるなど多くのメリットを享受できます。
長期投資に一番向いている商品は投資信託です。購入の際には投信積立を利用して購入コストを抑えることも忘れないようにしてください。
長期投資におすすめな投資信託の銘柄は?
全世界型インデックスファンドがおすすめ
全世界型インデックスファンドや米国株式型のインデックスファンドは安定したリターンを狙えるほか、長期的な成長が見込めることから長期投資におすすめです。
具体的なおすすめ銘柄については、こちらの記事で紹介しています。
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長期投資でNISAを活用できる商品は?
投資信託、ETF、上場株式、REITなどです
現行のNISA制度では一般NISAとつみたてNISAに分けられており、つみたてNISAでは金融庁が認めた一定の投資信託しか購入できません。一般NISAは上場株式やETF、REITのほか通常の投資信託も購入できます。
NISA制度は2024年1月から新制度に移行し、恒久化することが決まっています。より長期投資に適した制度になりますので忘れずにチェックしておきましょう。こちらの記事でも紹介しています。
いざ、投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
松井証券
楽天証券
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長期投資は初心者におすすめ?メリット・デメリットや成功のコツを解説!
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