※このページはプロモーションを含みます
将来に向けた資産づくりのため投資に興味があるものの、「証券会社の口座開設は難しそう」「どの証券会社を選んだら良いのかわからない」と、一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
証券口座はインターネットで簡単に開設可能です。この記事では証券会社の利用が初めての方に向け、証券口座の開設方法や必要書類、証券会社の選び方を紹介します。
おすすめのネット証券会社も3社紹介しているので、自分に合った証券会社を選んで資産づくりを始めましょう。
目次
取引のスタートラインは証券会社の口座開設ですが、初めての方はそもそも証券会社の口座とは何かがよくわからないという方もいるでしょう。
まず証券会社の口座の仕組みや口座の種類を紹介します。
株式や投資信託などの取引には証券口座(証券総合口座)が必要です。あらかじめ証券口座に資金を入金しておき、その資金を使って株式や投資信託などの金融商品を購入します。
証券口座は現金を預け入れるという点で銀行口座によく似ていますが、口座の目的が異なります。
証券口座は金融商品の購入を目的とした口座です。一方、銀行口座は預金や支払い、融資の利用などを目的とした口座で、株式の購入などはできません。
投資信託や債券は銀行でも専用の口座を開くことで購入可能ですが、証券会社と比較すると取扱商品は限定されます。株式取引を始めたい場合はもちろん、資産運用に本格的に取り組みたい場合には証券会社の口座開設をおすすめします。
合わせてこちらもチェック!
証券会社には、店舗を持つ総合型の証券会社と店舗を持たないネット専業型の証券会社があり、以下のような違いがあります。
実店舗 | 担当者 | 店頭相談 | 手数料 | |
---|---|---|---|---|
総合証券 | あり | あり | あり | 高い |
ネット証券 | なし | なし | なし | 低い |
店舗を持つ総合証券は顧客担当者が付き、店頭で運用に関する相談(コンサルティング)も受けられます。プロの情報や意見を参考に運用を進められることがメリットですが、その分手数料水準は高めです。
一方、ネット証券は店舗も担当者もなくコンサルも行なわない代わりに、手数料は総合証券よりも低く設定されています。
例えば100万円の国内株式(現物)を取引する場合、ネット証券では手数料無料で取引できるプランなどがあります。
しかし総合証券で取引する場合、会社ごとに独自の手数料を設けており、100万円の国内株式(現物)取引では約1万2,000円の手数料がかかります。
投資信託についてもネット証券の方が有利で、総合証券の店頭では買付手数料がかかるファンドでもネット証券では無料のことも少なくありません。
また、ネット証券ではポイントを使った投資や100円程度からの少額投資にも対応しているため、手軽に投資を始められることもメリットといえるでしょう。
このように総合証券とネット証券はそれぞれ特徴が異なり、自分の投資スタイルにあったところを選ぶことが大切です。初心者の場合、まずはコストを抑えて取引できるネット証券が利用しやすいでしょう。
ネット証券では担当者が原則付きませんが、公式サイトやアプリでさまざまな投資情報が公開されています。操作方法がわからないときには電話やチャットなどのサポートもあるため、初心者でも問題なく利用できるでしょう。
合わせてこちらもチェック!
NISA(少額投資非課税制度)とは、一定の投資枠内で購入した株式や投資信託で生じた利益や配当が非課税になる制度です。NISAで取引をするには専用の口座(NISA口座)の開設が必要になります。
NISA口座を初めて開設する場合、証券口座と同時に手続きが可能です。申し込みはNISAの項目にチェックを入れるだけで良く、簡単に申し込める証券会社が多くなっています。
合わせてこちらもチェック!
ネット証券は数多くあるため、どの証券会社を選んだらよいかわからないという方もいるでしょう。そこで初心者におすすめのネット証券会社の選び方を紹介します。
株式の購入や売却には取引手数料がかかり、証券会社によって手数料は異なります。取引金額や手数料のプランによって変わるため、投資予定額を考慮して手数料を比較するとよいでしょう。
主要なネット証券の国内株取引では、1約定(取引)ごとのプランや1日定額のプランなどから選択できるようになっています。
金融機関名 | 取引代金 | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
~5 万円 |
~10 万円 |
~20 万円 |
~50 万円 |
~100 万円 |
~150 万円 |
~300 万円 |
~3,000 万円 |
|
SBI証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640円 | 1,013円 | 1,013円 |
条件達成で0円(2023年9月30日注文分~) | ||||||||
楽天証券 | 55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640円 | 1,013円 | 1,013円 |
ゼロコース選択で0円(2023年10月2日約定分~) | ||||||||
マネックス 証券 |
55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 640円 | 1,013円 | 1,013円 |
auカブコム 証券 |
55円 | 99円 | 115円 | 275円 | 535円 | 約定金額×0.099%+99円 【上限:4,059円】 |
||
岡三オン ライン |
108円 | 108円 | 220円 | 385円 | 660円 | 1,100円 | 1,650円 | 100万円増加ごとに 330円追加 【上限3,300円】 |
DMM株(DMM.com証券) | 55円 | 88円 | 106円 | 198円 | 374円 | 440円 | 660円 | 880円 |
GMOクリック証券 | 50円 | 90円 | 100円 | 260円 | 460円 | 550円 | 880円 | 880円 |
松井証券 | 1取引ごとプランの取扱なし |
金融機関名 | 1日の取引代金の合計 | ||||
---|---|---|---|---|---|
~50 万円 |
~100 万円 |
~150 万円 |
~200 万円 |
~300 万円 |
|
SBI証券 | 0円 | 0円 | 1,238円 | 1,238円 | 1,691円 |
条件達成で0円(2023年9月30日注文分~) | |||||
松井証券 | 0円 | 1,100円 | 2,200円 | 2,200円 | 3,300円 |
楽天証券 | 0円 | 0円 | 2,200円 | 2,200円 | 3,300円 |
ゼロコース選択で0円(2023年10月2日約定分~) | |||||
マネックス証券 | 550円 | 550円 | 2,750円 | 2,750円 | 2,750円 |
auカブコム証券 | 0円 | 0円 | 2,200円 | 2,200円 | 3,300円 |
岡三オンライン | 0円 | 0円 | 1,430円 | 1,430円 | 1,980円 |
GMOクリック証券 | 0円 | 0円 | 1,238円 | 1,238円 | 1,691円 |
DMM株 (DMM.com証券) |
定額プランの取扱なし |
取引数量やNISA口座の保有、年齢など一定の条件を満たした場合に手数料割引が受けられる証券会社や、NISA口座内の国内現物取引手数料を無料としている証券会社もあります。手数料体系と併せてチェックしましょう。
合わせてこちらもチェック!
金融商品やサービスの取扱内容は証券会社によって異なります。将来的に投資の幅を広げたいなら、より多くの金融商品やサービスを扱う証券会社を選択するとよいでしょう。
単元未満株 | 1株から少額投資が可能なサービス |
---|---|
貸株 | 所有する株式を貸し出して利息を得られるサービス |
外国株式 | 外国株式の取扱国数、銘柄数 |
投資信託 | 取扱本数や種類 |
IPO | 取扱実績や抽選方法で当たりやすさが変わる |
その他の商品 | CFD(差金決済取引) 、FX((外国為替証拠金取引)、金・プラチナ、先物、資産運用サービスなど |
合わせてこちらもチェック!
アプリやツールの充実度は取引のしやすさに直結します。
特に近年ではスマホで手軽に取引したい方も多いでしょう。多くの証券会社のアプリで取引やチャートの閲覧などの機能が利用できます。
ただし、取引商品ごとにメインアプリと別に専用アプリが必要なケースもあるので、スマホでの取引をメインに考えているならアプリの機能や使いやすさもチェックしましょう。
例えば米国株の取引ではSBI証券は米国株専用アプリが必要になりますが、楽天証券やauカブコム証券では1つのアプリで取引できます。
パソコンで利用できる取引ツールやサービスも比較しておきたいポイントです。対応する注文機能や分析機能などが充実していると、取引手法の幅が広がります。口座利用者は有料サービスが無料で使える証券会社もあります。
例えば、楽天証券では日本経済新聞をはじめとした日経ビジネスデータベースサービス「日経テレコン」を無料で利用可能です。
合わせてこちらもチェック!
初心者の場合、株取引の仕組みやルール、ツールの操作方法がわからないこともあるでしょう。
そのようなときに頼りになるのがサポートです。電話・メールなど複数のサポート窓口を設けているネット証券会社なら、トラブル時にも安心できます。
ネット証券では担当者が付かないため、情報収集において証券会社の提供するコンテンツの充実度も重要です。
特に初心者のうちは投資を学べるコンテンツやセミナー、アナリストレポートなどが充実している証券会社をおすすめします。
証券会社の中には、手数料や投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まるサービスがあります。保有しているポイントを使って投資ができるサービスを提供している会社もあります。
よりお得に資産形成を進めたいなら、貯めているポイントや利用予定のサービスなどを参考に証券会社を選択するのもおすすめです。
合わせてこちらもチェック!
前述した選び方のポイントを満たす、初心者におすすめのネット証券会社は以下の3社です。
それぞれの特徴やスペックを比較しながら紹介します。
手数料 (国内株式現物) |
0円
|
---|---|
取扱商品 | 国内株式、海外株式(9カ国)、投資信託、債券、FX、CFD、先物・オプション、金・銀・プラチナ、資産運用サービス(SBIラップ) |
サポート | 電話、メール、チャット(有人・AI)、画面リモート |
ポイント | Vポイント、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル |
口座数 | 約1,000万口座(2023年3月時点) |
SBI証券はオンライン銀行など多数の金融サービスを手掛けるSBIグループの証券会社です。グループ計1,000万口座を超えるネット証券最大級の証券会社で、初心者から経験者まで幅広いユーザーに利用されています。
SBI証券は取扱商品が豊富なことも特徴です。株式は国内株のほか、米国株をはじめ外国株式の取扱銘柄も豊富で、単元未満株取引や貸株などのサービスも充実しています。少額で投資を始めたい方はもちろん、将来的に投資の幅を広げたい方にもおすすめの証券会社です。
国内株式の取引手数料は従来2つのプランがあります(1約定ごとのスタンダードプランと1日定額のアクティブプラン)。アクティブプランでは1日100万円までの取引は手数料無料で可能です。25歳以下の現物取引やNISA口座内の国内株式売買の手数料は無料です。
さらにSBI証券では2023年9月30日(同日発注分)から国内株式(現物・信用、単元未満株:S株)取引手数料が無料になる「ゼロ革命」が開始。インターネットコース(プランC含む)利用かつ取引報告書&交付書面を全て電子交付に切り替えれば適用されます(出所:SBI証券)。よりお得に取引できます。
SBI証券はスマホアプリの機能も充実しています。「SBI証券 株 アプリ」は、豊富な銘柄分析機能やランキング機能などを備えているため、外出先や移動中などの隙間時間を活用した取引もしやすいでしょう。
提携ポイントサービスは5社から選択可能で、手数料や投信保有に対してポイントが付与されます。提携クレジットカード(三井住友カード)による投信積立ではVポイントがもらえ、Vポイントを使っての投資信託の買付も可能です。
銀行口座連携は、住信SBIネット銀行とSBI新生銀行に対応しています。入出金がスムーズに行なえるだけでなく、銀行サービスでも金利優遇が受けられてお得です。
合わせてこちらもチェック!
手数料 (国内株式現物) |
0円
|
---|---|
取扱商品 | 国内株式、海外株式(6カ国)、投資信託、債券、CFD、FX、先物、金・銀・プラチナ、バイナリーオプション、資産運用サービス(らくらく投資、楽ラップ、米国ETFラップ) |
サポート | 電話、メール、チャット(有人・AI)、画面リモート |
ポイント | ・楽天ポイント (楽天ポイントコース) ・楽天証券ポイント (楽天証券ポイントコース) |
口座数 | 約900万口座(2023年4月時点) |
楽天証券は楽天グループのサービス利用者におすすめの証券会社です。取扱商品は国内外の株式から先物などまで豊富で、近年注目を集めている資産運用サービスも複数提供しています。
2023年4年よりスタートした単元未満株「かぶミニ™」では、業界で初めて単元未満株のリアルタイム取引に対応し、少額投資がより行ないやすくなりました。
国内株式の手数料のプランは、1約定(取引)ごとの「超割コース」(大口優遇あり)と定額制の「いちにち定額コース」があります。定額制では100万円まで手数料無料で取引できます。
さらに楽天証券では、2023年10月1日(10月2日約定分)から国内株式(現物・信用)取引手数料が無料になる「ゼロコース」が開始。手数料コースをゼロコースに変更すれば誰でも利用可能です。
なお楽天証券はNISA口座での国内株式売買の手数料も無料です。また、楽天証券では2023年10月1日(10月2日約定分)から新しいポイントプログラムがスタート。外国株(米国、中国、アセアン株)と先物・オプション、金・プラチナ取引の手数料の1%をポイントバックとなります。
楽天銀行の口座と連携する「マネーブリッジ」では、金利優遇やスイープ入金によるポイント付与などの特典も用意されています。
スマホアプリ「iSPEED」はチャートの見やすさや情報量の多さに定評があります。外国株と日本株の取引を一つのアプリで取引できる点もメリットです。さまざまな商品を取引したい方に便利でしょう。
サポートは電話やメールのほか、営業時間は有人チャットや画面リモートに対応しています。
投資に関する知識を深めるために役立つオンラインセミナーが頻繁に開催されているのも、初心者にうれしいポイントです。
合わせてこちらもチェック!
手数料 (国内株式現物) |
0円
|
---|---|
取扱商品 | 国内株式、米国株式、投資信託、債券、CFD、FX、先物、信用ロボアド |
サポート | 電話、メール、画面リモート、チャットボット |
ポイント | Pontaポイント |
口座数 | 約159万口座(2023年8月時点) |
auカブコム証券はMUFGグループ(三菱UFJフィナンシャルグループ)の証券会社です。「すべてのひとに資産形成を。」をスローガンに掲げており、少額からの投資が始めやすいサービスが充実しています。
多くのネット証券が投資信託の少額積立を扱っていますが、auカブコム証券はさらに単元未満株の積立「プレミアム積立(プチ株)」も可能です。初心者の方もリスクを抑えながら資産形成に取り組めるでしょう。
スマートフォンアプリ「auカブコム証券アプリ」では、国内株式・米国株式・投資信託をまとめて検索できることも魅力です。
国内株式の取引手数料は、1注文ごとに手数料が決まる「ワンショット手数料コース」と1日の約定金額ごとに決まる「1日定額料コース」の2つが選択可能です。1日定額料コースでは100万円以下は手数料無料で取引できます。
なお、25歳以下の現物株式売買およびNISA口座内の国内株式売買の手数料は無料です。
国内株の取引手数料には以下のような他社ではあまり見られない割引も多くあります。上手に活用することで手数料負担を抑えられるでしょう。
auカブコム証券は投資信託の保有でPontaポイントを貯められることも魅力です。au IDに口座情報を登録することで、投資信託の月間平均保有残高に応じて0.005%~0.24%、「auの投資信託」(auアセットマネジメント提供のバランスファンド)では0.02%~0.10%(いずれも年率)がもらえます。
もらったポイントは投資信託の購入や単元未満株(プチ株)の購入にも利用可能です。また、au PAYカードによる投信積立には1%のポイント還元があります。
auじぶん銀行との連携「auマネーコネクト」では、自動入出金や銀行口座の金利優遇が受けられ、au関連のサービス利用でよりお得に資産形成を進められるでしょう。
サポートは電話、メール、画面リモート、チャットボットに対応しているので、操作に不慣れな方も安心して取引できるでしょう。初心者向けの情報動画の配信やリアルタイム質問が可能なIRセミナーの開催なども定期的に行なわれています。
合わせてこちらもチェック!
証券会社の口座開設には、本人確認書類およびマイナンバーの提出が必要です。また、開設手続きの際には開設する口座の種類も決めておかなければなりません。
それぞれどのような事前準備をしておけば良いかを見ていきましょう。
証券口座の開設にあたり提出が必要な本人確認書類は、本人確認方法および本人確認書類の組み合わせによって異なります。
スマートフォン(スマホ)撮影による本人確認に対応している証券会社(SBI証券、楽天証券など)であれば、マイナンバーカードのみでの口座開設も可能です。
本人確認 | 書類 |
---|---|
スマホ撮影で行なう場合 | ・マイナンバーカード もしくは ・ 本人確認書類(2種類) 例:運転免許証+マイナンバー通知カードなど |
スマホ撮影以外で行う場合 | ・マイナンバーカード+本人確認書類(1種類) ・マイナンバー通知カード+本人確認書類(2種類) |
本人確認書類として利用できる主な書類は以下のとおりです。本人確認書類は有効期限内であることを確認しておきましょう。
■本人確認書類
年間取引 報告書 |
確定申告 | 初心者 おすすめ |
|
---|---|---|---|
特定口座 (源泉徴収あり) |
証券会社が作成 | 原則不要 | 〇 |
特定口座 (源泉徴収なし) |
証券会社が作成 | 必要 (簡易な 確定申告) |
△ |
一般口座 | 自分で作成 | 必要 | × |
証券口座には、特定口座と一般口座があり、開設申込時に選択が必要です。
特定口座とは、確定申告に必要な年間の譲渡損益を計算した「年間取引報告書」を証券会社が作成する口座で、源泉徴収あり・なしを選べます。一般口座では、年間取引報告書を自分で作成しなければなりません。
株式の取引で利益が生じた場合、20.315%の税金(所得税・復興所得税15.315%、住民税5%)がかかります。特定口座で源泉徴収ありを選べば、確定申告不要で納税が終了するため簡単です。
特定口座(源泉徴収なし)および一般口座の場合は、確定申告が必要になります。初心者の場合、確定申告の手間のかからない特定口座(源泉徴収あり)がおすすめです。
なお、会社員で給与以外の所得が株式投資を含めて20万円以下で、ほかに確定申告の事由がない場合は確定申告を省略できます。
このようなケースでは、特定口座(源泉なし)を選ぶほうが余分な所得税を払わずに済むことは覚えておきましょう。
合わせてこちらもチェック!
証券会社の口座開設は、インターネットで手続き可能です。インターネットでの開設手続きには以下のメリットがあります。
「インターネットでの口座開設手続きは難しいのでは」と不安な方もいるかもしれませんが、画面指示にしたがって行なえば良いので簡単です。一例としてSBI証券の口座開設から取引までの流れを見ていきましょう。
こちらの証券会社のホームページのボタンから「口座開設にすすむ」を選択し、フォームに沿って口座開設に必要な個人情報を入力します。
おもな入力項目は以下のとおりです。
入力後、続けて本人確認書類の送付方法(郵送・ネット)を選択すれば申込手続は完了です。
証券会社の口座開設には本人確認が必須です。
インターネット開設の場合では開設申込後、専用のページから本人確認書類を送信できるようになっています。指定の書類をカメラで撮影してアップロードしましょう。
なお、SBI証券をはじめ主要ネット証券ではeKYC(電子本人確認、Electronic Know Your Customer)などのスマホ撮影を利用した認証システムを採用し、本人確認手続きを迅速に行なえるようになっています。
本人確認後に証券会社所定の審査が行なわれます。証券口座開設の審査はクレジットカードやローンのような信用情報が確認されるものではありません。
主に申込時に入力されている内容に誤りがないかどうか、本人の申込であるか、反社会的勢力ではないかの確認です。
審査に通過すれば、取引口座へのログインに必要なIDやパスワードがメールもしくは郵送で送付されます。
IDやパスワードを受け取ったら、口座にログインして初期設定を行ないます。一般的に必要な初期設定は以下の内容です。
このほか、手数料プランや配当金受取方式の選択が必要な証券会社もあります。
株式に配当金が支払われる場合の受取方法のことです。以下の4方式がありますが、口座開設時に自動的に登録される証券会社もあるため必要に応じて変更しましょう。
株式数比例配分 方式 |
配当金を取引証券会社の口座で受け取る方法。NISA口座で配当金を非課税にするには、この株式数比例配分方式を選択する必要がある |
---|---|
登録配当金受領口座方式 | 保有株式の配当金をまとめて指定金融機関(銀行など)に振り込む方法 |
配当金領収書方式 | 郵送される配当金領収書を金融機関(郵便局など)に提示して配当金を受け取る方法。配当金を窓口に受け取りに出向く必要がある |
個別銘柄指定方式 | 株式の銘柄ごとに受取銀行口座を指定する方法。銘柄ごとに手続きが必要 |
株式の取引には、事前に証券口座へ投資資金を入金する必要があります。入金方法はATMからの振込やオンラインバンキング、提携銀行からの入金があります。それぞれのメリット・デメリットは以下のとおりです。
メリット | デメリット | |
---|---|---|
振込入金 |
|
|
即時入金 |
|
|
振替入金 |
|
|
スイープ入金 |
|
|
証券会社の口座開設までにかかる時間は、証券会社によって異なります。
本人確認やID・パスワードの発行がオンラインで完結できる場合、松井証券やDMM証券などは最短で即日、SBI証券や楽天証券、auカブコム証券では翌営業日、そのほかでもだいたい数日程度です。
ただし、オンラインで開設できる場合でも口座のログインIDやパスワードが郵送される場合にはもっと日数がかかるでしょう。
なお、書面郵送による申し込みはさらに時間を要することが多いためオンラインでの手続きがおすすめです。
株式取引に必要な証券口座はインターネットで開設できます。手続きは必要事項を入力後、本人確認書類を送信すれば良く、最短即日から取引できる証券会社もあります。
ネット証券なら手数料無料での取引も可能で、手軽に資産形成をスタートできます。この記事で紹介した口座開設方法を参考にして株式投資を始めてみましょう。
NISA口座の開設にはどのくらいの時間がかかる?
証券会社の口座はいくつも開設できるの?
複数の証券会社で口座を持てます
証券口座は複数の証券会社で開設できます。証券会社によって手数料体系や取扱商品、ポイントサービスなどが異なるため、目的に応じて複数の証券口座を使い分けることも可能です。
ただし、NISA口座は複数の開設はできません(変更は年単位であれば可能)。口座開設には自分に合った証券会社を選択することが大切です。
口座開設に年齢制限はある?
原則、年齢制限はありません
証券口座の開設にあたって法的な年齢制限はありません。0歳からでも証券口座を持てますが、18歳未満の未成年者の口座開設には親権者の同意が必要です。
未成年者の口座開設は、親権者の口座から未成年口座を申し込むという証券会社が一般的です。中には15歳以上であれば親権者の同意のみで口座開設可能な証券会社もあります。
いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
楽天証券
松井証券
\ この記事をシェアしよう /
【初心者向け】証券会社の口座開設は簡単!方法と必要書類を解説
・当サイトの掲載情報は執筆者の見解であり、あくまでも参考情報の提供を目的としたものです。
最終的な投資決定は、各取扱金融機関のサイト・配布物にてご確認いただき、ご自身の判断でなさるようお願い致します。
・当サイトの掲載情報は、信頼できると判断した情報源から入手した資料作成基準日における情報を基に作成しておりますが、当該情報の正確性を保証するものではありません。また、将来的な予想が含まれている場合がありますが、成果を示唆あるいは保証するものではありません。
・当サイトは、掲載情報の利用に関連して発生した一切の損害について何らの責任も負いません。
・当サイトの掲載情報は、各国の著作権法、各種条約およびその他の法律で保護されております。
・当サイトへのリンクは原則として自由ですが、掲載情報を営利目的で使用(複製、改変、アップロード、掲示、送信、頒布、ライセンス、販売、出版等)する事は禁止します。