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株式投資に興味はあるものの、日中は忙しいため「夜間に投資をしたい」と思う方も多いのではないでしょうか。この記事では、夜間取引ができる楽天証券のPTS取引の特徴や取引方法などを紹介します。夜でも実際に取引されているリアルタイム株価を見ながら株式投資ができます。お試しになってはいかがでしょうか。
目次
PTS(Proprietary Trading System)は私設取引システムのことです。株式取引では、証券取引所を経由しての取引が通常ですが、後述する一部の証券会社などが独自に開設しているPTSでも取引できます。
かつて有価証券の取引は東京証券取引所などの取引所に限定されていましたが、1998年に取引所以外での有価証券取引も解禁されました。
PTSにはSBIジャパンネクスト証券が運営する「ジャパンネクストPTS」、チャイエックス・ジャパン※が運営する「チャイエックスPTS」の2種類があります。
両PTSの取引時間は下記のように異なります。
PTS取引所 | 取引時間 |
---|---|
ジャパンネクストPTS(JNX) | 8時20分~16時、 16時30分~23時59分 |
CboePTS(Chi-X) (旧:チャイエックスPTS) |
9時~11時30分、 12時30分~15時 |
ジャパンネクストPTSを利用すれば、16時30分から23時59分までの夜間も含めて証券取引所の時間外でも取引可能です。
楽天証券で利用できるPTS取引(以下、楽天PTS)には次の3つの特徴があります。
楽天証券はジャパンネクストPTSとチャイエックスPTSの両社で取引可能です。両PTSと東京証券取引所では同じ銘柄・同じタイミングであっても、取引できる株価が異なることがあります。
楽天証券は通常の取引時間なら東京証券取引所、ジャパンネクストPTS、チャイエックスPTSの3つから、最も有利な価格を選んで取引できます。またジャパンネクストPTSの利用で夜間取引も可能です。
PTS取引の呼び値(注文単位)は東京証券取引所に比べて細かいため、東京証券取引所での取引に比べ優位な価格で約定できる可能性があります。詳細はこちらで後述します。
楽天証券では通常の国内株式の取引手数料でPTS取引が可能です。楽天証券の国内株式の取引手数料は以下2つのコースから選べます。
さらに、楽天証券では2023年10月1日(10月2日約定分)から国内株式(現物・信用)取引手数料が無料になる「ゼロコース」が開始。こちらのコースを選ぶと約定金額にかかわらず手数料は0円です。
取引金額 | 手数料 |
---|---|
5万円まで | 55円 |
10万円まで | 99円 |
20万円まで | 115円 |
50万円まで | 275円 |
100万円まで | 535円 |
150万円まで | 640円 |
3,000万円まで | 1,013円 |
3,000万円超 | 1,070円 |
1日の取引金額合計 | 手数料 |
---|---|
100万円まで | 0円 |
200万円まで | 2,200円 |
300万円まで 以降、100万円増えるごとに+1,100円 |
3,300円 |
楽天証券なら2023年10月1日(10月2日約定分)から開始の「ゼロコース」を選べばPTSでも手数料無料で取引できます。
PTS取引で取得した株式も、東京証券取引所で取引した時と同様に、株主優待や配当金の受け取りが可能です。
なお、夜間取引の場合は翌日の日中の取引と同じ扱いとなります。そのため配当や株主優待が得られる「権利付き最終日」に夜間取引で株式を取得した場合には、その月の株主優待や配当の権利は得られなくなるので注意が必要です。
楽天証券では通常の株式取引口座(証券総合口座)の開設を行えば、専用口座の開設の必要なくPTS取引が可能です。
楽天証券の口座開設は下記の手順でできます。
スマホによる本人確認を行うと、最短で翌営業日にログインIDの受け取りが可能です。一方、書類のアップロードで本人確認を行う場合は約5営業日でログインIDが送付されます。
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楽天PTSはウェブページやスマホアプリiSPEED、楽天証券のPC(パソコン)取引ツール「マーケットスピードⅡ」から利用が可能です。ウェブページからPTS取引を行う手順は以下のとおりです。
ウェブページなら、PCでもスマホでもサイトにアクセスするだけで簡単にPTS取引ができます。
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スマホアプリiSPEEDからも手軽にPTS取引を行えます。iSPEEDにログインしてからのPTS取引手順は以下のとおりです。
なおiSPEEDの注文モードについてですが、「シンプル注文モード」では夜間には発注できないため、「プロ注文モード」の利用が必要です。
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マーケットスピードⅡはベテラン投資家からの評価も高い楽天証券のPC用取引ツールです。多様なチャート分析機能に加え、発注機能も充実しています。マーケットスピードⅡからPTS取引を行う手順は以下のとおりです。
マーケットスピードⅡでも簡単にPTS取引ができます。
PTS取引ができるネット証券は複数あります。その中でも楽天証券は複数のPTS取引の選択肢があるため、おすすめのネット証券です。
PTS取引ができるネット証券について以下3社のサービス内容を比較しました。
楽天証券 口座開設 |
SBI証券 口座開設 |
松井証券 口座開設 |
|
---|---|---|---|
取引時間 | 8:20~16:00 17:00~23:59 |
8:20~16:00 16:30~23:59 |
8:20~15:30 17:00~26:00 |
PTS | ジャパンネクストPTS チャイエックスPTS |
ジャパンネクストPTS | ジャパンネクストPTS |
NISA口座対応 | 対応 | 対応 | 対応 |
手数料 | ・ゼロコース:無料 ・いちにち定額コース(1日の取引額100万円まで):無料 など |
・ゼロ革命対象(夜間取引・昼間取引):無料 ・ゼロ革命対象外(夜間取引):無料 ・ゼロ革命対象外(昼間取引):スタンダードプラン(1取引ごと)約5%引 |
・ボックスレート(1日の約定の取引額50万円まで手数料無料) |
楽天証券は2023年10月1日(10月2日約定分)から国内株式取引手数料(現物・信用)が無料になるゼロコースが開始。ゼロコースを選択すればPTS取引手数料も無料になります。
なお、マネックス証券やauカブコム証券でもPTS取引はできますが、夜間取引はできません。
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楽天証券ではジャパンネクストとチャイエックス、2社のPTS取引サービスが利用可能です。よって東京証券取引所を含めて3つの取引所からより有利な株価で取引ができます。夜間取引もでき、ネット証券におけるPTS取引の環境は楽天証券が最も充実しています。
楽天証券はPTS取引以外の取扱サービスも充実しています。国内株取引の手数料は2つのコースから選べ、「超割コース」は取引手数料1%の楽天ポイントバックに加え、業界最安水準の手数料です。「いちにち定額コース」は前述どおり、国内株取引1日100万円までなら手数料無料です(PTS含む)。
また、楽天証券では2023年10月1日(10月2日約定分)から国内株式(現物・信用)取引手数料が無料になる「ゼロコース」が開始。手数料コースをゼロコースに変更すれば、誰でも利用可能です。
外国株では米国株に加えて中国株などにも投資できます。さらにつみたてNISAやiDeCoの投資信託数も業界トップクラスです。
楽天証券は、投資信託や国内株などで楽天ポイントによるポイント投資ができます。楽天グループのサービスを日ごろから利用する方には、特にお得に取引できる証券会社です。
楽天証券はPTS取引のみならず、全体的に非常に使い勝手の良いネット証券といえるでしょう。
PTS取引を利用するメリットとしては、以下の2点があげられます。
東京証券取引所の取引時間は9時~11時30分と12時30分~15時です。
しかしPTS取引所を利用することで、寄付前(9時前)、昼休憩(11時30分~12時30分)、大引け後(15時以降)の時間帯にも取引ができます。なお大引け後の取引可能時間は、同じPTS取引所であっても、利用する証券会社によって異なる場合があります(楽天証券では17時~23時59分)。
PTS取引を利用すれば、仕事などで日中に時間のない方もリアルタイムの値動きを見ながら取引が可能です。
決算発表日の夜間取引で株式を取得することもできるので、いち早く決算内容を踏まえて投資できます。東京証券取引所が閉まった後、欧米市場で金融市場の急変が生じた際などにも、夜間取引を活用して翌日の取引前に決済して保有銘柄の損失を最小限に抑える取引なども可能です。
PTS取引は証券取引所での取引と比べ、売買する際の「価格の刻み幅=呼び値」が細かく設定されています。そのため取引所よりも有利な価格で売買できる可能性があります。
例えば、東京証券取引所での取引が100円単位の銘柄の場合、PTS取引では10円刻みで売買できることがあります。特に複数の株数を購入する際は、取引所で1,000円の株価で複数の株数を購入するのではなく、PTS取引所で900~1,000円の間に出ている売り注文に対して買い注文を出すことで、株式取得の平均コストを東京証券取引所に比べて有利にすることが可能です。
さらに楽天証券では、ジャパンネクストPTSに加えてチャイエックスPTSでも取引できるため、複数から有利な価格を選ぶことができます。特に呼び値が広い銘柄は、PTS取引の価格に注目することでより有利な取引ができる可能性があります。
PTS取引を利用するデメリットは、以下の2点があります。
PTS取引は、夜間など証券取引所が閉じている時間にあたる「時間外取引」が中心です。通常、株式投資は証券取引所での取引が中心であり、主要な投資家は証券取引所に注文を出しています。
よって、PTS取引は取引量自体が少ない点は否めません。日中に取引所で一定の取引量のある銘柄でも、PTSでは取引が成立しない銘柄もあります。また取引量が少ないため、価格変動が大きい傾向があります。
PTS取引は大口の資金を投じる機関投資家(投資信託会社や各国の政府系ファンド、ヘッジファンドなど)の参加が少なく、取り扱う証券会社も少ないため、取引が成立しないこともある点に注意が必要です。
PTSは指値注文のみで成行注文ができないため、確実に約定させるためには、PTSの注文状況を確認して適切な指値を入れる必要があります。
PTSで取引できるのは、東京証券取引所に上場する個別株式銘柄とETF(上場投資信託)、REIT(不動産投資信託)のみです。海外株式のほか、国内株でも地方証券取引所の上場銘柄は取引できません。よって投資したい銘柄が全て取引できるわけではありません。
また、各証券会社で取引できない銘柄が指定されていることもあります。PTS取引を行う際には、投資したい銘柄がPTSで取引できるかの確認が必要です。
楽天証券のPTS取引を利用することで、夜間にも自分の都合に合わせてリアルタイム株価を見ながら取引できます。例えば、米国や欧州で金融市場の急変が発生したら取引を見送るなど、リアルタイム取引ならではの柔軟な対応も可能です。
日中は忙しいからと株式投資を見送っていた方にも、PTSを活用しての夜間の株式投資はおすすめです。幅広いサービスを取りそろえている楽天証券を利用してPTS取引を始めてはいかがでしょうか。
楽天証券のPTSでSOR注文は利用できる?
利用できます
SOR注文とは、東京証券取引所やPTSなど複数の市場から最良価格が提示されている市場を自動的に選び注文を執行する仕組みです。楽天証券のSOR注文は、注文画面にある「SOR有効」にチェックを入れるだけでできます。
楽天証券のPTSで信用取引はできる?
東京証券取引所の取引時間なら、PTSでも信用取引が可能です
信用取引を利用することで、一定の証拠金を用意すれば実際の投資資金以上の取引が可能になります。楽天証券では東京証券取引所の取引時間内なら、信用取引により投資資金以上の取引や、売り注文から入り一定期間後に買い戻す取引(ショート取引)もできます。
いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
楽天証券
松井証券
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楽天証券のPTS取引って何?初心者にも特徴・やり方を詳しく解説
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