はじめての資産運用をナビゲート

メニュー
トップへ
最終更新:2023年09月28日

SBI証券・SBIネオトレード証券・SBIネオモバイル証券の違いは?どれを選ぶべき?

※このページはプロモーションを含みます

SBI証券・SBIネオトレード証券・SBIネオモバイル証券の違いは?どれを選ぶべき?
鈴木 靖子 ファイナンシャルプランナー、FPライター

この記事は10分で読めます

インターネットを中心に金融事業を展開するSBIグループには「SBI証券」、「SBIネオトレード証券」、「SBIネオモバイル証券」という3つの証券会社があります。同じグループの証券会社でも取扱商品や手数料、サービスなど特徴が異なるため、利用しやすい証券会社を選ぶことが大切です。

本記事ではSBIグループのそれぞれの証券会社についてその特徴を比較していきます。自分に合った証券会社を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。

 
目次を開く

SBI証券・SBIネオトレード証券・SBIネオモバイル証券の特徴

SBI証券、SBIネオトレード証券、SBIネオモバイル証券は同じSBIグループではあるものの、別の証券会社です。ここではそれぞれの証券会社の特徴を解説します。名前が似ているので、証券会社を選ぶ際に間違わないよう、違いを理解しておきましょう。

【ネット証券最大手】SBI証券とは?

SBI証券はネット証券最大手の証券会社です。口座開設数は業界トップクラスで、何といっても商品ラインアップの豊富さが魅力。投資信託の取扱本数は2600本超、米国株式は約5600銘柄と、幅広い選択肢から自分に合った商品を選びたい方におすすめです。

さらに手数料は業界最安水準で、残高や取引に応じてポイントが貯まるポイントサービスも充実。お得に投資を始めたい初心者の方にもメリットが多い証券会社です。

SBI証券は 手数料は業界最安水準・商品ラインアップの豊富さ・ポイントサービスも充実

合わせてこちらもチェック!

【株式の取引に特化】SBIネオトレード証券とは?

SBIネオトレード証券は国内株式に特化した投資経験者向けのネット証券です。以前はライブスター証券という名称でしたが、2020年10月にSBIグループの傘下となり、2021年1月にSBIネオトレード証券に名称変更しました。

国内株式の取引手数料が安く、1回当たりの約定金額(取引が確定した時の金額)や1日の合計取引金額が大きくなるほどお得になります。一般的な株式投資に慣れてきた方や、高額または頻繁に国内株式の取引をしたい方にメリットの多い証券会社でしょう。

SBIネオトレード証券は 国内株式取引でメリットが多い・商品ラインアップの豊富さ・国内株式の取引手数料が安い

【SBI証券に統合予定】SBIネオモバイル証券とは?

SBIネオモバイル証券は2024年1月9日に、同じSBIグループであるSBI証券に経営統合される予定

SBIネオモバイル証券はTポイントで国内株式が購入できるお得な証券会社です。貯まったTポイントを投資に使える上に、1株単位からも購入できるため少額から手軽に投資を始めたい初心者に人気を集めていました。

ただし、SBIネオモバイル証券は2024年1月9日に、同じSBIグループであるSBI証券に経営統合される予定です。すでに新規の口座開設は申し込みを停止しているため、ポイントを使って投資したい方はSBI証券の口座開設を検討しましょう(SBI証券のポイント投資は投資信託のみ対象)。

比較ポイント①投資できる商品が多いのはどっち?

前述のとおりSBIネオモバイル証券はSBI証券との経営統合が決まっているため、ここからはSBI証券とSBIネオトレード証券を比較していきます。まずは取扱商品の豊富さを見ていきましょう。

下表はそれぞれ取扱のある金融商品を表したものです

  SBI証券 SBIネオ
トレード証券
国内株式
米国株式 ×
その他 外国株式 ×
投資信託
約2,600本

約10本
国内債券 ×
外国債券 ×
外貨建MMF ×
金・プラチナ投資 ×
FX ×
CFD
(くりっく株365)

(店頭取引)
  • 2023年9月時点

上表のとおり、SBI証券は幅広いカテゴリの金融商品を扱っています。SBI証券はほかのネット証券と比べても商品ラインアップの豊富さが魅力。特に投資信託は業界トップクラスの取扱銘柄数を誇ります。

一方、SBIネオトレード証券は国内株式に特化していることがわかります。投資信託の取扱もありますが、取扱銘柄数は非常に少ないです。国内株式だけでなく、投資信託や米国株式などの取引をしたいならSBI証券を利用した方が良いでしょう。

SBI証券は幅広いカテゴリの金融商品を扱っている

比較ポイント②iDeCo・つみたてNISAで選ぶならどっち?

そもそも、iDeCo・つみたてNISAとは?

iDeCoは自分で年金を作る制度です。投資信託などの金融商品を選んで毎月一定額の掛金を積立します。特徴は節税効果の高さ。掛金は全額所得控除の対象なので、所得税や住民税の負担を減らせる上、運用期間中に得た利益にも税金がかりません(通常は約20%の税金がかかる)。受取時にも一定の税制優遇が受けられます。

一方つみたてNISAは少額からの長期・積立・分散投資を支援するための制度です(投資対象は金融庁の基準をクリアした投資信託)。iDeCoと同様に、積立投資で得た利益に税金がかかりません(年間40万円まで投資可能)。非課税期間は最長20年間。いつでも売却して引き出せるため、住宅購入や結婚資金などさまざまな目的で利用できます。

なお、2024年からはつみたてNISAに代わって「新しいNISA(新NISA)」が始まります。非課税期間が無期限となり、投資枠も増える予定です。

iDeCoとつみたてNISAについて

合わせてこちらもチェック!

iDeCoで選ぶなら?

SBIネオトレード証券はiDeCoには対応していません。iDeCoを始めたいならSBI証券一択でしょう。

SBI証券のiDeCoは加入者数業界No.1(2023年1月 SBI証券調べ)。豊富な商品ラインアップと手数料の安さが人気の秘訣です。取扱商品数は38本と業界最高水準。手数料も月171円と業界最安なので、お得に自分に合った商品を選びたい方にピッタリです。

サポート体制も充実しており、iDeCo専用のサポートデスクが電話で対応してくれます。24時間対応のAIチャットサービスもあるため、日中忙しくて問い合わせる暇がない方も安心。またロボアドバイザーが商品選びをサポートしてくれるため、自分だけで商品を選ぶのが不安な方にもおすすめです。

SBIネオレード証券はiDeCo対応していない SBI証券豊富な商品ラインアップと手数料の安さで人気

合わせてこちらもチェック!

つみたてNISAで選ぶなら?

SBI証券はつみたてNISAに対応しており、取扱銘柄は200本超(2023年9月時点)。クレジットカード決済にも対応しているため、商品と購入金額を設定しておけば毎回入金する手間が省けます。さらに、クレカ決済によるポイントと投資信託の保有残高に応じたポイントがダブルで貯まるのも魅力です。

積立頻度は毎日・毎週・毎月の3つのコースから選べるので、自分に合ったペースで積み立てられますよ。

SBIネオトレード証券もつみたてNISAに対応していますが、対象は「ひふみプラス」の1銘柄のみ。 SBI証券の方が利用しやすいでしょう。

SBIネオレード証券は「ひふみプラス」の1銘柄のみ SBI証券はポイントサービスやクレカ決済がある

合わせてこちらもチェック!

 

比較ポイント③手数料が安いのはどっち?

投資する商品によっては取引手数料がかかります。せっかく投資で儲かっても手数料が高ければその分利益は目減りしてしまうので、手数料の安さは証券会社を選ぶ際に重要なポイントです。

ここではSBI証券とSBIネオトレード証券の両方で取扱がある国内株式の取引手数料を比べてみましょう。

国内株式の取引手数料の安さを比較

SBI証券、SBIネオトレード証券ともに、国内株式の手数料プランには1回ごとの取引に手数料がかかるプランと、1日の約定代金合計額に対して手数料がかかる定額プランがあります。それぞれの手数料プランを比較してみましょう。

<1回ごとの取引で手数料がかかるプランで比較>
取引代金 SBI証券 SBIネオ
トレード証券
~5万円 55 円
条件達成で0円※1
50円
~10万円 99 円
条件達成で0円※1
88円
~20万円 115 円
条件達成で0円※1
100円
~50万円 275 円
条件達成で0円※1
198円
~100万円 535 円
条件達成で0円※1
374円
~150万円 640 円
条件達成で0円※1
440円
~300万円 1,013 円
条件達成で0円※1
660円
~3,000万円 1,013 円
条件達成で0円※1
880円
  • 1…2023年9月30日注文分~
  • すべて税込み、2023年9月28日時点
<1日定額プランの手数料を比較>
1日の取引代金の合計 SBI証券 SBIネオ
トレード証券
~50万円 0 円 0円
~100万円 0 円 0円
~150万円 1,238円
条件達成で0円※1
880円
~200万円 1,238円
条件達成で0円※1
1,100円
~300万円 1,691円
条件達成で0円※1
1,540円
  • 1…2023年9月30日注文分~
  • すべて税込み、2023年9月時点

どちらのプランでも、おおむねSBIネオトレード証券の方が割安です。ただし、2023年9月30日以降はSBI証券の「ゼロ革命」がスタートするため、SBI証券の方がお得になります

「ゼロ革命」以降のSBI証券は条件(=インターネットコース(プランC含む)利用かつ、取引報告書&交付書面を全て電子交付に切り替え)達成で国内株式(現物・信用)の取引手数料が0円になるので、誰でもさらにお得に株式投資ができるようになります

合わせてこちらもチェック!

比較ポイント④IPO投資をするならどっち?

IPOとは未上場の会社が証券取引所に上場する株式のことです。新規上場株式や新規公開株式ともいいます。IPO投資では成長が期待できる企業の株式を上場するタイミングで購入できる点がメリット。上場後に大きく値上がりするケースも多く、近年注目されている投資方法の一つです。

SBI証券、SBIネオトレード証券ともにIPO投資が可能です。両社の違いを下表で見てみましょう。

  SBI証券 SBIネオ
トレード証券
2022年の
取扱実績
89本 21本
抽選方法 60%完全抽選
30%優遇抽選
(上記抽選で外れた顧客の中でIPOチャレンジポイント※1数の多い順に抽選)
10%裁量配分
(独自基準で配分先を決定)
90%ステージ制※2
抽選10%完全平等抽選
抽選前の
事前入金
必要 不要
購入時の手数料 無料 無料
  • 1 ブックビルディング後の抽選・配分に外れた回数に応じて加算されるポイント
  • 2 IPO抽選申込日の前月の取引実績等に応じて、抽選に参加できる票が付与される制度

IPOの取扱実績はSBI証券の方が豊富です。SBIネオトレード証券も少ないわけではありませんが、SBI証券のIPO取扱実績は業界トップクラスです。

抽選方法は、それぞれ独自の抽選が導入されています。SBI証券は抽選・配分に外れた回数が多いほど次回以降の当選確率がアップする仕組みです。SBIネオトレード証券にも前月の売買代金合計または資産残高が多いほど当選確率が上がる優遇プログラムがあります。

SBIネオトレード証券の優遇プログラムは取引金額や資産残高の条件が厳しいので、IPO投資を始めたいならSBI証券が利用しやすいでしょう。

SBI証券のIPO取扱実績は業界トップクラス

合わせてこちらもチェック!

比較ポイント⑤ポイントサービスがお得なのはどっち?

SBI証券は投資をしながらポイントが貯まる・使えるサービスも魅力です。一方、SBIネオトレード証券は投資で貯まる・使えるポイントサービスはありません。

SBI証券のポイントサービスの特徴を下表で見てみましょう。

  SBI証券 SBIネオ
トレード証券
貯まるポイント 以下のいずれかから一つ選択
・Tポイント
・Vポイント
・Pontaポイント
・dポイント
・JALのマイル
ポイント付与の条件 ・投資信託
月間平均保有金額の最大0.25%(年率)※1

・国内株式
(手数料マイレージ)
月間の合計手数料(税抜)の1.1%相当※2
  • 1 インターネットコース(コールセンターコース含む)が対象
  • 2 スタンダードプラン(現物取引)手数料および現物PTS取引手数料の合計

このように、SBI証券では投資信託の保有残高や国内株式の取引でお得にポイントを貯められます。投信積立のクレカ決済ならクレジットカード利用分のポイントも貯まるのでさらにお得ですよ。このほか、新規口座開設や金・銀・プラチナの購入などでもポイントが貯まります。

またTポイント、Vポイント、Pontaポイントなら1ポイント=1円分として投資信託の購入に使えます。投資をしながらお得にポイントを活用したいならSBI証券を選ぶと良いでしょう。

SBIネオトレード証券はポイントサービスはありません SBI証券は投資でポイントが貯まる・使える

【総合評価】おすすめはSBI証券

SBI証券は商品ラインアップが豊富。取扱銘柄数も多く、投資信託の取扱は2600本以上と業界トップクラスです。iDeCoやつみたてNISAなどの税制優遇制度に対応している商品も充実しています。自分のニーズに合った商品を選べるのはうれしいですね。

また2023年9月30日注文分から、条件達成で取引金額に関わらず国内株式の手数料が無料になる「ゼロ革命」が開始されるため、SBI証券はコスト面の優秀さでもSBIネオトレード証券どころか、業界でもトップクラスの地位を獲得することになるでしょう。

ポイントサービスも充実しているため、お得に投資を始めたい方にもピッタリです。コストを抑えながら投資をしたい初心者の方には相性の良い証券会社です。

SBI証券のおすすめポイント

SBI証券の投資信託は100円から投資が可能。「少額から投資を始めたい」「コツコツ投資を始めたい」といった方にもおすすめです。

投信積立をするならスマホで完結する専用アプリ「かんたん積立アプリ」も便利。入出金、積立設定、運用状況、残高推移などが一元管理できます。つみたてNISAやクレカ決済にも対応していますよ。ご自身の状況やご希望の運用スタイルからおすすめの銘柄や組み合わせを提案してくれる「積立スタイル診断」機能もあるので、どの銘柄を選んだら良いかわからない初心者の方でも安心です。

SBI証券はお得に投資を始めたい方・コストを抑えながら投資をしたい初心者の方におすすめ

まとめ

SBI証券、SBIネオトレード証券、SBIネオモバイル証券は同じSBIグループでありながら、それぞれ特徴の異なる証券会社です。SBIネオモバイル証券はSBI証券との経営統合が決まっているため、これから口座開設するならSBI証券とSBIネオトレード証券の二択となります。

投資初心者や幅広い選択肢から商品を選びたいならSBI証券がおすすめ。国内株式の取引をしたいならSBIネオトレード証券での口座開設も一案です。自分の投資経験や投資スタイルに合わせてメリットのある証券会社を選びましょう。証券口座は複数開設できるので、両方開設してうまく使い分けるのもおすすめですよ。

SBIネオトレード証券とSBI証券の違いに関するよくある質問

  • SBI証券とSBIネオトレード証券の違いは?

    SBI証券は初心者向け、SBIネオトレード証券は国内株取引に特化した証券会社です

    SBI証券は投資信託や国内株式だけではなく、幅広い金融商品の取引ができる証券会社です。iDeCoやつみたてNISAの銘柄も充実しています。一方でSBIネオトレード証券は国内株式をメインに取り扱っています。

  • SBIネオトレード証券のデメリットは?

    国内株式以外の取扱はあまり充実していないことです

    SBIネオトレード証券は投資信託の取扱もあるものの10本と限定的です。つみたてNISAの対象銘柄も1本のみ。外国株式や債券などの取扱はありません。国内株式以外の取引を考えている方は、SBI証券などほかの証券会社の口座開設を検討しましょう。

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  • 総合力で選ぶなら!

    SBI証券

    • 2023年9月30日から国内株式の取引手数料が誰でも完全無料!
    • ワンコインから投資ができる!サービスの充実度は業界トップクラス
    • 国内株式個人取引シェア1位を獲得(2022年4~9月)!総合力に秀でた証券会社
  • 新規口座開設数No.1

    楽天証券

    • 2023年10月1日から手数料ゼロコース選択で国内株手数料無料!
    • 新規口座開設数ナンバーワン!(過去5年累計、2023年3月30日時点)初心者向けサービスも充実
    • プロも太鼓判を押す取引アプリが無料で利用できる!使い勝手抜群
  • 初心者にやさしい証券会社

    松井証券

    • 株主優待名人の桐谷さんが30年愛用する証券会社
    • 1日50万円まで取引手数料0円!少額で投資を始めるのに最適
    • 銘柄の探し方などの株式投資の悩みを無料相談できる“株の取引相談窓口”がある

この記事は役に立ちましたか?

役にたった (0)
役にたたなかった (0)

\ この記事をシェアしよう /

SBI証券・SBIネオトレード証券・SBIネオモバイル証券の違いは?どれを選ぶべき?

SBI証券・SBIネオトレード証券・SBIネオモバイル証券の違いは?どれを選ぶべき?

ページトップ
【免責事項】

・当サイトの掲載情報は執筆者の見解であり、あくまでも参考情報の提供を目的としたものです。
最終的な投資決定は、各取扱金融機関のサイト・配布物にてご確認いただき、ご自身の判断でなさるようお願い致します。

・当サイトの掲載情報は、信頼できると判断した情報源から入手した資料作成基準日における情報を基に作成しておりますが、当該情報の正確性を保証するものではありません。また、将来的な予想が含まれている場合がありますが、成果を示唆あるいは保証するものではありません。

・当サイトは、掲載情報の利用に関連して発生した一切の損害について何らの責任も負いません。

・当サイトの掲載情報は、各国の著作権法、各種条約およびその他の法律で保護されております。

・当サイトへのリンクは原則として自由ですが、掲載情報を営利目的で使用(複製、改変、アップロード、掲示、送信、頒布、ライセンス、販売、出版等)する事は禁止します。

マネーはじめてナビ