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最終更新:2023年02月01日

FPが解説!SBI証券のiDeCo(イデコ)おすすめポートフォリオ(商品組み合わせ)

FPが解説!SBI証券のiDeCo(イデコ)おすすめポートフォリオ(商品組み合わせ)
小沢 美奈子 ファイナンシャルプランナー

この記事は9分で読めます

いざiDeCo(イデコ)を始めたいと思っても、初心者の皆さんは「商品はどう選べばよいの?」というところでつまずきがち。そこで、お金のプロであるファイナンシャルプランナー(FP)の視点からSBI証券でiDeCoを始めるときの商品の選び方を解説します。

なお、当記事でおすすめするポートフォリオについては、以下の記事で紹介したポートフォリオの割合をもとに、そこに組み入れるおすすめの商品を提案しています。

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SBI証券のiDeCoは、元本確保型商品(定期預金)が1本、投資信託が37本の計38本の商品ラインアップです。SBI証券のiDeCoのおすすめポイントや、セレクトプランでおすすめの商品を知りたい方は下記の記事を参考にしてみてください。

詳しくはこちら!

結論(この記事のポイント)
  • SBI証券のiDeCoはセレクトプランがメイン。おすすめ商品はこちらの記事で詳しく!
  • iDeCoでは自分のリスク許容度に合った商品を運用しよう
  • 初心者は市場の動きに連動した成績を目指すインデックスファンドがおすすめ
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無理に組み合わせなくていい!初心者は1本のみでもOK!

iDeCoでは、値動きが違う複数の投資対象に投資する「分散投資」でリスク分散することが重要です。

その方法は、最適なポートフォリオ(組み合わせ、配分)で複数の投資信託を選ぶことですが、「何を選べばいいの?」と難しく感じる初心者の方も多いかもしれません。

そんな方には、SBI証券のiDeCoで特に初心者におすすめの商品をこちらで詳しく紹介しています。

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続けて、iDeCoで何本か組み合わせて運用したい人にリスク許容度別に投資信託のポートフォリオを提案します。リスク許容度とは、「どの程度のリスクとリターンを受け入れられるか」という目安のこと。ローリスク・ローリターン型、ミドルリスク・ミドルリターン型、ハイリスク・ハイリターン型の3つで紹介します。

安定投資のローリスク・ローリターン型

おすすめポートフォリオ①
海外債券25%+国内株式25%+海外株式50%

おすすめポートフォリオ①海外債券25%+国内株式25%+海外株式50%
ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
三菱UFJ国際投信
25% 585億 0.154%以内
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
三菱UFJ国際投信
25% 629億 0.154%以内
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
50% 4,338億 0.1023%
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

株式と債券の関係は、「株価が上がると債券価格は下がり、反対に株価が下がると債券価格は上がる」という逆相関にあると言われています。そのため安定的な投資を目指すには「株式と債券を組み合せること」が大事です。

まず、債券に投資する商品として選んだのは、「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」。FTSE世界国債インデックス(除く日本)という指数に連動する成果を目指して運用されている商品です。FTSE世界国債インデックスは、世界の主要国における債券の動きを示す指標として使われています(指数の対象国には日本を含むものと含まないものがあります)。

インデックス投信の主な指数①
FTSE世界国債インデックス
先進国の国債市場の動向を示す代表的な指数。ロンドン証券取引所とフィナンシャル・タイムズ社による世界有数の指数算出会社FTSE社が提供している。
FTSE世界国債インデックスは先進国国債の代表的指数。

「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」は信託報酬が0.154%以内と低いこと、長い目で見て成長性とともに安定性も見込める欧米先進国のインデックスファンドであること、純資産総額が順調に伸びていることなどが選んだ理由です。

次に、国内株式に投資する商品として「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」を選びました。分散効果の高い東証株価指数(TOPIX)に連動するように設計されたインデックスファンドであること、信託報酬が低い(0.154%以内)こと、パフォーマンスも良いことの3点が理由です。

なお、ここで紹介した2本は業界最低水準のコストを目指す「eMAXIS Slimシリーズ」の商品です。信託報酬が適宜見直され、値下げも行われています。運用コストを削減するうえでeMAXIS Slimシリーズを選んでおけば「安心」とも言えるでしょう。

海外株式に投資する商品として選んだのは「ニッセイ外国株式インデックスファンド」「MSCIコクサイ・インデックス」の動きに連動するよう設計されており、主要な先進国(除く日本)に幅広く投資する運用成果が得られるインデックスファンドです。おすすめポイントは、信託報酬の低さ(0.1023%)はもちろん、パフォーマンスの良さが継続していることなどです。

インデックス投信の主な指数②
MSCIコクサイ・インデックス
先進国株式の代表的指数。
世界の主要22カ国(除く日本)の上場企業の大・中型株式で構成。組入上位企業はアップルやマイクロソフトなど。アメリカの指数算出会社MSCI社が提供している。
MSCIコクサイ・インデックスは先進国株式の代表的指数。

おすすめポートフォリオ②
海外債券25%+国内株式25%+海外株式50%

おすすめポートフォリオ②海外債券25%+国内株式25%+海外株式50%
ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
三菱UFJ国際投信
25% 585億 0.154%以内
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
25% 440億 0.154%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信
50% 17,058億 0.0968%以内
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

先進国の債券に投資する商品としておすすめポートフォリオ①と同様に「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」を選びました。選定理由は信託報酬が低いこと、長い目で見て成長性と安定性も見込める先進国インデックスファンド、純資産総額が順調に伸びていること。

SBI証券のiDeCo「セレクトコース」には、海外債券に投資する商品としてほかに「iFree 新興国債券インデックス」と「SBI-PIMCO 世界債券アクティブファンド(DC)」もあります。iFree 新興国債券インデックスは先進国よりリスクが高い新興国に投資する商品、SBI-PIMCO 世界債券アクティブファンド(DC)はコストがインデックス型より高いアクティブ型。以上から、ローリスク・ローリターン型では、これらの商品ではなく「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」を選びました。

国内株式に投資する商品は「ニッセイ日経平均インデックスファンド」を選定。日経平均株価(日経225)に連動する運用成果を目指す商品です。信託報酬が0.154%と低水準であることと、純資産総額の伸びやパフォーマンスの良さも選んだ理由です。

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を海外株式に投資する商品として選びました。おすすめする一番の理由は、S&P500の動きに連動するインデックス型の商品であること。S&P500とはアメリカの代表的な株価指数で、採用銘柄はアマゾンやグーグルなど同国を代表する有名な企業で構成されています。米国企業が世界中に進出していることを考慮すると、この商品への投資は実質的に世界に分散投資していることとも捉えられます。また、0.0968%以内という業界最低水準の信託報酬の低さもおすすめポイントです。

バランス投資のミドルリスク・ミドルリターン型

おすすめポートフォリオ①
国内株式50%+海外株式50%

おすすめポートフォリオ①国内株式50%+海外株式50%
ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)
三菱UFJ国際投信
50% 629億 0.154%以内
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
50% 4,338億 0.1023%
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

ローリスク・ローリターン型のポートフォリオには、外国債券を含めた商品をおすすめしましたが、ミドルクラス・ミドルリターン型では、債券を含めず国内外の株式を50%ずつ組み入れた構成にしました。

こちらで選んだ商品の1本目は「eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX)」。低コストを追求するeMAXIS Slimシリーズのうち、東証株価指数(TOPIX)に連動する運用成果を目指す商品です。日本の株式市場を広範に網羅するTOPIX連動型のファンドであることから分散投資効果が高く望めるほか、信託報酬が低く(0.154%以内)、パフォーマンスも良いことが選んだ理由に挙げられます。

2本目は「ニッセイ外国株式インデックスファンド」。「MSCIコクサイ インデックス」の動きに連動するよう設計されているファンドです。日本を除く主要な先進国に幅広く投資している商品として、分散投資の効果が期待できます。信託報酬が低い(0.1023%)のはもちろん、パフォーマンスの良さが継続している点も評価できます。

おすすめポートフォリオ②
国内株式50%+海外株式50%

おすすめポートフォリオ②国内株式50%+海外株式50%
ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
50% 440億 0.154%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信
50% 17,058億 0.0968%以内
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

国内株式に投資する商品として「ニッセイ日経平均インデックスファンド」を選びました。日経平均株価(日経225)に連動する運用成果を目指す商品です。ニッセイの「購入・換金手数料なし」シリーズは、徹底した「低コスト」にこだわっています。信託報酬が0.154%と低水準であることは同シリーズならではの特長でしょう。純資産総額の伸びやパフォーマンスの好調さも選んだ理由です。

海外株式に投資する商品には「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」を選びました。おすすめする一番の理由は、S&P500の動きに連動するインデックス型の商品であること。前述のとおりS&P500はアメリカの代表的な株価指数。採用銘柄には、アマゾンやグーグルなど、アメリカを代表する有名な企業が含まれています。アメリカの代表的企業は世界に進出しているところがほとんど。この商品への投資は実質的に世界各国の企業に分散投資をしているとも言えます。0.0968%以内という業界最低水準の信託報酬の低さもこの商品をおすすめする理由です。

積極投資のハイリスク・ハイリターン型

おすすめポートフォリオ①
国内外株式100%

おすすめポートフォリオ①国内外株式100%
ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
セゾン資産形成の達人ファンド
セゾン投信
50% 2,237億 1.34%±0.2%程度
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信
50% 17,058億 0.0968%以内
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

積極的な投資を目指す方のためにアクティブファンドを組み入れたポートフォリオです。なおポートフォリオ全体の安定性を考慮し、長期的な成長が期待できるインデックス型の米国株式に投資する商品も入れています。

「セゾン資産形成の達人ファンド」は、アクティブ型でありながら信託報酬が1.34%±0.2%程度と低水準のファンドです。日本を含む世界各国の複数のファンドを通じて投資する「ファンド・オブ・ファンズ」形式を採用。主に株式に投資する商品とはなっていますが、株式市場において有望な投資先がないと判断した場合には、債券にも投資する場合があるとされています。投資家の利益を考えている優れた商品だと言えます。

米国株に投資するインデックス型商品として選んだのが、「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」。アメリカの代表的な株価指数S&P500の採用銘柄であるアマゾンやグーグルなどはアメリカに本社を置きつつも、世界中に進出している企業であるため、この商品への投資は実質的に世界全体への分散投資と同じ効果をもたらすとも言えます。また、0.0968%以内という業界最低水準の信託報酬もおすすめ理由です。

おすすめポートフォリオ②
国内REIT25%+海外株式75%

おすすめポートフォリオ②国内REIT25%+海外株式75%
ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
<購入・換金手数料なし>ニッセイJリートインデックスファンド
ニッセイアセットマネジメント
25% 156億 0.275%
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
三菱UFJ国際投信
75% 17,058億 0.0968%以内
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

こちらのポートフォリオでは、国内株式のかわりに不動産投資信託(REIT)を入れました。一般的にREITは、国内外の株式よりリスクとリターンが高いとされています。資産を増やす商品として、ポートフォリオにREITを入れてみるのもよいでしょう。ただしREITは価格変動の幅が株式より大きい傾向にあるため、保有割合は小さくすることをおすすめします。

このポートフォリオではREITを25%にしてより高いリターンを狙い、残りの75%にS&P500に連動するインデックス型の商品を入れました。

「ニッセイJリートインデックスファンド」は、国内で上場している不動産投資信託証券(J-REIT)に投資する商品。東証REIT指数の動きに連動する運用を目指しています。この商品ををおすすめする理由は、日本の不動産に幅広く投資をしていること、信託報酬が年率0.275%と低水準であること、純資産総額も上下はしつつも結果的には伸びていることの3つです。

「eMAXIS Slim米国株式(S&P500)」はアメリカの代表的な株価指数S&P500に連動する運用成果が得られる商品。S&P500は長年にわたりアメリカ経済とともに伸びてきた指数です。一方、信託報酬は0.0968%以内という業界最低水準の低さ。長期的な目線でリターンが期待できる、優秀なファンドでしょう。

楽したい人は…“バランス型”でほったらかしが◎

1つ持っていればいい! おすすめバランス型

ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
三菱UFJ国際投信
100% 1,756億 0.154%以内
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

iDeCoを始めない人の中には、「どの商品に投資したらいいのかわからない」という人もいます。そんな人はまずバランス型ファンドに投資するのも一案です。そんなバランス型ファンドでおすすめなのが「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」

日本を含めた世界の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)の合計8資産に分散投資ができるファンドです。

おすすめの理由は、これ1本で幅広い資産に投資ができること。加えて、バランス型ファンドの中では比較的信託報酬が低い、年率0.154%以内ということ。また、SBI証券のiDeCoで取り扱っている同種のバランス型ファンドと比べても、相対的にパフォーマンスが良いことなども理由です。

手数料を抑えたい人は…“インデックス型”が最適

おすすめインデックス型

ファンド名
運用会社
配分 純資産
総額
(円)
実質信託報酬
(年率・
税込)
SBI・全世界株式インデックス・ファンド
(雪だるま(全世界株式))
SBIアセットマネジメント
100% 868億 0.1102%
  • 純資産総額、信託報酬は2023/1/31時点の数値

インデックス型のポートフォリオとしておすすめの商品は、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド」です。FTSEグローバル・オールキャップ・インデックスという、中小型株を含む全世界の株式市場の動きを網羅する指数に連動するように設計されています。

この商品への投資イコール、世界中の株式への投資と等しい成果が得られるということ。信託報酬は年率0.1102%と低水準、パフォーマンスも好調です。世界の株式市場の成長とともに自分の資産も増えていく楽しみが得られる商品です。

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