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最終更新:2023年09月21日

いくらかかる? 各社のロボアドバイザー手数料を徹底比較!

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いくらかかる? 各社のロボアドバイザー手数料を徹底比較!
吉田 祐基 ライター・編集者
松岡 賢治 マネーライター・ファイナンシャルプランナー

この記事は6分で読めます

お任せで投資ができてしまう「ロボアドバイザー」ですが、いざ始めようとなっても気になるのが手数料ですよね。実はサービスによって手数料は異なるんです。しかも色々な条件によって変わったりします。余計にわからなくなってしまいますよね。

そこで今回は手数料の違いが分かりやすくなるよう、各ロボアドバイザーサービスの手数料を徹底比較しました!

結論(この記事のポイント)
  • 助言型のロボアドバイザーサービスは基本的に無料
  • 自動運用型のロボアドバイザーサービスは年率1%程度の利用手数料がかかる
  • 運用額や期間によって手数料が安くなるサービスもあるので、自分の投資スタイルに合ったサービスを選ぼう
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ロボアドバイザーによって手数料は異なる

国内には20社程度のロボアドバイザーサービスがありますが、各サービスによって手数料が異なることはご存じでしょうか。

ユーザーに合った商品の提案までを行ってくれる助言型のロボアドバイザーは、基本的に無料で利用できます。そのため、提示される商品ごとの手数料に違いはあるものの、ロボアドバイザーを利用する手数料はだいたい同じです。

一方で、商品の買い付けや運用までお任せできる自動運用型のロボアドバイザーは、サービスごとにコストが異なります。後ほど詳しく紹介しますが、年率1%程度の利用手数料が運用期間中はずっとかかってくることになります。

助言型ロボアドバイザーは、基本的に無料で利用可能。自動運用型のロボアドバイザーは、年率1%程度の利用手数料がかかる。

では、実際にどの程度の手数料がかかるのでしょうか。主要なロボアドバイザーの手数料を比較してみました!

大手ロボアドバイザーの手数料を詳細比較!

まずは自動運用型と助言型の主要なロボアドバイザーについて、手数料に焦点を当てて各サービスの違いを紹介していきたいと思います。

自動運用型

ウェルスナビ(WealthNavi)

ウェルスナビ(提供:ウェルスナビ)の利用手数料は、預かり資産の年率1.1%(税込)。ただ、3000万円を超える部分は0.55%(税込)となります。さらに「長期割」といって、ウェルスナビを続けた期間と運用金額に応じて6ヵ月ごとに手数料の割引が拡大するプログラムを実施しています。例えば長期割判定額が「50万円以上~200万円未満」なら0.01%、「200万円以上」なら0.02%ずつ、6ヵ月ごとに段階的に手数料の割引が拡大していきます。

長期割判定額 手数料の割引幅
50万円以上~200万円未満 0.99%~1.10%程度(税込)
200万円以上 0.02%(年率)

なお、ウェルスナビでは利用手数料とは別途、年率0.08%~0.13%程度のETF保有コストもかかっていることは覚えておきましょう(間接的に負担する手数料)。

サービス 利用
手数料
(税込・年率)
その他
ウェルスナビ(WealthNavi)
提供:ウェルスナビ
0.99%~1.10%程度(税込)
(3000万円を超える部分は0.55%(税込))
・長期割あり
・ETF保有コストあり(年率0.08~0.13%程度)

テオ(THEO)

テオ(提供:お金のデザイン)の利用手数料は預かり資産額の0.715%~1.100%(税込・年率)。手数料体系は、利用状況に応じて5段階のカラーが設定されており、以下のように最高で0.715%まで下がります。

カラー 手数料
(税込・年率)
割引率 カラー基準額
ホワイト 1.100% - -
ブルー 0.990% 10%OFF 1万円以上50万円未満
グリーン 0.880% 20%OFF 50万円以上100万円未満
イエロー 0.770% 30%OFF 100万円以上1000万円未満
レッド 0.715% 35%OFF 1000万円以上

とはいえ、0.715%の手数料が適用されるカラー基準額は1000万円以上。つまり、毎月の投資額が平均して1000万円以上だということを考えると、1万円以上50万円未満のカラー基準額で適用される0.990%の手数料が現実的なラインだと言えそうですね。

なお、テオは以前の最低投資金額は1万円でしたが、2020年4月7日正午以降の申し込みから10万円からに変更になりました。

サービス 利用手数料
(年率)
その他
テオ(THEO)
提供:お金のデザイン
0.715%~1.100%程度
(3000万円を超える部分は0.55%)
運用額に応じて割引が受けられる

楽ラップ

楽ラップ(提供:楽天証券)には、「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2つの手数料コースが用意されています。固定報酬型はその名の通り、年率0.715%(税込)という一定の手数料が継続的にかかります。一方で成功報酬併用型は0.605%(税込)というコストに加えて、運用によって得た利益の5.5%(税込)が手数料として発生する仕組みです。

どちらのコースが得か損かは運用成績に左右されるわけですが、楽ラップの公式サイトを見ると1年間の収益率が2%を超えてくると、「固定報酬型」のほうがお得なようですね。

サービス 利用手数料
(年率)
その他
楽ラップ
提供:楽天証券
0.715%(固定報酬型) 「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2つの手数料コースあり
0.605%+運用益の5.5%(成功報酬併用型)

オンコンパス(ON COMPASS)

オンコンパス(提供:マネックス・アセットマネジメント)の利用手数料は年率1.0075%(税込)程度。2020年11月時点で割引等は用意されていません。

  • 市場環境によって実質コストが想定される利用手数料を超える場合あり。
サービス 利用手数料
(年率)
その他
オンコンパス(ON COMPASS)
提供:マネックス・アセットマネジメント
1.0075%程度 -

ダイワファンドラップオンライン

ダイワファンドラップオンライン(提供:大和証券)の利用手数料は、預り資産の1.10%(年率・税込)。ただ、間接的に負担する手数料として、投資先の投資信託を保有するコスト(信託報酬)が年率0.11~0.34%(税込)程度かかります。2020年11月時点で割引等は用意されていません。

サービス 利用手数料
(年率)
その他
ダイワファンドラップオンライン
提供:大和証券
1.10%程度 -

助言型

スマートフォリオ(SMART FOLIO)

みずほ銀行が提供するスマートフォリオは、質問に答えることで許容できるリスクを診断。そして、診断結果にもとづいて資産配分モデルが提案され、みずほ銀行で取り扱いのある投資信託などが提示されます。ここまでの診断については、無料で利用できます。

なお提示される投資信託は、基本的にバランス型かもしくはインデックス型から選択可能。許容できるリスクが最も高い場合に提案される商品の運用中のコストは、バランス型が0.55%程度、インデックス型が0.20%程度となります。

サービス 利用
手数料
(年率)
その他
スマートフォリオ(SMART FOLIO)
提供:みずほ銀行
無料 提案される投資信託の運用中のコストは低コストインデックス型が0.20%程度、 おまかせバランス型が0.55%程度

投信工房

松井証券の投信工房も、無料で利用できます。質問に答えると、ユーザーに合った資産配分などが提案されます。資産配分に基づいて提示される投資信託は、購入時の手数料が無料(ノーロード)で、運用中のコストが低い商品に厳選されています。許容できるリスクが最も高い場合に提案される投資信託の運用中のコストも0.37%程度です。

サービス 利用
手数料
(年率)
その他
投信工房
提供:松井証券
無料 提案される投資信託の運用中のコストは0.35%程度

ポートスター(PORTSTAR)

低コストの投資信託として知られる「eMAXIS」シリーズを取り扱う、三菱UFJ国際投信のロボアドバイザー「ポートスター」も無料で利用できます。5つの質問に答えることで、「eMAXIS 最適化バランス」というバランス型の投資信託からユーザーに合った1本を提案してくれます。

  • eMAXIS 最適化バランスの運用中のコストは、年率0.55%程度。
サービス 利用
手数料
(年率)
その他
ポートスター(PORTSTAR)
提供:三菱UFJ国際投信
無料 提案される投資信託の運用中のコストは0.55%程度

大手ロボアドバイザーの手数料比較まとめ

ここまで紹介してきたロボアドバイザーについて、改めて手数料をまとめてみました!

大手ロボアドバイザーの手数料比較表

自動運用型
サービス 利用手数料
(年率)
その他
ウェルスナビ(WealthNavi)詳細はこちら
提供:ウェルスナビ
税込0.9900%~税込1.1000%程度
(3000万円を超える部分は税込0.5500%)
・長期割あり
テオ(THEO)
提供:お金のデザイン
0.7150%~1.1000%程度
(3000万円を超える部分は0.5500%)
運用額に応じて割引が受けられる
楽ラップ
提供:楽天証券
0.7150%(固定報酬型) 「固定報酬型」と「成功報酬併用型」の2つの手数料コースあり
0.6050%+運用益の5.5000%(成功報酬併用型)
オンコンパス(ON COMPASS)
提供:マネックス・アセットマネジメント
1.0075%程度 -
ダイワファンドラップオンライン
提供:大和証券
1.1000%程度 -

表を見てもわかる通り、自動運用型の利用手数料は0.715%~1.100%程度。ウェルスナビやテオのように運用額や期間によって手数料が安くなる仕組みを導入しているところもあれば、楽ラップのように手数料の選択肢を設けているサービスもありますね。

助言型
サービス 利用
手数料
(年率)
その他
スマートフォリオ(SMART FOLIO)
提供:みずほ銀行
無料 提案される投資信託の運用中のコストは低コストインデックス型が0.20%程度、おまかせバランス型が0.55%程度
投信工房詳細はこちら
提供:松井証券
無料 提案される投資信託の運用中のコストは0.35%程度
ポートスター(PORTSTAR)
提供:三菱UFJ国際投信
無料 提案される投資信託の運用中のコストは0.55%程度
  • 各運用中のコストは、許容できるリスク(リスク許容度)が最も高い場合に提案される商品(2020年11月4日時点)。

助言型は冒頭でもお伝えした通り、いずれも無料で利用できます。ただ、提案される投資信託の手数料は、各サービスによって異なります。

今回は手数料に注目して、大手のロボアドバイザーサービスをご紹介しました。

長期的な資産運用を行う上で、必ずかかってくる手数料はなるべく抑えたいもの。運用額や期間に応じて手数料が安くなるサービスもあるので、自分の投資スタイルに合ったロボアドバイザーを選ぶ際の参考にしてください。

ロボアドバイザー、どこで始めたらいいの?

いざロボアドバイザーを始めよう!と思っても、数あるサービスの中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されているサービスをおすすめのポイントと共にご紹介します。

  • 預かり資産・運用者数No.1※1
    ロボアドバイザー

    WealthNavi
    (ウェルスナビ)

    • 運用実績31.7%~76.9%※2
    • NISA対応で、非課税枠で運用が可能
    • 運用者数、預かり資産共に業界No.1※1

    ※1.一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年6月時点)

    ※2.運用実績は、運用期間:2016年1月~2021年5月末を対象に、各社の期待リターンおよび想定リスクがもっとも低いポートフォリオの騰落率(%)~最も高いポートフォリオの騰落率。THEOのみ運用実績は月次リターンから算出した推計値

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