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最終更新:2022年01月19日

つみたてNISAが20年後に暴落したらどうするかシミュレーションで対策

つみたてNISAが20年後に暴落したらどうするかシミュレーションで対策
岩永 真理 ファイナンシャル・プランナー

この記事は4分で読めます

つみたてNISAを始めたいと思っていても、20年後の非課税期間が終わる際に、投資商品の価格が暴落することが不安で始められない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、つみたてNISAが20年後に仮に暴落した時に取るべき対策や、元本割れなどの投資リスクを分散するポイントを解説、あわせて20年後の利益をシミュレーションします。

少しでも不安を解消して、つみたてNISAへの一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか

結論(この記事のポイント)
  • 投資のリスク分散のポイントは「長期・分散・積立」
  • つみたてNISAで20年後に利益か損失、どちらがでているかでとるべき対策が異なる
  • つみたてNISAで毎年40万円ずつ投資、2%で運用できると20年後の運用利益は約181万円に
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つみたてNISAは20年後に暴落するか?

つみたてNISAで20年後の非課税期間終了時に、投資商品の価格が暴落して元本割れするのが不安で始められない人には、「長期・分散・積立」投資の運用成果の実績が安心材料の一つとなりえます。過去の実績を5年間と20年間とで比較してみましょう。

つみたてNISAの特徴「長期・分散・積立」の実績

金融庁「つみたてNISA早わかりブック」によると、資産・地域・時間を分散して投資した結果、保有期間5年では元本割れすることがたびたびありますが、保有期間20年ではほとんどありませんでした。

金融庁「つみたてNISA早わかりブック」

資産や地域を分散した積立投資では、長期運用する方が元本割れの可能性が低くなる傾向があります

なお、これは1985年から2020年の各年に毎月同額ずつ国内外の株式と債券を購入した時の過去実績からの算出結果です。将来の投資成果を予測、保証するものではありませんのでご注意ください。

非課税期間終了は1年ごと、暴落しても相場の回復を待つ

つみたてNISAの非課税期間は、投資した年から最長20年間です。

例えば、2020年の投資は最長2039年まで、2021年の投資は最長2040年まで、というように、非課税期間終了の時期は1年ごとにやって来ます。

非課税期間の終了年分から、順次売却か保有かの選択をしますので、つみたてNISAを始めた年から20年後に全ての資産を売却しなければならないわけではありません。例えば値上がり資産のみ、20年を待たずに売却することもできます。

20年間の非課税期間が終了し、資産を保有し続ける際は課税口座に払い出されます。課税口座で売却すると利益には課税される点、一般NISAのようにロールオーバーできない点には注意しましょう。

ロールオーバーとは、非課税期間が終了した際に保有している金融商品を、翌年の非課税投資枠に移行すること。非課税投資枠の上限額を超えていても、全額移行することができます。

なお、つみたてNISAの口座開設可能期間は2042年まで延長されます(※)。つみたてNISAで投資ができるのは2042年まで(投資期間)、その利益が非課税になるのは最長2061年まで(非課税期間)です。

ロールオーバーはできませんが、最長20年間の非課税期間があるため、保有している金融商品の値動きを見ながら、売却か継続保有かを考える時間が長いことは、つみたてNISAのメリットです。

資産の売却後、非課税投資枠が残っている、あるいは翌年分が利用できる時は、2042年まで、もう一度つみたてNISAで投資信託などを購入できます。

NISA口座以外の非課税枠を使いたいなら、つみたてNISAの売却資金で例えばiDeCoの積立を始めることなどもできます。ただしiDeCoは60歳まで引き出せませんので注意が必要です。

つみたてNISA、20年後の利益はいくら?シミュレーション

つみたてNISAで20年間運用を続けると、利益はいくらくらいになるか以下の条件でシミュレーションしてみましょう。

<前提条件>
積立額:毎月3.3万円、想定利回り:年2%、運用期間:20年間

金融庁「資産運用シミュレーション 」

年間上限額40万円を想定して、毎月3.3万円(年間39万6000円)を20年間積み立てると、元本合計は792万円です。仮に年率2%で運用できると、20年間の運用益の合計は180万8000円と予想されます。元本と合わせて972万8000円になります。

売却?そのまま?つみたてNISAで20年後に取るべき対策シミュレーション

投資した金融商品の価格が20年後にどうなるかは分かりません。そのため、非課税期間の終了前から、出口戦略を考えることが大切です。運用利益が出ているか、あるいは損が出ているかで対策が異なるので、順番に見ていきましょう。

つみたてNISAで20年後に利益が出ている場合の対策

売却して利益確定する
つみたてNISAの非課税期間が終わる前に利益が出ていれば、売却して利益を確定すると無難でしょう。利益分は非課税で全額手元に残るからです。

具体的にどうするか、下図の例で見ていきましょう。

<前提条件>
積立金額: 年間上限の40万円、積立期間: 2020年から20年間、
20年以降の価格: 非課税期間終了時50万円、課税口座移管後:50〜60万円

つみたてNISA非課税期間終了時の価格と課税の関係(1)
  • 出典:監修者作成

積立開始時に40万円投資し、20年後に値上がりして50万円になると差額の10万円が売却益になります。非課税期間中は、税金がかからず10万円満額が受け取れます。

非課税期間中に売却せずにそのまま保有すると、課税口座に移管されて、利益には課税されます。

例えば、20年後に50万円の資産が課税口座に移行され、60万円になった時に売却すると、10万円の売却益から税金が引かれ、手元に残るのは7万9685円(10万円-(10万円×税率20.315%))となります。なお特定口座(源泉徴収あり)を選択すれば、確定申告は不要です。

つみたてNISAで20年後に損が出ている場合の対策

つみたてNISAで20年後に損が出ている場合、選択肢は2つあります。具体的にどうするか、下図の例で見ていきましょう。

<前提条件>
積立金額:年間上限額40万円、積立期間:20年
20年以降の価格:非課税期間終了時35万円、課税口座移行後:35万〜45万円

つみたてNISA非課税期間終了時の価格と課税の関係(2)
  • 出典:監修者作成

①売却する

初めに投資した40万円が、非課税期間終了時に値下がりして35万円となった場合、その後も損失が拡大すると予測するなら、売却するのも一つの方法です。

この時の損失額は5万円に確定します。損失を実現させたくなければ、非課税期間終了後もそのまま保有すると、課税口座に自動的に移ります。

②そのまま保有し続ける

課税口座に移ると、その移管時点の時価が新しい取得価格(35万円)になります。

その後、値上がり時に売却すると、新しい取得価格(35万円)から値上がりした部分に課税(20.315%)されます。

例えば、値上がりして45万円で売ると、35万円との差額10万円に課税され、手元に残るのは7万9685円になります。

もしつみたてNISAを使わずに、最初から課税口座で40万円を投資していたらどうでしょうか。

同じ売却価格45万円でも、投資した40万円との差額5万円に課税されます。この場合、つみたてNISAで運用しない方が、売却益が少なく課税額は小さくなりますが、利益が少ない分、手元に残るお金も4万円に満たず少額になります。

つみたてNISAのおすすめ商品&金融機関

こちらで説明した通り、金融庁による過去実績の算出結果では、20年間、国内外の株式・債券に同額で毎月投資した際に元本割れはありませんでした。

将来の投資成果は保証できませんが、同条件の投資信託を探すなら、国内外の株式・債券に投資する4資産均等バランス型ファンドがおすすめです

<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)

この投資信託のおすすめのポイントは、①利回りと②手数料(信託報酬)です。

①利回り(5年積立利回り) 22.42%
②手数料(信託報酬) 0.15400%
  • (2021年11月時点)
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つみたてNISA専門サイト「つみたてNISAナビ」から、バランス型ファンド(4資産均等)の投資信託を比較した結果、手数料が低く、5年間の利回り実績が高い商品でおすすめです。

投資信託の規模は純資産総額でわかります。ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)は約176億円となっています(2021年12月現在)。

eMAXIS バランス(4資産均等型)は47億円、楽天・インデックス・バランス・ファンド(均等型)は約31億円など、他の4資産均等型バランスファンドと比較すると規模が大きいことがわかります。ファンドの規模が大きいということは、それだけ多くの資金を投資家から集めて運用していることを意味します。

つみたてNISAおすすめ運用商品が買える金融機関

つみたてNISAの投資対象は、金融庁が指定する一定の基準を満たす投資信託ですが、金融機関によって購入できる商品のラインアップが異なります。

前段でおすすめした「<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(4資産均等型)」が買える金融機関を3つ紹介します。

①楽天証券

楽天カード決済で楽天ポイントが貯まる、貯めたポイントで投資できる

積立の引き落としを楽天カードで決済すると、決済額100円につき1ポイントが付与されます。貯めたポイントは再び投資信託の積立に回すことができます。ポイントで投資すれば、自己投資額が少なくてすみ、好利回りになる確率も上がります。

つみたてNISAを始めた3人に1人が選ぶ金融機関

つみたてNISA口座の国内シェア33.2%、つみたてNISAを行っている実に3人に1人が選んでいる金融機関です(※)。

②SBI証券

つみたてNISAでTポイント、Pontaポイント、dポイントのいずれかが貯まる

投資信託を保有すると、月間の平均保有金額に応じて、翌月15日にポイントが付きます。貯まったポイントは1ポイント1円分として、投資信託の買付にも使えます(dポイント除く、積立は不可)。

スマホで楽につみたてNISAができる「かんたん積立アプリ」

アプリで、NISA投資可能枠の利用状況がすぐにわかります。条件を絞ったファンド検索ができる、各ファンドのリターン実績やリスクなどが確認できる、などの利点があります。

③松井証券

安心の顧客サポート

フリーダイヤルで問い合わせができます。ヘルプデスク協会主催の2020年度問合せ窓口格付け(証券業界)では、最高評価「三つ星」を10年連続で獲得し、質の高いサービスが期待できます。

優待名人・桐谷さんが30年間愛用の金融機関

株式購入時の取引手数料や無料情報ツールが桐谷さんには魅力のようです。投資信託の検索システムも、細かく条件が設定できるようになっています。

つみたてNISAの20年後に関する質問

つみたてNISAを20年後にもう一度始めることはできる?

2042年まではできます。

NISA制度改正で、2024年以降、新規に口座開設できる期間は2042年まで延長されます。既につみたてNISAを始めた人が非課税期間を終了しても、2042年まではもう一度始めることができます。

例えば、2021年に始めた人は、最長20年後の2040年には、資産を売却するか課税口座に移管します。売却資金または新たな資金で、2040年に再度つみたてNISAを始めることが可能です。その際投資できるのは、新たに年間40万円までです。

つみたてNISAで積み立てた40万円を20年後、そのまま放置したらどうなる?

自動的に課税口座へ移されます。

つみたてNISAの非課税期間上限の20年後には、そのまま放置された保有資産は課税口座に移されます。課税口座への移管は、自動的に行われるので特別な手続きは必要ありません。

保有資産残高は変動しますので、非課税投資枠上限40万円を投資したとしたら、非課税期間終了間際の残高が40万円を上回り利益がでるかどうかを確認しましょう。利益が出るか、損が出るかで出口戦略も変わってきます。詳しくはこちらを参照してみてください

つみたてNISAでリスク分散しながら資産形成を

つみたてNISAは長期・分散・積立で、なるべく投資リスクを分散しながら資産形成を目指していくものです。20年後の対処方法を解説しましたので、これを機に投資デビューをされてみてはいかがでしょうか

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、つみたてNISAを始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されている金融機関を、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  • 口座開設数 1位

    SBI証券

    • 11ヶ月連続、口座開設数No.1!
    • 三井住友カードを使うとVポイントのお得な「二重取り」が可能
    • 100円から積立できる!頻度を毎月/毎週/毎日から自由に選べる
  • 初心者に優しい証券会社

    松井証券

    • 三ツ星評価のサポートで安心!
    • 対象の投資信託を保有するだけでポイントまたは現金を毎月還元!
    • つみたてデビュー応援キャンペーン実施中
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    LINE証券

    • 毎月1,000円から積立投資が可能!
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    • 「eMAXIS Slim」など低コストで人気の投資信託を厳選
  • 楽天ユーザーにおすすめ

    楽天証券

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    • 運営管理手数料が「0円」

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