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「これから投資を始めてみよう!」と思ったものの「どこで証券口座を開設すべきか分からない…」という人も多いのではないでしょうか。
この記事では、次の5つの比較ポイントをもとに総合的に判断し、初心者におすすめの証券会社トップ10をランキングしています。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
①売買手数料 | 売買手数料(国内株式現物、1取引ごと)が安いほど高評価 →各社で金額設定が異なる。コストが低いところで口座開設すべき |
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②投資信託の取扱銘柄数 | 取扱銘柄数が多い証券会社ほど高評価 →選択肢が多いほど、投資の自由度アップ |
③お得なサービスの有無 | お得なサービスが多いほど高評価 →投資をしながらポイントが貯まる等のサービスがある方が有利 |
④NISA/つみたてNISA口座の有無 | NISA口座が開設できると評価アップ →NISA制度は節税しながら投資できるお得な制度。利用できる証券会社の方が有利 |
⑤IPO実績 | IPO実績数が多い証券会社ほど高評価 →IPO株の配分は決まっている。実績豊富な金融機関で口座開設すべき |
上述の「5つの比較ポイント」が重要な理由や、詳しい内容についてはこちらで解説しています。
まずは早速、証券会社ランキングを1位から順に見ていきましょう!それぞれの証券会社の特徴や、5つの比較ポイント以外の情報も掲載しています。
①手数料※ | 5万超~10万円まで:99円 |
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20万超~50万円まで:275円 | |
50万超~100万円まで:535円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 2,678本 |
③お得な サービス |
|
④NISA口座 | 〇 |
④つみたてNISA口座 | 〇 |
⑤IPO実績 | 89社 (2022年実績) |
口座開設数 | 約1000万口座 (2023年4月時点) |
主なキャンペーン | エントリーで約3ヵ月分のS株(単元未満株)の売却手数料が実質無料! |
最短何日で口座開設できる? | 翌日 |
iDeCo (イデコ) |
〇 |
外国株の取扱 | あり (米国、中国、韓国、ロシア、ベトナム、インドネシア等 9ヵ国) |
2023年5月時点の情報
おすすめのネット証券ランキング、堂々の1位は「SBI証券」です。
SBI証券は、グループ全体の口座数が1000万口座を超えるネット証券の最大手企業です。投資初心者にもベテランにも選ばれているだけあって、手数料も安くサービスも充実しています。もちろん、NISA、つみたてNISA、iDeCoといった税制優遇制度にも対応しています。
SBI証券には、三井住友カードで投資信託を積立すると積立額の0.5~5.0%のVポイントがもらえるという特典があります。また、国内株式の購入などでもポイントが貯まり、こちらはTポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント、JALのマイルから自分の好きなポイントを選べて便利です。
SBI証券は、スマホアプリやツールが豊富で使いやすいのもメリットです。情報収集も取引もスムーズで人気のトレーディングツール「HYPER SBI」は、2022年2月から「HYPER SBI 2」も登場しました。プロも愛用する高機能なツールですが、口座を持っていれば無料で利用できます。
①手数料※ | 10万円まで:0円 |
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50万円まで:0円 | |
50万超~100万円まで:1100円(25歳以下は0円※未成年含む) | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 1,686本 |
③お得な サービス |
対象の投資信託を持っているだけで 現金orポイント還元 |
④NISA口座 | 〇 |
④つみたてNISA口座 | 〇 |
⑤IPO実績 | 54件 (2022年実績) |
口座開設数 | 約145万口座 (2023年3月時点) |
主なキャンペーン | 新規口座開設でもれなく松井証券ポイント200ptをプレゼント! |
最短何日で口座開設できる? | 3日 |
iDeCo (イデコ) |
〇 |
外国株の取扱 | あり (米国) |
2023年5月時点の情報
第2位は「松井証券」です!
この会社は、ネット証券ですが実は創業100年を超える老舗でもあります。株主優待名人として有名な桐谷さんも愛用している証券会社です。
充実したサポート体制に定評があり、口座を持っていれば専門の相談員に電話で相談できる「株の取引相談窓口」を無料で利用できます。
単に手続き方法だけでなくパソコンのトラブルや操作についての質問も受け付けてくれるサポート窓口、資産運用全般のアドバイスが聞ける窓口などもありますので、「投資初心者だから不安……。」という人にも利用しやすいでしょう。
また松井証券には、投資信託にかかる信託報酬(手数料)の一部が現金もしくはポイントとして還元されるサービスがあります。現金だと還元率が最大0.78%、ポイントだと最大0.85%なので、ポイントで受け取る方がお得です。このサービスで受け取れる「松井証券ポイント」は、Amazonギフト券、dポイント、対象の商品などと交換できます。
①手数料※ | 5万超~10万円まで:99円 |
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20万超~50万円まで:275円 | |
50万超~100万円まで:535円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 2,626本 |
③お得な サービス |
楽天ポイントが貯まる/使える |
④NISA口座 | 〇 |
④つみたてNISA口座 | 〇 |
⑤IPO実績 | 65社 (2022年実績) |
口座開設数 | 約864万口座 (2022年12月時点) |
主なキャンペーン | クイズに正解して口座開設+条件達成で最大2,000ポイントとガイドブックをプレゼント! |
最短何日で口座開設できる? | 翌日 |
iDeCo (イデコ) |
〇 |
外国株の取扱 | あり (米国、中国、ASEAN諸国など6ヵ国) |
2023年5月時点の情報
第3位は「楽天証券」です。楽天市場や楽天カードなど、楽天系列のサービスをよく使っている人に特におすすめの証券会社です。
最大の特徴は、なんといっても多くの人に馴染みがある楽天ポイントが貯まる&使えることです。
たとえば、楽天カードを使って投資信託を積み立てると100円につき最大1ポイントの楽天ポイントがもらえます。 貯まったポイントで株や投資信託を購入することもできますよ。
楽天銀行や楽天キャッシュなど同系列の別の金融サービスと連携させて利用するのがお得度アップのコツです。
ちなみに、楽天証券で口座開設すると、日本経済新聞の記事が無料で読める「日経テレコン(楽天証券版)」が利用できます。楽天証券の公式スマホアプリ「iSPEED」でも読めますので、投資にも仕事にも役立つ情報が手軽に入手できますよ。
①手数料※ | 5万超~10万円まで:99円 |
---|---|
20万超~50万円まで:275円 | |
50万超~100万円まで:535円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 1,337本 |
③お得な サービス |
マネックスポイントが貯まる/使える |
④NISA口座 | 〇 |
④つみたてNISA口座 | 〇 |
⑤IPO実績 | 62社 (2022年実績) |
口座開設数 | 約219万口座 (2022年12月時点) |
主なキャンペーン | エントリー&初めてワン株(単元未満株)を購入で200円プレゼント |
最短何日で口座開設できる? | 翌日 |
iDeCo (イデコ) |
〇 |
外国株の取扱 | あり (米国・中国) |
2023年5月時点の情報
おすすめ証券会社の第4位は「マネックス証券」です。トップ3ではありませんが、NISAやiDeCoに対応し、多くの人から選ばれているネット証券です。
マネックス証券は、特に米国株のサービスが充実しています。米国株だけで5000以上の銘柄を取り扱っていて、手数料も手頃です。米国株専用の銘柄分析ツールやスマホアプリも提供しています。
また、暗号資産(仮想通貨)取引を手掛ける「コインチェック株式会社」がマネックスグループの傘下であるため、ビットコインやイーサリアムといった暗号資産も取り扱っています。
これらの投資に興味がある人にとっては、特に有力な選択肢となるでしょう。マネックス証券は独自の資産管理ツールにも定評がありますよ。
①手数料※ | 5万超~10万円まで:99円 |
---|---|
20万超~50万円まで:275円 | |
50万超~100万円まで:535円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 1,638本 |
③お得な サービス |
Pontaポイントが貯まる&使える |
④NISA口座 | 〇 |
④つみたてNISA口座 | 〇 |
⑤IPO実績 | 23社 (2022年実績) |
口座開設数 | 約151万口座 (2022年12月時点) |
主なキャンペーン | エントリー&条件達成で米国株式の売買手数料を20%キャッシュバック! |
最短何日で口座開設できる? | 翌日 |
iDeCo (イデコ) |
〇 |
外国株の取扱 | あり (米国) |
2023年5月時点の情報
auカブコム証券は、auを展開するKDDIグループでもあり、三菱UFJ銀行を含む三菱UFJフィナンシャルグループの一員でもあります。数年前までは「カブドットコム証券」という名前でした。
2022年に入ってから、1月には米国株の取り扱いをスタートさせ、3月28日からはau PAYカードによる投資信託の積み立てで1%のPontaポイントが貯まるようになるなど、どんどん進化しています。
au回線ユーザーやauじぶん銀行の口座を持つ人など、同グループのサービスを利用する人ほど便利でお得に使えるようになっています。
auカブコム証券には「NISA割」というサービスがあり、同社でNISA口座を開設している人なら株式取引時の手数料が最大5%割引になりますよ。
①手数料※1 | 5万超~10万円まで:99円 |
---|---|
20万超~50万円まで:275円 | |
50万超~100万円まで:535円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 35本 |
③お得な サービス |
LINE PayとLINEポイントに対応 |
④NISA口座 | × |
④つみたてNISA口座 | ○ |
⑤IPO実績 | 10社 (2022年実績) |
口座開設数 | 約150万口座 (2022年9月時点) |
主なキャンペーン | つみたてNISAで初めて投資&条件達成で抽選で1万円プレゼント |
最短何日で口座開設できる? | 翌日 |
iDeCo (イデコ) |
〇 |
外国株の取扱 | なし (外国株CFD※2のみ) |
2023年5月時点の情報
LINE証券は、可愛いスタンプなどでおなじみのトークアプリ「LINE」と大手証券会社「野村證券」が共同開発したサービスです。
最大の特徴は、スマホでの利用に特化している点です。他社のように「スマホアプリもある」という状態ではなく、スマホのみでLINEアプリを使って取引します。普段利用しているアプリで、直感的な操作で手軽に少額から取引できるので若い世代からも選ばれています。
2019年8月にサービス開始後、IPOやつみたてNISAなど徐々に取り扱える商品が増えてきたこともあり、ネット証券業界最短で150万口座を突破。いま人気急上昇中の会社です。
①手数料※1 | 10万円まで:108円 |
---|---|
20万超~50万円まで:385円 | |
50万超~100万円まで:660円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 652本 |
③お得な サービス |
各種キャンペーンを実施 |
④NISA口座 | ○ |
④つみたてNISA口座※2 | × |
⑤IPO実績 | 43社 (2022年実績) |
口座開設数 | 約44万口座 (2022年12月時点) |
主なキャンペーン | 口座開設&取引で国内株式取引手数料 最大3カ月全額キャッシュバック |
最短何日で口座開設できる? | 即日 |
iDeCo (イデコ)※2 |
× |
外国株の取扱※2 | × |
2023年5月時点の情報
岡三オンラインは、全国に実店舗を持つ「岡三証券」が運営している事業の1つです。もともとは「岡三オンライン証券」という独立した会社でしたが2022年1月に岡三証券と経営統合しました。
現在は国内株のほか取引所FX(くりっく365)や取引所CFD(クリック株365)などを扱っていますが、岡三証券と融合したことで「今まで取り扱いがなかった外国株式や内外債券などの商品も取り扱い予定」とのことですので、今後に要注目です。
ネット証券では珍しい「対面サポート」があるのも岡三オンラインの特徴です。FXやCFDの取引を始めたい人向けに、専門家に相談しながら進められるコースが用意されています。
①手数料※1 | 5万超~10万円まで:88円 |
---|---|
20万超~50万円まで:198円 | |
50万超~100万円まで:374円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 10本 |
③お得な サービス |
制度信用取引の金利優遇プログラム |
④NISA口座 | ○ |
④つみたてNISA口座 | ○ |
⑤IPO実績 | 21社 (2022年実績) |
口座開設数 | - (SBI証券含むSBIグループ全体で約950万口座) |
主なキャンペーン | 300万円超の取引手数料が無料(一律プラン) |
最短何日で口座開設できる? | 3日 |
iDeCo (イデコ) |
× |
外国株の取扱 | なし (外国株CFD※2のみ) |
2023年5月時点の情報
SBIネオトレード証券(旧:ライブスター証券)は、当ランキング1位のSBI証券と同グループの会社です。
こちらは、国内株式と信用取引に特化しています。国内株式の手数料はSBI証券よりも安く設定されていて、業界最安値水準です。
投資信託の取り扱いは10本のみと少なく、つみたてNISAの口座開設は可能ですが、取り扱い商品は「ひふみプラス」1本のみとなっています。投資信託、つみたてNISA、iDeCoなどに取り組みたいなら別の証券会社を選んだ方がよさそうです。
SBIネオトレード証券の公式サイトでは、SBI証券との併用や使い分けも推奨されています。
①手数料※ | 5万超~10万円まで:88円 |
---|---|
20万超~50万円まで:198円 | |
50万超~100万円まで:374円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 取り扱いなし |
③お得な サービス |
DMM株ポイントが貯まる&使える |
④NISA口座 | ○ |
④つみたてNISA口座 | × |
⑤IPO実績 | 12社 (2022年実績) |
口座開設数 | DMM.com証券全体で約80万口座 (2021年3月末時点) |
主なキャンペーン | 口座開設を行うと抽選で2000円プレゼント |
最短何日で口座開設できる? | 即日 |
iDeCo (イデコ) |
× |
外国株の取扱 | あり (米国) |
2023年5月時点の情報
「DMM株」は、DMM.com証券が展開する株式取引サービスの名称です。
国内株式の現物取引の手数料が「業界最安値水準」なのが特徴です。しかも現在は25歳以下の人を対象に、この手数料が実質無料になるキャンペーンも行っています。ちなみに、口座開設から1ヶ月間はだれでも無料です。
国内株式の手数料のうち1%分は「DMM株ポイント」として貯まっていきます。貯まったポイントは取引に利用したり1ポイント=1円で現金に交換したりできます。
DMM.com証券では、株以外にもFX、CFD、競走用馬ファンドなどを扱っています。
取扱商品が限定的なので「投資信託にも興味がある」という人には合わないかもしれませんが、「株式投資をしたい!手数料は最安で!」という人には合うでしょう。
①手数料※1 | 5万超~10万円まで:90円 |
---|---|
20万超~50万円まで:260円 | |
50万超~100万円まで:460円 | |
②投資信託の取扱銘柄数 | 136本 |
③お得な サービス |
GMOあおぞらネット銀行との連携で銀行の預金金利が0.11%にアップ |
④NISA口座 | ○ |
④つみたてNISA口座 | × |
⑤IPO実績 | 0社 (2022年実績) |
口座開設数 | 約51万口座 (証券取引口座数・2022年9月時点) |
主なキャンペーン | FX取引口座開設&条件達成で最大30万円をキャッシュバック |
最短何日で口座開設できる? | 2日 |
iDeCo (イデコ) |
× |
外国株の取扱 | なし (外国株CFD※2のみ) |
2023年5月時点の情報
GMOクリック証券は、特にFXや外為オプションの取引に強みを持つ証券会社です。株式投資の際の手数料も、SBI証券や楽天証券にも負けない安さを誇ります。
ただ反面、投資信託はあまり扱っておらず、つみたてNISAやiDeCoはできません。取り扱っている商品のラインアップが「ハイリスク・ハイリターン」なもの中心なので、投資初心者向きとは言えません。
ただ、すでに他社で口座開設していて投資経験のある人が、「FX専用」「金額が大きい株式取引のとき」など用途を絞ってサブ的に利用するのには便利でしょう。
先述の「おすすめのネット証券会社ランキングトップ10」の順位決めにおいて、特に重視したのが以下の5つの比較ポイントです。
これらはいずれも投資の成果に影響するものですし、さらに、証券会社ごとの差が出やすいポイントでもあります。
1つずつ詳しく見ていきましょう。
投資するときは基本的に、金融商品の売買に手数料がかかります。この手数料は、金融機関によっても投資する商品などによっても違います。
同じ投資に同じように取り組んだ場合、手数料(コスト)を低く抑えた方が手元に残る金額を多くできます。
売買手数料は「たった数百円だし、そんなに差がない」ように見えるかもしれません。でも、長年に渡って何度も取引を重ねるうち、積もり積もって大きな金額になることもありますので、あなどれません。
この記事のランキングでは、各社で日本株の現物取引をしたときの売買手数料の基本プランを記載しています。比較するときの参考にしてみてくださいね。
「投資信託」の取り扱い数も、金融機関ごとに差があります。
投資信託は、近年「投資初心者でも取り組みやすい」として人気を集めている金融商品です。 多数の投資家から集めたお金を1ヵ所(ファンド)に集め、それを投資のプロ(ファンドマネージャー)が株、債券、不動産などいくつもの銘柄に分散させて投資するしくみになっています。
投資信託は「プロの目利きで選んだ投資先の詰め合わせ」のような商品ですので、株式投資のように自分で各社の財務諸表を読み解いて分析したり、それぞれのバランスを考えて投資したりしなくてもチャレンジできます。株より少額の資金で始めやすいのも魅力です。
投資信託にはさまざまな種類がありますので、選択肢は多い方がいいでしょう。そのため今回は取り扱い数の多さを比較ポイントとして挙げました。
証券会社によっては、投資することでポイントや現金がもらえる(還元される)サービスを展開しているところもあります。
ただ普通に投資をしているだけで、投資の利益だけでなくポイントなどの恩恵を得られることもあり、お得です。
証券会社ごとに、貯まるポイントの種類や貯まりやすさ(還元率)が違います。「普段よく行く買い物先で使えるポイントを選ぶ」など、自分の生活の中で利用しやすいものを選ぶのがおすすめです。
「NISA」と「つみたてNISA」は、いずれも投資の利益が非課税になる制度です。投資がうまくいって利益が出た場合、通常は約20%の税金がかかりますが、NISAやつみたてNISAを利用していれば税金がかからずに済みます。投資をするなら、ぜひ利用を検討しましょう。
2つの制度は、投資できる商品の種類や金額の上限などが違います。どちらか一方しか選べませんので、「株式投資がしたいならNISA」「長期間コツコツと続けていきたいならつみたてNISA」など、自分の考えにあった方を選択しましょう。
NISAやつみたてNISAに取り組むには専用の口座(NISA口座)が必要ですが、証券総合口座(証券会社の通常の口座)と同時に開設できることもあります。手間が省けるので、一度で両方済ませられる証券会社を選ぶとよいでしょう。
ちなみに、NISA口座も証券総合口座も、多くの証券会社ではインターネットでいつでもどこでも手続きでき、手数料はかかりません。
IPOとは「Initial Public Offering」の略で、日本語では「新規上場株式」「新規公開株」と訳されます。企業が上場し、一般投資家が初めてその株式を取得できるようになることを意味しています。
IPOを行う企業は急成長中であることが多く、IPOで手に入れた株式はその後大きく価格が上昇することも多いため人気があります。
ただ、IPO株は誰でも手に入れられるわけではありません。抽選で当たった人だけが購入できるしくみになっていて、証券会社ごとに、もともと割り当てられている数も抽選方法も違います。
IPO投資に挑戦したいなら、まずはできるだけIPOの取り扱い実績が多い証券会社を探してみましょう。
5つの比較ポイントについて、ランキングで紹介した10社の情報を、一覧にまとめました。以下の表を参考に、自分に合った証券会社を探してみてくださいね。
※この表は横にスクロールします
金融機関名 | 総合 評価 |
①手数料 (国内株式・現物取引 の売買手数料) |
②投資信託 の取扱数 |
③お得な サービス |
④NISA・つみたてNISA 口座 |
⑤IPO実績 (2022年実績) |
|||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5万超~10万円まで | 20万超~50万円まで | 50万超~100万円まで | NISA | つみたてNISA | |||||
SBI証券 | 99円 | 275円 | 535円 | 2,678本 | Tポイントなどが貯まる | 〇 | 〇 | 89社 | |
松井証券 | 0円 | 0円 | 1100円※ | 1,686本 | 現金orポイント還元 | 〇 | 〇 | 54件 | |
楽天証券 | 3位 | 99円 | 275円 | 535円 | 2,626本 | 楽天ポイントが貯まる | 〇 | 〇 | 65社 |
マネックス証券 | 4位 | 99円 | 275円 | 535円 | 1,337本 | マネックスポイントが貯まる | 〇 | 〇 | 62社 |
auカブコム証券 | 5位 | 99円 | 275円 | 535円 | 1,638本 | Pontaポイントが貯まる | 〇 | 〇 | 23社 |
LINE証券 | 6位 | 99円 | 275円 | 535円 | 35本 | LINE PayとLINEポイントに対応 | × | 〇 | 10社 |
岡三オンライン | 7位 | 108円 | 385円 | 660円 | 652本 | 各種キャンペーンを実施 | 〇 | × | 43社 |
SBIネオトレード 証券 |
8位 | 88円 | 198円 | 374円 | 10本 | 制度信用取引の金利優遇プログラム | 〇 | 〇 | 21社 |
DMM株 | 9位 | 88円 | 198円 | 374円 | なし | DMM株ポイントが 貯まる |
〇 | × | 12社 |
GMOクリック証券 | 10位 | 90円 | 260円 | 460円 | 136本 | GMOあおぞらネット銀行との連携で、銀行の預金金利がアップ | 〇 | × | 0社 |
手数料プランは基本的に一注文ごとのプランの主要な金額レンジを記載。松井証券は一注文ごとのプランがないため定額プランを記載しています。
※25歳以下は0円(未成年含む)
2023年5月時点
この記事では、ネット証券(インターネット専業の証券会社)を紹介しています。ネット証券は、一般的な証券会社とは違う特徴を持っています。基本的には以下のとおりです。
ネット証券 | 一般的な証券会社 | |
---|---|---|
お店/窓口 | なし | あり |
やりとり/手続き | すべてオンラインで手軽に進められる | 対面で担当者と話しながら進められる |
手数料 | 比較的 安い傾向 |
比較的 高い傾向 |
先述のとおり、投資をするならコストはできるだけ安いほうがいいです。ネット証券は手数料の抑えやすさが魅力で、初心者にもおすすめです。
スマホやパソコン操作に慣れている人なら、手続きもそこまで難しくないでしょう。今は少し検索するだけでいろいろな情報が手に入る時代ですので、自分で調べながら進んでいけます。
一方、一般的な証券会社は、コストよりも直接顔を見て相談できる安心感や、担当者にいろいろ教えてもらいながら進めていけることを重視する人に向いています。
株と投資信託って何が違うんですか?
イメージとしては、株はバラ売りで1つずつ自分で見極めて選んでいくスタイル、投資信託はプロが選んで組み合わせたセット商品を購入するスタイルです。
こだわりが強い人や自分で分析するのを楽しみたい人は株、手軽に投資にチャレンジしたい初心者やプロにおまかせで運用したい人は投資信託が向いているでしょう。
投資信託についてもっと詳しく!
初心者は株と投資信託どちらを始めるべきですか?
初心者に向いているのは、投資信託でしょう。投資信託では、細かい投資先は投資のプロであるファンドマネージャーが決めています。自分で政治や経済を予測したり、企業の業績やチャートを分析したりしなくてもチャレンジできます。
また、少額でも始めやすく、1本購入するだけでいくつもの銘柄に分散投資できる点も初心者向きです。
投資信託を始めるなら証券会社はどこがいい?
NISAってどんな制度?メリットは?
NISAは「少額投資非課税制度」とも呼ばれています。NISAを使って投資していれば、通常は投資で出た利益にかかる約20%の税金が非課税になります。
税金がかからないぶん手元に残せる金額を多くできますので、投資をするならぜひ利用を検討したい制度です。
証券会社などでNISA口座を開設するだけで簡単に始められ、口座開設手数料もかかりません。
つみたてNISA(積立NISA)ってどんな制度?メリットは?
つみたてNISAは、NISA(少額投資非課税制度)の一種です。つみたてNISAを利用していれば、投資で利益が出ても税金がかからずに済みます。
NISAにはいくつか種類がありますが、つみたてNISAは「長期・積立・分散投資」に特化しています。最長20年にわたって年間40万円ずつ、合計800万円まで非課税で投資できます(ちなみに、一般NISAは最長5年、年間120万円、合計600万円です)。
選べる投資商品が「金融庁が定めた厳しい基準をクリアした投資信託」だけに限定されているのも大きな特徴です。すでに厳選された中から選択できるため、初心者でも安心して選びやすいでしょう。
NISAやつみたてNISAって同時にできるんですか?
NISAとつみたてNISAは、どちらか一方しか選べません。同時に取り組むことはできないため、それぞれの特徴を把握して自分のやりたい投資に合う方を選びましょう。
ちなみに、両方同時に取り組むことはできませんが、途中で「NISAからつみたてNISA(またはその逆)に変更」は可能です。夫婦で「夫はNISA、妻はつみたてNISA」といった取り組み方も可能です。
つみたてNISAでおすすめの証券会社は?
つみたてNISAに取り組むなら、取扱銘柄数が多く、ポイント還元サービスもあるSBI証券や松井証券、楽天証券がおすすめです。
この3社はいずれも「月100円」と少額から投資できますので、まだ本格的に投資するのが怖い初心者でも、お試し感覚でチャレンジできるでしょう。
iDeCo(イデコ)ってどんな制度?メリットは?
iDeCoは「個人型確定拠出年金」の愛称で、自分で自分の年金を作るための制度です。お金を積み立てて運用していき、老後、その運用の成果に応じた金額が受け取れます。
NISAやつみたてNISAと同じように、iDeCoを使って投資すれば利益が出ても税金がかかりません。
さらに、iDeCoにはNISAやつみたてNISAより強力な税制優遇があります。積み立てるときは全額所得控除、最終的に受け取るときも大きな控除があるため、税金の負担をグッと抑えられます。
ただし、NISAやつみたてNISAのようにいつでも気軽にお金を引き出すことはできず、一度積み立てたお金は原則60歳まで受け取れませんので要注意です。
iDeCoでおすすめの金融機関はどこ?
iDeCoの金融機関を選ぶなら、手数料の低さや取扱銘柄の多さから、SBI証券・松井証券・野村證券がおすすめです。
この記事でも紹介しているSBI証券や松井証券は、iDeCoでも優秀です。野村證券はネット証券ではありませんので、店頭窓口で担当者に相談しながら投資できる点がメリットです。
株式投資・投資信託で商品(銘柄)を選ぶ際、注意点はありますか?
まず前提として、単なる直感ではなく、その商品をよく知ったうえで投資するようにしましょう。
株式投資であれば、その企業の最近の動向や業績、配当・株主優待の内容をチェックするなどは必須です。
投資信託では細かい投資先選びは投資のプロにおまかせできますが、どこの何にどのように投資するものなのかは知っておきましょう。また、信託報酬(投資信託にかかる手数料の一種)の安さも、重要な比較ポイントです。
株式投資をする上で、スマホアプリが便利な証券会社はどこですか?
スマホで手軽に株式投資に挑戦したいなら、SBI証券の株アプリがおすすめです。
SBI証券は、日本株、米国株、投資信託、FXなど商品ごとにその取引に特化したアプリを提供しています。株アプリは日本株に投資したい人のためのアプリで、個別企業の業績や財務状況はもちろん、投資に関するニュースやアナリストの予測なども確認できます。
さまざまな銘柄をランキング形式で表示できる機能もあるので、気になる銘柄を探しやすいでしょう。
この記事では、手数料の安さや手続きの利便性に定評がある「ネット証券」を10社比較し、ランキングしました。
証券会社ごとに、投資にかかるコスト、取り組める投資の種類や数、貯まるポイントなどが違います。どんな投資をしたいのか考えて、自分に合ったところを選びましょう。
ちなみに、NISA口座は1社でしか開設できませんが、証券総合口座は1人で複数社に開設することも可能です。費用もかかりませんので、いくつか口座開設しておいて、用途に合わせて使い分けるというのも1つの方法です。
証券会社選びは、投資を始める第一歩です。気に入ったところを選んで手続きを済ませ、早速投資にチャレンジしてみましょう。
いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
楽天証券
松井証券
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【2023年版】おすすめネット証券会社ランキング!徹底比較
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