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これから投資を始めようとしている人で、SBI証券と楽天証券のどちらで口座開設するか迷っている人は多いのではないでしょうか。
そこで今回は、SBI証券と楽天証券を徹底比較。さまざまな比較ポイントから、メリット・デメリットや両者の特徴・評価を解説します。ぜひ参考にしてみてください。
目次
ネット証券最大手のSBI証券と楽天証券。口座開設数はどちらも900万口座越えと多くのユーザーに人気の証券会社です。
では両者にはどのような違いがあるのでしょうか?投資を始める上で重要なポイントを、下表でざっくり比較してみましょう。
比較ポイント | SBI証券口座開設は こちら |
楽天証券口座開設は こちら |
|
---|---|---|---|
手数料 | 国内株式の 売買手数料※1 |
5万超~10万円まで: 99円 |
5万超~10万円まで: 99円 |
20万超~50万円まで: 275円 |
20万超~50万円まで: 275円 |
||
50万超~100万円まで: 535円 |
50万超~100万円まで: 535円 |
||
外国株式の 売買手数料 (米国株) |
0.495%※2 | 0.495%※2 | |
投資信託の 買付手数料※2 |
原則0円 | 原則0円 | |
商品数 | IPO実績 (国内株式、2022年) |
89社 | 65社 |
外国株式の 取扱 |
9ヵ国 | 6ヵ国 | |
投資信託 | 2,688本 | 2,627本 | |
ポイントサービス | 投資しながら貯まるポイントなど | Tポイント | 楽天ポイント |
Pontaポイント | |||
dポイント/Vポイント | |||
JALのマイル | |||
使えるクレジットカード | 三井住友銀行系カード | 楽天カード | |
ツール | スマホアプリの 利便性 |
最大8つのアプリを 使う必要あり |
1つのアプリで完結 |
NISA/ つみたてNISA |
つみたてNISA 商品数 |
195本 | 192本 |
つみたてNISA 積立頻度 |
毎月、毎週、 毎日※3 |
毎月、毎日※3 | |
NISA IPO対応している? |
〇 | × | |
iDeCo | 商品数 | 38本 | 32本 |
月額手数料 | 171円 | 171円 | |
SBI証券の口座開設は こちら |
楽天証券の口座開設は こちら |
2023年6月時点の情報
両者を比較すると、SBI証券はIPO実績と外国株式、iDeCoの商品数が多いという特徴があります。NISA口座でのIPO投資にも対応しています。また、つみたてNISAの積立頻度が「毎月、毎週、毎日」と3つのパターンから自由に選べる点も強みです。
一方楽天証券は、1つのアプリで取引が完了する点が魅力。投資初心者にとってツールの使いやすさは気になるポイントでしょう。
また両者には投資しながらポイントが貯まるサービスもあります。ラインナップはSBI証券はTポイントをはじめとする4種類、楽天証券は楽天ポイントのみと違いがあるので、普段どのポイントサービスを使っているかによって、魅力と感じる証券会社は変わってきそうですね。
なお手数料はどちらも金融機関最安クラスで、差はありません。
SBI証券と楽天証券の比較表は、証券会社を比較する時に重要な6つのポイントに分けてまとめています。
なぜこれらのポイントが重要なのでしょうか?その理由を簡単にチェックしてみましょう。
この比較ポイントについてはのちほど詳しく解説します。気になる方は参考にしてみてくださいね。
中でも気になる人が多いつみたてNISAについて先に見ておきましょう。
SBI証券 口座開設は こちら |
楽天証券 口座開設は こちら |
|
---|---|---|
取扱商品数 | 195本 | 192本 |
積立頻度 | 毎日、毎週、 毎月 |
毎日、毎月 |
最低積立金額 | 100円 | 100円 |
貯められる ポイントなど* |
Tポイント、 Vポイント、 Pontaポイント、 dポイント、 JALのマイル |
楽天ポイント |
クレジットカード 積立 |
三井住友カード | 楽天カード |
クレカ積立で 付くポイント |
Vポイント | 楽天ポイント |
つみたてNISAの取扱商品数はほぼ変わらず、両社ともネット証券最大級の品揃えを誇ります。そのほかの両社の違いを見ていきましょう。
つみたてNISAは毎月1回の積立が基本ですが、SBI証券では毎月のほか毎週や毎日、楽天証券では毎月のほか、毎日という積立頻度が選べます。
より細かい頻度で積み立てて、時間分散の効果による一層のリスク低減を図りたい人に向くのはSBI証券でしょう。
さらに大きく違うのが、貯められるポイントです。両社とも投資信託を持っていると貯まるポイントサービスがあるのは大きなメリットです。
なかでもSBI証券ではTポイントなどの5種類から好きなものを1種類選べます。一方、楽天証券では楽天ポイントに限られます。自分が使いやすいポイントで選ぶのがおすすめです。
なお両社とも、つみたてNISAの積立をクレカ払いすることでもポイントをもらえます。SBI証券では三井住友カード決済でVポイント、楽天証券では楽天カード決済で楽天ポイントが貯まります。先述した投資信託の保有ポイントとは別でつくポイントサービスとなり、とてもおトクです。
つみたてNISAをSBI証券か楽天証券で始めたい人は、これらの条件をよくチェックして自分に合った方で始めてみるのがおすすめです。
先ほどの比較早見表でも軽く触れましたが、ここからはSBI証券と楽天証券のメリットをそれぞれ解説していきます。
まずはSBI証券の3つのメリットをご紹介します。
これらのメリットについて、次で詳しく見ていきましょう。
SBI証券は、投資をしながら自分に合ったポイントを貯められるのが魅力。Tポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルの中から、いずれかを貯められます。
またこれらのポイントに加えて、三井住友カードで投資信託を積立購入するとVポイントも貯まるため、ポイントの「二重取り」も可能です。
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楽天証券では基本的に楽天ポイントしか貯まらない点を考えると、貯めるポイントを選べる、クレカ併用で複数のポイントが貯まるのは強みといえるでしょう。
IPOに強みを持つSBI証券。IPOとは未上場の企業が、証券取引所に上場すること、またはその株式のことです。新規公開株式ともいいます。IPOは株式が上場するタイミングで買えるため、その後の値上がりが期待できます。また、通常株式の購入時にかかる買付手数料が無料なので、コストを抑えて投資できる点もメリットです。
SBI証券ではこのようなメリットがあるIPO銘柄の取扱数が業界トップクラス。2022年はトップクラスの実績を誇ります。
証券会社 | IPO取扱銘柄 |
---|---|
SBI証券 | 89 |
楽天証券 | 65 |
マネックス証券 | 62 |
岡三証券(岡三オンライン) | 43 |
三菱UFJモルガン・ スタンレー証券 |
23 |
さらにSBI証券では、抽選にはずれてもその後の当選確率がアップする「IPOチャレンジポイント」というサービスも。
通常IPOを購入するためには、ブックビルディング(需要申告)の申込みと、購入申込みの2回申し込みが必要ですが、IPOチャレンジポイントでは、購入申込み(2回目の申込み)の抽選にはずれた際にポイントが付与されます。次回の抽選の際にそのポイントを使うことで、当選確率がアップする仕組みです。
一度抽選にはずれた人の当選確率がアップするサービスは楽天証券にはないので、SBI証券の強みといえるでしょう。このようにIPOの取扱数・サービス内容ともに充実しているSBI証券は、IPOに興味がある人にとってうってつけの証券会社ではないでしょうか。
外国株式の取扱数が多いこともSBI証券の特徴です。SBI証券の外国株式の取扱数は9ヵ国。米国株・中国株のほか、タイやシンガポールをはじめとしたアセアン株も取り扱っています。楽天証券と比較しても豊富なラインアップです。
楽天証券 | SBI証券 |
---|---|
米国 | 米国 |
中国 | 中国 |
シンガポール | シンガポール |
タイ | タイ |
マレーシア | マレーシア |
インドネシア | インドネシア |
ベトナム | |
韓国 | |
ロシア |
SBI証券の外国株式投資は取扱銘柄も豊富。とくに米国株は5000銘柄以上の取り扱いがあります。「米国株アプリ」では、米国株投資に必要な情報収集・分析や銘柄検索、発注をサポートしてくれます。
さらに米国株の買付手数料は最低0円からと業界最安水準。購入は米ドルだけでなく日本円で支払うこともできます。日本株だけでは物足りない、という人は外国株式に強みを持つSBI証券は魅力的でしょう。
なお外国株式に投資する場合は総合口座のほかに、別途専用口座を開設する必要があります。
次は楽天証券のメリットについて解説します。楽天証券には主に以下3つのメリットがあります。
それぞれのメリットについて詳しく見ていきましょう。
楽天証券のメリットは、何といっても楽天ポイントがもらえる点でしょう。楽天ポイントは楽天市場をはじめとした楽天グループの各種サービスで使えるため、楽天ユーザーにはありがたいサービスです。
楽天証券では取引内容に応じて楽天ポイントが貯まります。たとえば国内株式や外国株式の手数料100円ごとに1ポイント、投資信託なら一定の残高をはじめて達成した時に10~500ポイント貯まります。なお、楽天証券の取引でポイントを貯めるには「ハッピープログラム」へのエントリーが必要です。
SBI証券では楽天ポイントを貯められないため、楽天グループのサービスをよく使う人にぴったりな証券会社といえます。
また投信積立を楽天カードでクレジット決済するとさらにお得に。楽天カード側からも楽天ポイントがたまるので、SBI証券と同様に楽天証券もお得な「二重取り」が可能です。
楽天証券のスマホアプリ「iSPEED」は使いやすさに定評があります。1つのアプリで国内株式と外国株式のどちらにも対応している優れもの。さらにアプリ内から投資信託やFXなどのサイトにアクセスできます。複数のアプリをダウンロードせずに異なるジャンルの取引ができるのは魅力的ですね。
銘柄の検索機能も充実しており、ランキングや業種・テーマだけでなく、株主優待の内容などから自分好みの銘柄を探せます。
マイページでは必要な投資関連情報をピックアップできるので、自分好みの画面にカスタマイズしたい人におすすめです。さらにApple Watchと連携して最新のマーケット情報などをチェックできるのも魅力です。
国内株式・外国株式・FXといったサービスごとに別々のアプリをダウンロードする必要があるSBI証券と比べて、1つのアプリで完結するため使いやすさの面では楽天証券が一歩リードしているといえます。
IPOの取扱実績はSBI証券に劣るものの、業界内ではトップクラス。2022年は65件の実績がありました。
楽天証券のIPO抽選方法は、投資初心者に不利にならないよう配慮されている点も特徴です。楽天証券の抽選方法は、取引実績や預かり資産残高などにかかわらず平等に抽選されるので、投資初心者でも安心してIPOに申し込めますよ。
この点は、すでに投資を始めている人が多少有利になる(前述のIPOチャレンジポイント参照)SBI証券より始めやすいポイントではないでしょうか。
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ここまでメリットについて紹介してきましたが、どんな優れた証券会社にもデメリットはあります。
ここからはSBI証券、楽天証券それぞれのデメリットを解説します。
SBI証券のデメリットは以下の通りです。
SBI証券は複数のポイントサービスから貯めるポイントを選べる点が魅力ですが、楽天ポイントは貯まりません。そのため楽天ポイントを貯めている人にとってはデメリットになるでしょう。
またIPOの当選倍率が高い点もデメリットといえるでしょう。メリットでも紹介したとおりSBI証券はIPO実績が多いため、IPOをやりたい人はSBI証券に集まります。そうなると結果的に申込数が増えて、倍率が上がってしまうのです。
とはいえ、抽選ではずれてもIPOチャレンジポイントを使えばその後の当選確率をアップさせることは可能です。
楽天証券のデメリットは以下の通りです。
利用者が多い楽天ポイントですが、投資信託の保有残高に応じてもらえていたポイントの付与条件が厳しくなっています。
具体的には、月間平均残高10万円ごとに毎月3~10ポイントもらえていたのが、初めて一定の残高を達成したタイミングでしかもらえなくなります。もらえるポイントは10~500ポイントで、「初めて達成した残高」に応じてもらえるポイント数が増える仕組みです。
楽天ポイントがもらえなくなるわけではないものの、これまでより貯まりにくくなるのは事実です。この改悪によって楽天証券の魅力が減ったと感じる人はいるでしょう。
またIPOの取扱実績がSBI証券より少なく、NISAでIPOの取り扱いがないこともSBI証券に劣っています。平等抽選で初心者でも始めやすいとはいえ、IPOを始めたいならSBI証券で口座開設するほうがよいかもしれません。
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これまで解説してきたメリット・デメリットを踏まえて、両者の違いを特徴として紹介します。おさらいのためにチェックしてみましょう。
SBI証券は、取扱商品数・IPO実績・貯まるポイントの種類などさまざまなサービスにおいて楽天証券よりバリエーションが豊富なことが特徴です。「多くの商品から自分に合ったものを選びたい」「好きなポイントを選んで貯めたい」という初心者にはおすすめの証券会社です。
特にIPO実績と外国株式の取扱銘柄数は業界最高レベルなので、これらの取引を始めたい人にはもってこいの証券会社です。初めて投資をする際はどれを選べばよいか迷うこともあるので、多くの選択肢から選べることを魅力に感じる人は多いのではないでしょうか。
投資をしながら楽天ポイントを貯めたいなら楽天証券しかありません。楽天グループのサービスで貯まったポイントを株式や投資信託の購入に充てることもできるので、お得に投資を始められますよ。サービスもSBI証券に引けを取らず充実しているため、初心者でも安心して利用できます。
さらにアプリの使いやすさは抜群。1つのアプリで国内株式も外国株式も取引でき、マーケット情報も自分に必要な情報だけを選んでカスタマイズできます。Apple Watchに連携してマーケット情報などを確認できるのも非常に便利です。「複数のアプリを使い分けるのが面倒」「必要な情報だけを効率よく知りたい」という人には楽天証券が合っているでしょう。
証券会社の総合口座はいくつ作ってもOK。そのためSBI証券と楽天証券の両方とも口座開設するのも一案です。どちらの口座も持っていれば、うまく使い分けて両者のメリットを享受することも可能です。
たとえば「IPOはSBI証券で買いたいけど、株取引は楽天証券のアプリを使いたい」「それぞれ魅力的で、どっちを選べばよいかわからない」という人は、どちらの口座も開設することを検討してみるとよいでしょう。
なお口座開設に手数料はかからないので、複数の口座を開設するデメリットはありません。
購入した株式や投資信託は、ほかの証券会社に移す(移管)こともできます。必ずしも購入した証券会社で持ち続ける必要はありません。ひとまずどちらの口座も開設して、後々SBI証券か楽天証券に一本化することも可能です。
株式や投資信託を移管するためには、商品を保有している証券会社で「口座振替依頼書」「投資信託振替依頼書」などの申込書類を取り寄せて提出しましょう。手続き完了後に移管先の証券会社へ振り替えられます。
なお銘柄や分配金コースによっては移管先の証券会社で受け付けていない場合があるので、事前に確認しましょう。また株式の移管(同一名義間)に手数料はかかりませんが、投資信託の移管には1銘柄につき3300円(税込)の手数料がかかります。
NISA口座で購入した資産の移管はできないので、この点も注意が必要です。
冒頭の早見表で紹介した6つの比較ポイントについて、1つずつ比較ポイントに挙げた理由などを解説します。証券会社を選ぶ際の参考にしてみてくださいね。
投資する際には各種手数料がかかるのが一般的です。たとえば株取引では通常購入時・売却時に売買手数料がかかります。投資信託なら購入時手数料や、保有期間中にかかる信託報酬などがあります。
これらの手数料のうち、売買時や購入時にかかる手数料は金融機関ごとに金額設定が異なります。せっかく投資で資産を増やせても、手数料が高ければ実質的な利益は減ってしまいます。逆にコストが少なければ手元に残るお金を増やせるので、効率よく投資したいなら金融機関ごとの手数料を比較すべきです。
商品の取扱数も金融機関によって異なります。選択肢が増えることにつながるので、商品数が豊富なところで投資を始めるとよいでしょう。すでに自分のやりたい取引が決まっているのであれば、そのサービスに強い金融機関を探すのもおすすめです。
たとえば投資信託の取引ならSBI証券と楽天証券の取扱数が2000本以上と圧倒的です。IPOや外国株式の種類ならSBI証券が多く取り扱っています。米国株式に注目するなら、SBI証券とマネックス証券が5000本以上の銘柄を取り揃えていますよ。
投資しながらポイントを貯めたいなら、まずはポイントが貯まる金融機関かどうかをチェックしましょう。すべての金融機関でポイントが貯められるわけではないからです。
せっかく投資を始めるなら、普段使っているポイントサービスと連携している金融機関で口座開設するとお得ですよ。SBI証券と楽天証券のポイントサービスの魅力は前述しましたが、その他のネット証券もお得なポイントサービスがあります。
たとえば松井証券では、投資信託の月間平均保有金額に応じて松井証券ポイントが貯まります。貯まったポイントで投資信託を購入したり、Amazonギフト券などに交換したりできます。また、ポイントの代わりに現金のキャッシュバックを受けることも可能。ポイント還元率に比べて現金還元率は少し下がりますが、ポイントをもらうより現金のほうが使いやすい人にはおすすめです。
またauカブコム証券では、投資信託の月間平均保有残高に応じて年率0.005~0.24%のPontaポイントが貯まります。貯まったPontaポイントは投資信託の購入にも使えるためお得に投資できますよ。
ツールの使いやすさはストレスなく投資を続けるために大切なポイントです。たとえば楽天証券では、1つのスマホアプリで国内外の株式や投資信託などさまざまな取引ができます。頻繁に使うようであれば、このようなツールの使い勝手の良さは重要です。
パソコン用のサイトやツールでも取引できますが、どこにいても手軽に取引できるようスマホアプリを提供する金融機関が増えてきました。金融機関によってツールのデザインや機能・操作性は異なります。しっかり比較して、自分の使いやすいツールのある金融機関を選びましょう。
つみたてNISA/NISAは投資で得た利益が非課税になる制度です。つみたてNISAは年間40万円までの「積立投資」が対象です。非課税期間は最長20年と長期にわたります。対象商品は金融庁が厳選した投資信託と上場株式投資信託(ETF)に限定されます。
一方、NISAは年間120万円までの投資が対象で、対象商品は株式・投資信託・ETF・REITなど多岐にわたります。つみたてNISAと異なり一括購入でも積立でも投資可能ですが、非課税期間は最長5年間と短くなります。
つみたてNISAとNISAは、総合口座とは別に専用口座を開設する必要があり、証券会社の口座開設のタイミングで同時に申し込むことも可能です。ただし、つみたてNISAとNISAの口座はどちらか1つしか開設できないので、どちらが自分に向いているか検討した上で選びましょう。
投資初心者ならつみたてNISAがおすすめです。つみたてNISAは長期運用に適した低コストの商品が中心であるためです。さらに、最初に積み立てる商品と金額を設定しておけば、あとは自動で積み立ててくれるので手間なく投資できます。
SBI証券と楽天証券はNISA/つみたてNISAともに業界トップクラスの人気を誇ります。どちらも取扱商品数が豊富で、投資信託なら1回あたり100円からと少額から投資できますよ。
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SBI証券でつみたてNISAを始めるには口座開設が必要です。4つのステップで簡単に始められます。
詳しくは下記の記事で画像解説しています。気になるおすすめ銘柄もあわせて紹介していますよ。
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楽天証券でつみたてNISAを始めるにも口座開設が必要です。5つのステップでスムーズに始められます。
詳しくは下記の記事で、画像解説でわかりやすくお伝えしています。おすすめ銘柄も紹介していますよ。
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iDeCoは自分で掛金を積み立てて運用する私的年金制度で、積み立てたお金は原則60歳以降に引き出せます。公的年金だけでは不足する老後資金を準備するために作られました。一定の条件を満たしていれば、自営業・フリーランス、会社員・公務員、専業主婦(夫)など幅広く加入できます。
iDeCoは積立時・運用時・受取時の3つのタイミングで節税できることが最大のメリットです。特に積立時の節税効果は大きく、年間の積立額や所得が多い人ほどその効果は高くなります。
iDeCoを始めるためには総合口座とは別に、iDeCo専用口座を開設する必要があります。多くの金融機関では総合口座と同時にiDeCo口座を申し込めませんが、iDeCoは老後資金を準備したい人にはメリットが多いです。老後のために資産運用を始めたい人はiDeCo口座も開設しておくとよいでしょう(iDeCoは口座開設時に手数料がかかります)。
iDeCoの金融機関を比較する際は、手数料の安さや取扱商品数の多さをチェックしましょう。SBI証券・楽天証券ともにiDeCoの取扱商品数は業界トップクラスです。また金融機関ごとに異なる口座管理手数料も、どちらも業界最安値なのでお得に取引できます。
ちなみに、楽天証券ならiDeCoの口座開設と同時に総合口座を申し込めます。(ただしiDeCoの口座開設には約1カ月半~2カ月半かかる)。iDeCo口座と総合口座は共通のID・パスワードでログインできるので、管理も楽ですよ。
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これまでの比較ポイントの解説を踏まえ、各金融機関の特徴をもとに編集部で「おすすめ証券会社ランキング」を作成しました。トップ3は以下のとおりです。
比較ポイント | 1位 SBI証券 詳細はこちら |
2位 楽天証券 詳細はこちら |
3位 松井証券 詳細はこちら |
---|---|---|---|
①手数料の 安さ |
◎ (業界最安クラス) |
◎ (業界最安クラス) |
◎ (50万円まで無料/ 25歳以下無料) |
②商品数の 豊富さ |
◎ (業界トップクラス) |
◎ (業界トップクラス) |
〇 (豊富) |
③ポイント サービス |
◎ (Tポイントなどから 選べる) |
〇 (楽天ポイントのみ) |
〇 (独自ポイントか 現金還元を選べる) |
④ツールの利便性 (スマホ) |
〇 (複数使用する 必要あり) |
◎ (1アプリで完結) |
〇 (複数使用する 必要あり) |
⑤つみたてNISA | ◎ (商品数豊富/ 積立頻度も自由) |
◎ (商品数豊富/ 積立頻度も自由) |
◎ (商品数豊富/ 積立頻度も自由) |
⑤NISA | ◎ (商品数豊富/ IPO対応) |
〇 (IPO未対応) |
〇 (IPO対応) |
⑥iDeCo | ◎ (手数料最安/ 商品数豊富) |
◎ (手数料最安/ 商品数豊富) |
◎ (手数料最安/商品数業界最多クラス) |
SBI証券の口座開設はこちら | 楽天証券の口座開設はこちら | 松井証券の口座開設はこちら |
2023年6月時点の情報
1位と2位はここまで紹介してきたSBI証券と楽天証券でした。
1位のSBI証券は手数料の安さはもちろんのこと、商品数の豊富さ、ポイントサービスのバリエーション、つみたてNISA/NISA・iDeCoの商品数など幅広い項目で評価の高い証券会社です。
2位の楽天証券は楽天ユーザーにメリットが多い証券会社。ツールの使いやすさも魅力です。手数料の安さや商品数でもSBI証券と比べて見劣りしません。両者ともに初心者が投資を始める上でおすすめの証券会社といえるでしょう。
3位の松井証券は1日あたり50万円までの国内株式取引なら手数料が無料。25歳以下の人も手数料がかかりません。商品の豊富さはSBI証券・楽天証券に劣るものの業界では高い水準なので、とくに少額の株取引をしたい人や若い人におすすめです。
SBI証券と楽天証券はどちらも業界トップクラスの人気を誇る証券会社です。手数料はどちらも業界最安水準ですが、その他の比較ポイントでは特徴が異なります。
IPO投資や外国株式投資を始めたいなら、取扱銘柄が豊富なSBI証券がおすすめです。IPOはNISA口座でも買うことができます。
一方、楽天ポイントを貯めたいなら楽天証券がよいでしょう。ツールの使いやすさにも強みがあります。
また証券会社の口座は複数開設できます。口座開設に手数料はかかりません。どちらか一方を選べない人は、取引によって使い分けるのもよいでしょう。しばらく両方の口座を使ってみて、さまざまな点から比較するのも一案です。
証券会社の使いやすさは「どのような取引をしたいか」「どのくらいの金額で取引するか」「貯めているポイントは何か」など人によって異なります。今回ご紹介した6つの比較ポイントを参考に、どちらの証券会社が自分に合っているか検討してみてください。
手数料が安いのはどっちですか?
国内株式・外国株式・投資信託の手数料はどちらも業界最安クラスです。また1日あたり50万円までの国内株式取引なら松井証券は無料、さらに25歳以下は取引金額にかかわらず無料です。
取引する商品や取引金額、年齢などによって最も手数料が安くなる金融機関は変わります。買いたい商品が決まっているなら、その商品の手数料が安い金融機関を選ぶとよいでしょう。
初心者が投資を始めるなら、どちらがおすすめですか?
手数料の安さ・商品数の豊富さなど多くの項目で評価が高いSBI証券がおすすめです。
編集部が作成したおすすめ証券会社ランキングでも1位を獲得しています。
また、楽天ポイントを貯めている人や楽天グループのサービスをよく使う人なら楽天銀行も使いやすいでしょう。投資の基礎知識を学ぶための初心者向けコンテンツも充実していますよ。
ポイント制度はどうなっていますか?
SBI証券は取引内容に応じてTポイント・Vポイント・Pontaポイント・dポイント・JALのマイルのいずれかを貯められます。貯まるポイントが選べるのが最大の特徴です。さらに三井住友カードのクレジット決済で投資信託を積み立てると、別途Vポイントが貯まります。
また貯まったポイントは、1ポイント1円から投資信託の購入に使うこともできます(Tポイント・Vポイント・Pontaポイントの場合)。
楽天証券も取引内容に応じて楽天ポイントが貯まります。またこちらも、楽天カードのクレジット決済で投資信託を積み立てると別途楽天ポイントが貯まります。貯まるポイントは1種類ですが、楽天ポイントを貯めている人には魅力的でしょう。
貯まった楽天ポイントは投資信託のほか国内株式・外国株式の購入にも使えます。こちらも1ポイント1円から利用可能。ポイントで株式が買えるのはSBI証券にはないサービスです。
サポート制度はどうなっていますか?
どちらのサポート体制も充実しているため、わからないことがあっても安心です。
SBI証券では24時間365日対応のチャットサポートがあるので、いつでも気軽に問い合わせできます。土日や営業時間外でも簡単な質問ならAIが対応してくれますよ。
また電話対応のサポートデスクも相談内容ごとに窓口が分かれており、丁寧に対応してくれます。iDeCoやNISA・投資信託、口座開設の問い合わせなら基本的に土日も対応しているので、平日は忙しい人にも便利です。
楽天証券もチャットでの問い合わせなら24時間365日対応。また証券口座やiDeCoの各種手続き方法などを、URL付ショートメッセージで案内してくれるサービスもあります。
電話での問い合わせもSBI証券同様、相談内容ごとに窓口がわかれています。iDeCoやNISA・投資信託の問い合わせは土日も対応しているので安心です。
少額から投資を始めるならどっちがおすすめですか?
投資信託ならどちらも100円から買えるので、少額から投資を始められます。
株式投資を始めたいなら、単元未満株を購入できるSBI証券のS株、楽天証券のかぶミニが少額で始めやすいでしょう。
通常株式投資は1口100株と売買の最低購入株数が決まっていますが、単元未満株なら1株から購入できます。ワンコインで投資できる有名企業もありますよ。
IPO投資をするならどっちがおすすめですか?
取扱実績を見ればトップクラスのSBI証券がおすすめです。NISA口座でも買えるため、税金面でもお得です。
ただしIPOは抽選に当たった人しか買えません。SBI証券のIPOは一度抽選にはずれた人の当選確率が上がるサービスがあります。そのためSBI証券のIPO投資は初めて投資する人には少し不利になります。
当選確率を上げたいなら、SBI証券と楽天証券の両方を口座開設するとよいでしょう。どちらの口座からも申し込めば、その分当選確率はアップします。さらに楽天証券のIPOは取引実績や資産残高にかかわらず平等に抽選されるため、初めて投資する人が不利になることはありません。
外国株に投資するならどちらがおすすめですか?
取り扱っている国の数、米国株の取扱数などを考慮するとSBI証券がおすすめです。米国・中国をはじめとする9カ国の株式を取り扱っています。また米国株の取扱数は5000件以上と業界トップクラスです。
楽天証券も6カ国の株式を取り扱っています。SBI証券ほどではないものの銘柄数も豊富です。また楽天証券は楽天ポイントで外国株を買えるため、お得に外国株取引をしたい人には楽天証券もおすすめです。
いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
楽天証券
松井証券
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【2023年6月版】SBI証券と楽天証券どっちがいい?メリットと特徴を比較
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