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投資に限らず、新たなことに挑戦する時、最初は分からないことが多いものです。株式投資を始めてみようと思っても、どのように株式を買えばいいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
そこではこの記事では、株式の買い方についてイチからやさしく解説します。合わせて、株式投資を行う際のコツについても解説しますので参考にしてください。
目次
株式投資を行うためには、まず証券会社で証券口座を開設する必要があります。
多くの証券会社でインターネットから口座開設の申し込みができます。証券会社各社の公式サイトから手続きを行えるので、気になる証券会社がある人はその証券会社の公式サイトをチェックしてみましょう。
ただ、どんな証券会社があるのか、自分に合った証券会社はどこなのか、特徴や選ぶポイントが分からず「どこで口座開設をすればいいのだろう…」と迷う人も多いと思います。
これから株式投資を始めたい人におすすめは「投資にかかる手数料が安い」「少額から投資にチャレンジできる」という条件を満たす、SBI証券、楽天証券の2大ネット証券です。詳細は下記の記事を参考にしてください。
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一般的に、口座開設の手続きの完了には最短翌日から最長でも1カ月程度かかります。証券口座を利用できるようになったら、ご自身が利用している銀行口座から証券口座へ株式の購入資金を入金しましょう。
入金方法には主に「即時入金」、「リアルタイム入金」、「銀行振込」の3つがあり、それぞれの特徴や手数料は異なります。下表を参考に、自分に合った入金方法を選びましょう。
即時入金 | リアルタイム入金 | 銀行振込 | |
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特徴 |
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手数料 | 無料 (証券会社が負担) |
無料 (証券会社が負担) |
有料 (自己負担) |
利用可能時間 | 24時間 | 銀行ごとに異なる | 銀行の窓口や ATMの受付時間内 (銀行ごとに異なる) |
買付余力※への反映 | 即時 | 即時 | 証券会社が 振り込みを確認した後 |
備考 |
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証券口座への入金が完了したら、気になる企業の株式を購入できます。どの株式を買うか、さっそく選んでみましょう。
初めて株式を購入する際は、ご自身にとって身近な企業を選ぶと良いでしょう。投資の世界には、「遠くのものは避けよ」という格言があります。なじみのない企業よりも、自分が知っている企業や自分の好きなものを取り扱っている企業などから選ぶ方が間違いが少ないという意味です。
また、株式の購入は通常100株単位での購入になります。株価が300円の企業であれば、3万円から株式を購入できるというわけです。株価は企業ごとに異なりますので、株価の高い企業の株式を購入しようと思うと、ある程度まとまった資金が必要になります。
例えば、SBI証券では「500円であの有名企業の株が購入できる?!」と謳っています。これは通常の100株単位(単元株)ではなく、1株単位から購入できるサービス「S株」が用意されているからです。
通常の株式取引で使われる単位(多くの場合は100株)に満たない株式を「単元未満株」といい、一部の証券会社で購入できます。最初から数万円も投資に使うのは怖いと感じているなら、このようなサービスに対応している証券会社で口座開設することをおすすめします。
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購入したい株式が決まったら、「銘柄」「購入株数」「注文方法」などを決め、実際に購入してみましょう。
DDM株のアプリ「DMM株 STANDARD」の画面を例に基本的な流れを紹介します。
まず「①どこの取引所で購入するか」を決めます。通常の取引では「②現物」を選びます。また、NISAなどの口座を利用するのであれば指定しましょう(画面③)。
株式の購入時は「買付」を選択し(画面④)、数量(購入株数、画面⑤)、注文方法(画面⑥)などを選択します。最後に「注文確認」をタップして内容に間違いがないことを確認し、「注文」をタップすれば株式の購入は完了です。
注文方法には「指値」と「成行」の2種類があります。違いは、注文発注時に値段を指定するかどうかです。
指値注文 | ・株式を売買する値段を自分で指定して注文する方法 購入の際「いくらまでであれば購入します」といった具体的な金額を提示して注文します。株価が上がっている時にはこの注文方法がよく使われます。 |
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成行注文 | ・株式の売買時の値段を指定しない注文方法 いくらでもいいから買いたいと思う時にこの方法を使います。株価が下がっている時はこの注文方法を利用することをおすすめします。 |
株式は24時間365日売買ができるわけではありません。株式市場の取引可能時間は9時~11時30分までと、12時30分~15時までに分かれており、午前の部は「前場(ぜんば)」、午後の部は「後場(ごば)」と呼ばれています。
また取引ができるのは平日に限られ、土日祝日および年末年始(12月31日から1月3日)は取引ができない点に注意しましょう。
ただし、取引可能時間外に証券会社のサイトなどで買いや売りの注文自体を出すことはできます。例えば20時に買いの注文を出しておくことで、翌日9時の取引開始となったタイミングで取引ができるようになります。
なお、証券会社のシステムメンテナンス時間中は注文を出せないので、その時間に被らないように気をつけましょう。さらに、証券会社によっては、取引可能時間直後(例えば11時30分から10分程度)は注文の受付を停止しているところもあります。口座を開設している証券会社の取引可能時間は事前に必ず確認しておきましょう。
保有している株式が値上がりしたなどで利益が出た場合は、購入時と同様に「銘柄」「売却株数」「注文方法」などを決めて売却しましょう。今回も「DMM株 STANDARD」の画面を例に基本的な流れを紹介します。
数量や価格(指値の場合)、注文期限、暗証番号などを入力し(画面①~⑤)、注文確認(画面⑥)を選択すると以下のような確認画面が出てきます。
間違いがないか確認して「発注」を選択すると売却取引の注文が発注されます。
ちなみに、注文方法に「指値」と「成行」があることについて説明しましたが、指値よりも成行の方が、取引が成立しやすいという特徴があります。株価の動きや、自分が確定させたい利益額を考えながら、どちらの注文方法を選ぶか考えると良いでしょう。
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株式の買い方と売り方が分かっても、どの銘柄(企業の株式)を買うべきか、見極め方を知っておかなければ実際に株式を購入するのは難しいでしょう。
そこで、ここからは初心者に向けて投資する企業の選び方についてご紹介します。ポイントは「暮らしの中でよく目にする企業から選ぶ」、「安定的に成長し続けている企業から選ぶ」の2つです。
初心者がいきなり知らない企業に投資するのは無謀です。まずは自分がよく利用するスーパーなどの小売販売業やレストランといった飲食業など、自分が日常的に利用する企業から選ぶことをおすすめします。
日常的に目にする企業なら、その企業の成長を身近に感じることができるでしょう。身近な小売販売業や飲食業で成長している企業には「セブン&アイ・ホールディングス」「イオン」「吉野家ホールディングス」「日本マクドナルドホールディングス」などがあります。
いくら日常的に目にする企業であっても、成長し続けていないと投資する意味がありません。安定的に成長し続けているかどうか、その企業の売上高や純利益を四季報などでチェックしてみましょう。
ちなみに、売上高とはその企業が売り上げた金額の総額です。そして純利益とは、利益から本業以外の損益を加味した「経常利益」から法人税などの税金を差し引いたものです。
売上高が伸びているということは、その企業の営業成績が良いことを意味しますし、純利益が出ているということは最終的にその企業の利益が出ていることを意味しますので、企業はその利益を元に事業拡大を考える可能性もあります。
このような理由から、売上高そして純利益のどちらも伸び続けている企業は安定的に成長していると判断できますから、購入候補の1つとして考えると良いでしょう。
例えば、先ほど挙げた「セブン&アイ・ホールディングス」の売上高および純利益はどちらも順調に伸び続けており、今後さらなる成長も予想されます。
初心者が株式を買う際に注意してほしい点は以下の3つです
これらの内容について、以下に詳しく解説します。
株主優待を目的として株式を購入したいなら、株主優待を受けるためには条件があることを知っておく必要があります。主な条件は以下の通りです。
株主優待を受けるための条件は企業によって異なりますので、事前に必ず条件をチェックしてから株式を購入するようにしましょう。
株の取引方法には、自分が証券会社の口座に入金した資金を元手にして行う「現物取引」とは別に「信用取引」があります。
信用取引とは「証券会社が顧客に買付資金や売付株式を貸し付けることにより行う取引のこと(東京証券取引所 信用取引の目的より引用)」。つまり、借金をしながら投資をすることになるので、初心者であればまずは「現物取引」から始めることをおすすめします。
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証券会社からお金を引き出すためには、基本的に一度銀行口座に出金し、そこから引き出す必要があります。一定のタイムラグが発生するため、出金手続きは余裕を持って行うことを覚えておきましょう。
初心者が株式を購入すべきタイミングとして覚えておきたい要素は次の2つです。
このときに買うべき理由を説明していきます。
株価はさまざまな要因に影響され、日々変動しています。時には業績の悪化などのマイナスの要因がなくても、他の要因(決算のタイミングや世界情勢、国内の金融情勢など)によって株価が通常よりも安くなることがあります。
例えば、株主優待の権利確定日を過ぎた企業だと、株主優待目当ての人にとっては魅力がなくなるため、株価が安くなることが考えられます。実際に「テンポスホールディングス」は権利確定日(4月)を過ぎたあと、株価が下落しています。
また、業績の上方修正を発表したばかりの企業も狙い目です。一般的には企業が業績の上方修正を発表すると、その後株価は上昇する傾向にあります。
そのため、発表直後に購入することで、その後の値上がり(利益)が期待できるのです。ただし、なかには上方修正を発表した後に株価が下落することもありますので、注意して株式を購入するようにしましょう。
成長し続けている企業など、株価が上昇している時も買い時です。
ただし、いくら成長を続けている企業でも、株価が急騰した後に何らかの要因でマイナスに転じる場合もあるため、注意して株価の推移を確認しておきましょう。
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ここまで、株式を購入するタイミングについて解説してきましたが、ここからは株式を売却するタイミングについてもみていきましょう。
株式を売却するタイミングを図るのはプロでも難しいものです。一時的な感情に流されて売却してしまうと、思ったような結果にならないこともしばしばあります。
そこで、株式を売るべきタイミングとして覚えておきたい、以下の2つの要素について解説します。
一つ目は自分が設定した目標金額に達した時です。事前に「これくらいの利益が出たら売却する」といった目標を決めておくことで、目標金額になった時に売る決心がつきます。
投資を行う上で、欲は禁物です。「もう少し株価が上がるかも…」と思った途端に株価が下がり、売るタイミングを逃してしまうことにもなりかねません。そのような欲は捨て、できるだけ確実に利益を得るためにも、目標金額になったら株式を売ることを心掛けることが大切です。
株式に限らず、投資商品は日々金額が変動するため、利益が出ることもあれば、損失が発生することもあります。
そのため、「ここまでの金額になったら売る」といった利益目標だけではなく、「いくらまでの損失なら売らずに保有しておけるか」の目安も決めておきましょう。そうすることで想定を超えた損失を防ぐことにつながります。ご自身で許容金額の基準を設定し、そこに達したら感情に左右されずに必ず売ることも、損失の拡大を防ぐ上で重要なポイントです。
株式はどこで買えますか?
証券会社で購入できます。
株式を購入するには証券口座の開設が必要ですが、ネット証券などではPCやスマホで簡単に必要書類の提出ができ、スムーズに口座が開設できます。
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株式はどうやって買うの?
株式は以下の5つのステップで購入できます。
◆株式の買い方-5つのステップ
なお、株式の購入方法には、証券会社に電話をして注文する方法やネットで購入する方法などがあります。ネット証券などではPCだけではなく、スマホ経由でも株式を購入できるため、スキマ時間を有効に利用できます。
株式っていくらから買えるんですか?
株式は基本的に100株単位で購入できます。この通常の取引で売買される単位を単元株といい、株価に応じて、数万円~数十万円の購入資金が必要です。
ただ、証券会社によっては「単元未満株」を取り扱っているところもあり、その場合は1株単位(数百円~数千円程度)で購入できます。
米国株式(外国株式)ってどうやって買えばいいですか?
米国株式(外国株式)の購入方法は基本的に国内株式と変わりませんが、外貨(米ドル)で購入する方法と日本円で購入する2つの方法があります。以下にその流れを簡単に説明します。
◆米国株式の買い方-3つのステップ
①開設した証券口座が外国株式の購入に対応しているか確認する
(今回例として取り上げるSBI証券では、外国株式の取引を行うための事前設定が必要です)
②証券口座に入金する(円もしくは米ドル)
日本円を入金すれば、その金額に応じた取引が可能です。米ドルの入金については、外貨預金で米ドルを保有しているならそのまま入金(外貨入金)することができますし、その時の為替に応じて円をドルに替えて入金(為替取引)することもできます。
為替取引には「リアルタイム為替取引」と「定時為替取引」の2種類があり、受付時間や約定のタイミングが異なる点に注意が必要です。
③購入したい企業の株式を選び、購入する
入金が反映され、購入できる状態になれば米国株式を購入することができます。購入したい米国企業の株式を選び、購入する株数や指値で購入するなら希望する金額などを指定しましょう。
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IPOって何ですか?
IPOとは「新規公開株式」といわれるもので、企業が資金調達の目的で一般の投資家に株式を新たに売り出すことです。その際に企業は「公募価格」を設定しますが、できるだけ多くの投資家に買ってもらいたいという思いから、低めに設定されている点が特徴です。
そのためIPOが市場に上場すると値上がりしやすく、値上がり益が期待できるのです。しかし、誰もがIPOを購入できるわけではありません。抽選に応募し、当選しなければ購入することができないため、IPOを購入したいなら、IPO銘柄を多く取り扱っている証券会社や主幹事の件数が多い証券会社で口座を開設するなどといった工夫が必要です。
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IPOの買い方は国内株式の買い方と同じですか?
IPOは国内株式の買い方と異なります。以下にIPOの購入の流れについて解説します。
◆IPO(新規公開株式)の買い方-5つのステップ
①IPOを取り扱っている証券会社で口座を開設する
できるだけ多くのIPO株式を取り扱う証券会社、さらには主幹事となっている件数が多い証券会社を選ぶことがポイントです。
②仮条件が掲示されるので、ブックビルディングに参加する
ブックビルディングに参加することで最終的な売り出し価格が決定されます。
③証券口座に「発行価格×有効申込株数」以上の金額を入金する
入金額が満たないと抽選に参加できないため注意が必要です。
④売り出し価格が決定し、抽選が行われる
ブックビルディングを基に最終的な売り出し価格が決定し、入金済みの人を対象に抽選が行われます。
⑤抽選後結果が通知され、購入意思表示を行うことで購入完了!
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株式を購入するにあたり、最初に行う必要があるのは証券口座の開設です。証券会社は数多くあるため、どの証券会社を選ぶべきか迷う人もいるでしょう。そんな人には、スマホ上で簡単に手続きが行えるネット証券を選ぶことをおすすめします。
また、企業の株式を購入する際は、自分が身近に感じる企業やこれから成長が期待できる企業を選ぶことがポイントです。
初めのうちは不安なことが多いかもしれませんが、SBI証券などのように少額から投資を始められて初心者にやさしい証券会社もあります。口座開設は無料でできますから、気になっているのであれば、まずは証券口座を開設して株式投資にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
楽天証券
松井証券
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