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最終更新:2022年12月01日

つみたてNISA手数料はどこも同じ、それでもお得な金融機関を比較

つみたてNISA手数料はどこも同じ、それでもお得な金融機関を比較
馬場 愛梨 ファイナンシャルプランナー、ライター

投資をする際、必ず事前に確認しておきたいのが「手数料」です。手数料が高いと、せっかく運用がうまくいっても手元に残せる金額が少なくなってしまうからです。

この記事では、これからつみたてNISAを始めたいと考えている投資初心者さんに向けて「つみたてNISAでは手数料がかかるの?」「どんな手数料がいくら?」といった疑問にお答えします。

さらに、どの金融機関を選ぶとお得なのかも解説していますので、つみたてNISAを上手に活用したい人はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

結論(この記事のポイント)
  • つみたてNISAでは、口座手数料や取引手数料はかからない
  • 必ず確認すべき手数料は「信託報酬」
  • つみたてNISAの金融機関をどこにするかによって、受けられる特典が違う
目次を開く

つみたてNISAはどの金融機関でも手数料に差はない

結論からいうと、つみたてNISAはどの金融機関で始めても、手数料に差はありません。
それはなぜなのか、そもそも投資にはどんな手数料がかかるのか、つみたてNISAの手数料とは何か、詳しく見ていきましょう。

つみたてNISAの手数料とは?

つみたてNISAでは、口座開設をしても手数料はかかりません。iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金:つみたてNISA同様、積立投資を促進するための税制優遇制度)のような「口座管理手数料」もありません。

さらに、積み立てるときの購入手数料(販売手数料)も、積み立てた資産を現金化するときの売却手数料(引き出し手数料)も、ごく一部の例外を除いて0円となっています。

金融機関に支払う手数料にはほぼ差がないため、つみたてNISAの手数料を気にするなら金融機関選びではなく、投資信託選びが重要なポイントになってきます。

チェックすべき手数料は信託報酬のみ

つみたてNISAでチェックすべき手数料は、信託報酬(投資信託の運営管理にかかる手数料)です。

信託報酬は投資信託ごとに違います。その投資信託を保有している間ずっとかかり続ける費用ですので、長期にわたって保有し続けることが前提のつみたてNISAでは、わずかな違いに見えても積もり積もって大きな金額差につながることがあります。

ちなみに、投資信託にはほかにもさまざまな手数料がありますが、つみたてNISAで投資する場合はあまり気にしなくてよいでしょう。

投資信託にかかる主な費用 
①購入時手数料
(販売手数料)
②信託報酬
(運営管理費用)
③信託財産留保額
投資信託を購入する(積み立てる)ときに支払う 投資信託を保有している間ずっと支払い続ける 投資信託を売却する(引き出す)ときに支払う
つみたてNISAの商品はほとんどが「購入時手数料無料(ノーロード)」 つみたてNISAでもどの商品を選んでも必ずかかる費用 つみたてNISAではかからないことが多い

上記のうち、最低限②の信託報酬だけ確認できていれば、①の購入時手数料と③の信託財産留保額は無視してしまっても構いません。その理由は以下のとおりです。

①購入時手数料
つみたてNISAで選べる商品は全部で216本ありますが、そのうちの209本は金融庁が「購入時手数料無料(ノーロード)」と決めている投資信託です(2022年10月31日時点)。これらはどの金融機関で購入しても手数料がかからずに済みます。

購入時に手数料がかかる可能性があるのは「ETF(上場投資信託)」という種類の商品だけですが、数は少なく、つみたてNISAでは大和証券しか取り扱っていません。

③信託財産留保額
①購入時手数料と同様、つみたてNISAではかからないことが多いです。現状、信託財産留保額の支払いが必要なのは、つみたてNISAの対象になっている216本のうち33本のみとなっています(2022年10月31日時点)。

信託財産留保額の有無やどれくらいかかるのかは、目論見書(もくろみしょ:投資信託の説明書)で確認できます。目論見書は証券会社のウェブサイトの商品紹介ページなどに掲載されています。手数料だけでなく、その投資信託の運用方針やリスクなども書かれていますので、投資前にしっかりと目を通しておきましょう。

信託報酬が低い投資信託がおすすめ

前述のとおり、投資信託を選ぶときに重視すべき手数料は「②信託報酬」です。ただ、つみたてNISAではもともと信託報酬が低めの商品しか選べません。

つみたてNISAは、国が「少額からの長期・積立・分散投資」に取り組む個人を支援するために創設した非課税制度であり、投資初心者でも利用しやすいように配慮されています。

そのため投資できる商品は、信託報酬の低さなど金融庁が定めたいくつもの基準をクリアして「長期・積立・分散投資に適している」と認められた投資信託のみに限定されているのです。

具体的には、以下のように信託報酬の上限が定められています。

つみたてNISA対象投資信託の信託報酬上限
  指定インデックス投資信託(インデックスファンド) 指定インデックス投資信託以外の投資信託(アクティブファンド等) ETF
(上場投資信託)
国内資産を対象とするもの 0.5%以下(税抜) 1.0%以下(税抜) 0.25%以下(税抜)
海外資産を対象とするもの 0.75%以下(税抜) 1.5%以下(税抜)

信託報酬は何に(投資対象)、どうやって(投資方針)、投資する投資信託なのかによっても差が出ます。

なるべく低いものを選びたいところですが、単に「〇%」という数値だけ見るのではなく、たとえば「投資対象:国内株式」×「投資方針:インデックス型(TOPIXに連動)」など、同じ投資対象に同じ方針で投資しているもの同士の中で比較するようにしましょう。

なお信託報酬は投資信託ごとに決まっていますので、同じ商品であれば基本的にどの金融機関で買っても同じです。

ここまで見てきたとおり、つみたてNISAでは金融機関の違いによる手数料の差はないといえます。では、「つみたてNISAはどの金融機関で始めても同じ」なのでしょうか。

実は、そうではありません。つみたてNISAをより有利に、便利に始められる金融機関選びにはコツがあります。ポイントは次の2つです。

金融機関の選び方は「豊富な商品数」と「引き落とし方法」

つみたてNISAを始める金融機関を選ぶポイントは、手数料ではなく「①豊富な商品数」と「②引き落とし方法」の2つです。

つみたてNISAの対象になっている商品は全部で216本ありますが、それらすべてを取り扱っている金融機関はありません(2022年10月31日時点)。金融機関によって取り扱っている商品や数が違うのです。

また、つみたてNISAに積み立てるお金を支払う方法としては、銀行口座からの引き落としやクレジットカード決済などがあります。なるべく手間がかからずお得な方法を選びたいですね。

この2つのポイントについて、さらに詳しく見ていきましょう。

①「豊富な商品数」なら、信託報酬が低い商品が選びやすい

つみたてNISAは証券会社や銀行などで始められますが、それぞれで取り扱っている商品の数が違います。一般的には、以下のような傾向があります。

つみたてNISA取扱商品数
ネット証券
(インターネット専業の証券会社)
150本~180本程度
対面証券
(各地に実店舗を持つ証券会社)
10本~50本程度
銀行など 3本~20本程度

ネット証券は取扱商品数が多い一方、銀行など実店舗があるタイプの金融機関は少なめとなっています。

取扱商品数が多いということは、選択肢が豊富ということです。前述のとおり、つみたてNISAで選ぶ商品は同じ対象資産であればできるだけ信託報酬が低い商品がよいでしょう。取扱商品数が多いほど、同じ対象資産の中で信託報酬が低い商品を選べる可能性が広がります。

投資する商品をまだ具体的に決めていないなら、選択肢が豊富なネット証券で口座を開設しておけば、さまざまな希望に合った商品を見つけやすいでしょう。

証券会社は銀行よりも扱える投資商品の幅が広いため、株式投資などつみたてNISA以外の投資にも取り組んでみたい人にも便利です。

なお、同じ「ネット証券」というカテゴリーの中でも、取扱数には差があります。

つみたてNISA対象の投資信託取り扱い本数(主なネット証券)
主なネット証券 つみたてNISA対象の投資信託数
SBI証券 185本
楽天証券 183本
松井証券 178本
auカブコム証券 178本
マネックス証券 157本
LINE証券 9本
SBIネオトレード
証券
1本
GMOクリック
証券 
取り扱いなし
DMM.com
証券 (DMM株)
取り扱いなし
  • 出所:各社公式サイト
  • 2022年11月30日時点

取り扱いがない、もしくは極端に数が少ないネット証券もありますので要注意です。選択肢の豊富さを重視するなら、楽天証券SBI証券を選んでおけば安心です。

②「引き落とし方法」は証券口座、銀行口座、クレカ払いなど

つみたてNISAの積立代金の支払い方法には、証券総合口座や銀行口座からの引き落とし、対応ATMからの入金、クレジットカード決済などの方法があります。

初心者の場合、もっともイメージしやすいのは銀行からの口座引き落としではないでしょうか。あらかじめ指定しておいた銀行口座から毎回自動的に引き落としされる方法です。

この方法は手間も少なくわかりやすいのですが、選ぶ金融機関によっては、引き落としに利用できる銀行が限られている場合があります。自分が使いたい口座が指定できるのかどうか、事前に調べておくのが無難です。

ちなみに、前述した楽天証券SBI証券なら、全国450超の銀行や信用金庫などの口座に対応していますよ。

「クレカ払い」なら引き落としでポイントが貯まる

同じ金額を引き落とすのなら、クレジットカード決済にして、クレジットカードのポイントや提携するポイントサービスのポイントを貯められる方がお得です。銀行引き落としだと、代金が引き落とされるだけでポイントは貯まりません。

ネット証券と利用できるクレジットカードは自由に組み合わせられるわけではなく、たとえば「楽天証券で楽天カード決済を利用」、「SBI証券で三井住友カードを利用」などのように決まっています。主な組み合わせと貯めるポイントは以下のとおりです。

証券会社×対応クレジットカード 貯まるポイント
楽天証券×
楽天カード
楽天ポイント
SBI証券×
三井住友カード
Vポイントのほか、次のいずれか1種
Tポイント、Pontaポイント、dポイント、JALのマイル
SBI証券×
タカシマヤカード
タカシマヤ
ポイント
auカブコム証券×auPAYカード Pontaポイント
マネックス証券×
マネックスカード
マネックス
ポイント
tsumiki証券×
エポスカード
エポスポイント
スマートプラス(セゾンポケット)×
セゾンカード/UCカード
永久不滅ポイント

ポイント付与率や貯まる条件などは証券会社やカードの組み合わせによって違いますが、おおむね積立額の0.1~2%ほど貯まるケースが多いです。

基本的にクレジットカード決済された金額に応じてポイントがもらえるしくみですが、証券会社によっては、さらに投資信託の保有残高によってもポイントが貯まる場合もあります。

たとえば楽天証券では「投資信託資産形成ポイント」として、一定の保有残高を初めて達成した場合にポイントがもらえるようになっています。

例)楽天証券「投資信託資産形成ポイント」
  • 月末時点の残高が、初めて10万円に到達した場合・・・10ポイント
  • 月末時点の残高が、初めて30万円に到達した場合・・・30ポイント
  • 月末時点の残高が、初めて50万円に到達した場合・・・50ポイント
  • 月末時点の残高が、初めて100万円に到達した場合・・・100ポイント
  • 月末時点の残高が、初めて200万円に到達した場合・・・100ポイント

など、保有残高が増えるほどもらえるポイントが大きくなる仕組み

どの金融機関でもできる方法ではありませんが、少しでもお得に投資をしたい人はぜひクレジットカードやポイント制度の活用も検討してみましょう。

以下の記事でも詳しく解説しています。

合わせてこちらもチェック!

つみたてNISAのおすすめは「SBI証券」「楽天証券」

つみたてNISAを始められる金融機関は多数ありますが、中でもおすすめなのがSBI証券楽天証券です。

前述した金融機関の選び方のポイント「①豊富な商品数」と「②引き落とし方法」の両方を満たしていて、ポイントを貯めることもできる証券会社だからです。

SBI証券・楽天証券とも、初心者にも使い勝手の良いネット証券として定評があります。このあと詳しく紹介しますので、金融機関選びの参考にしてみてくださいね。

SBI証券

SBI証券のつみたてNISAの特徴
取扱商品数 185本
最低投資額 100円
積立頻度 毎日、毎週、毎月の3コースから選択可
おすすめ商品 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
  • 2022年11月30日時点

取扱商品数の多さやお得なポイントサービスがあるのは前述のとおりです。三井住友カードを持っている人やTポイントやdポイントなどを貯めている人にとっては、より有力な選択肢となるでしょう。

SBI証券のように複数のポイントを同時にもらったり、貯めるポイントの種類を選べたりするケースはかなり珍しいです。投資信託の月間の平均保有金額に応じてポイントが貯まる「投信マイレージ」という制度もありますよ。

また、SBI証券は積み立てるタイミングを毎日・毎週・毎月の3コースから選べたり、非課税枠を残さず使い切るための「NISA枠ぎりぎり注文」という注文方法があったり、利用者の「かゆい所に手が届く」ような細かいサービスが充実している点も魅力です。

楽天証券

楽天証券のつみたてNISAの特徴
取扱商品数 183本
最低投資額 100円
積立頻度 毎日、毎月の2コースから選択可
おすすめ商品 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • 2022年11月30日時点 

楽天証券は、つみたてNISAの取扱商品数がもっとも多い証券会社です。人気も高く、2021年につみたてNISA口座を新規開設した人のうち半数以上は楽天証券を選んでいるというデータもあるくらいです。

楽天証券は、楽天銀行や楽天カード、楽天市場など同グループのサービスをよく利用する人ほど便利でお得に使える点が特徴です。つみたてNISAの代金を楽天カードで引き落とすようにすれば楽天ポイントを貯められますし、さらに、貯まった楽天ポイントを使ってつみたてNISAに取り組むこともできますよ。

楽天証券のホームページは、動画セミナーやコラムなどが充実していて、無料で日経新聞の記事が読めるサービスもあります。投資初心者でも知識を得ながら挑戦していきやすい点も魅力ですね。

まとめ:つみたてNISAの手数料は「金融機関」ではなく「商品」で決まる

つみたてNISAでは、金融機関ごとの手数料の差がほぼありません。購入時手数料や口座開設料は「0円」で済むことが多いので、それよりも投資信託ごとに決められている「信託報酬」という手数料を意識するようにしましょう。

つみたてNISAの金融機関を選ぶなら、手数料ではなく取り扱っている商品の数や利用できる引き落とし方法などを比較して検討するのがおすすめです。特にSBI証券楽天証券は初心者でも使いやすいでしょう。

つみたてNISA手数料に関するよくある質問

つみたてNISAに売却手数料や引き出し手数料はかかる?

かかりません。

つみたてNISAでは、どの金融機関を選んだ場合でも売却手数料や引き出し手数料は通常かかりません。ただしごく一部の例外として、ETF(上場投資信託)を売却するときに売買委託手数料が発生することがあります。

つみたてNISAでは金融機関による手数料の差はほぼないため、投資信託ごとに決められている信託報酬という手数料を確認することが重要です。

つみたてNISAの金融機関は変更できる?

変更できます。

つみたてNISAは「1人1口座」というルールがあるため、1つの金融機関でしか口座開設ができません。しかし、年1回までなら金融機関を変更することも可能です。

ただし金融機関を変えると、それまで積み立てた資産を新たな金融機関に移行できないなどのデメリットもあります。長期の資産形成という目的からすると、なるべく変更せずに一つの金融機関で続けるのが理想的です。

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、つみたてNISAを始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されている金融機関を、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  • 多くの人に選ばれている証券会社

    SBI証券

    • SBIグループ全体の口座数は720万を突破!
    • 三井住友カードを使うとVポイントのお得な「二重取り」が可能
    • 100円から積立できる!頻度を毎月/毎週/毎日から自由に選べる
  • 初心者に優しい証券会社

    松井証券

    • 三ツ星評価のサポートで安心!
    • 対象の投資信託を保有するだけでポイントまたは現金を毎月還元!
    • つみたてデビュー応援キャンペーン実施中
  • 楽天ユーザーにおすすめ

    楽天証券

    • 楽天ポイントが貯まる!楽天カードを使うとお得な「二重取り」も◎
    • 取扱い銘柄数180本!業界トップのラインナップ
    • 100円から積立できる!
  • Pontaポイントがもらえる

    auカブコム証券

    • au PAYカード決済で投資信託を積立するとPontaポイント還元!
    • au回線またはUQ mobileならポイント還元率アップ
    • 運営管理手数料が「0円」

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