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最終更新:2023年07月12日

初心者でも簡単4ステップ!米国株(アメリカ株)の買い方や注意点を徹底解説

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初心者でも簡単4ステップ!米国株(アメリカ株)の買い方や注意点を徹底解説

米国株への投資に興味があっても、「難しそう」「手間がかかりそう」などのイメージを持つ方も少なくないでしょう。かつては取引のハードルも高かった米国株投資ですが、近年は国内株との差もほぼなくなり、大幅に取り組みやすくなりました。この記事では米国株投資のやり方や流れ、売買時の注意点などをわかりやすく解説します。

結論(この記事のポイント)
  • 米国株の買い方は国内株と大きな違いはない
  • ドルで取引するため両替手続きや為替リスクがある
  • 銘柄数、スマホ取引、手数料からSBI証券・楽天証券・マネックス証券がおすすめ
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米国株の始め方は?買い方を4ステップで解説!

米国株に投資するにはどのような手順を取ればよいのでしょうか。国内株式と比べて、大きな手間がかかるイメージを持つ方もいるでしょう。実は、米国株も国内株も投資手順としてはそれほど大きな違いはありません。以下の4ステップで購入が可能です。

米国株式の始め方
  • STEP1
    米国株式を買うための専用口座を開設する
  • STEP2
    購入資金を証券口座へ入金する
  • STEP3
    購入したい銘柄を選ぶ
  • STEP4
    注文をする

ステップ①
米国株式を買うための専用口座を開設する

外国株式取引口座を開設

米国株式をはじめとする外国株式に投資するには、通常の国内の証券口座(総合口座)とは別に専用口座(外国株式取引口座)を開設する必要があります

すでに総合口座(通常の証券口座)を持っている場合は、公式サイト(例:SBI証券楽天証券マネックス証券)などから外国株取引口座の開設手続きを行いましょう。基本的に口座開設の手数料は無料です。例えばSBI証券では、最短で申込完了と同時に開設が済みます。

ただし中には、外国株式の取扱のない証券会社もあります。初めて総合口座を開設する方や、利用中の証券会社で米国株式の取扱がない方は、米国株式の取扱のある証券会社で総合口座と外国株取引口座を開設しましょう。

米国株式を取り扱う証券会社でも、各社で取扱銘柄数などサービス内容が異なります。下表を参考に、他の証券会社の方がより充実していると思ったら、新たにその証券会社での口座開設を検討してはいかがでしょうか。

【ネット証券各社の米国株銘柄数】
  銘柄数 特徴
SBI証券 5,600超 ・取扱銘柄数は最多水準!
・米国株を含め9カ国の銘柄を取引可能
楽天証券 4,879 ・取扱銘柄数は最多水準!
・スマホアプリ1つで米国株式/国内株式とも取引できる
マネックス証券 4,843 ・取扱銘柄数は最多水準!
・米国株専用の銘柄分析ツールやスマホアプリがある
DMM株 2,441 ・米国株式を信用取引の担保にできる
auカブコム証券 1,803 ・早期に取扱数を2,000銘柄に拡大目指す
松井証券 2,537 ・取扱銘柄数を順次増加中
GMOクリック証券 取扱なし
岡三オンライン 取扱なし
SBIネオトレード証券 取扱なし
  • 2023年6月16日時点

ステップ②
購入資金を証券口座へ入金する

資金を入金

証券会社に外国株取引口座が開設できたら、次のステップで購入資金を証券口座に入金します。米国株式の購入にはドルが必要です。国内株式と米国株式の取引の最大の違いは、為替に関する手続きの有無といっても過言ではありません。

では、どのようにドルを準備すればよいのでしょうか。証券会社が円からドルに両替する「円貨決済」と、投資家が自分で円をドルに交換して取引を行う「外貨決済」の2種類があります。違いは下表のとおりです。

  円貨決済 外貨決済
米ドルの準備 証券会社が代行 自分で購入
手数料の発生タイミング 株式の購入時・売却時 米ドルの両替時・米ドルから円への両替時
注意点 手数料・為替レート 手間・時間

円貨決済は為替の手続きを証券会社が代行します。私たち投資家は手間がほとんどかからない分、為替手数料がかかること、さらに両替時の為替レートが証券会社によっては割高となる場合があることには注意が必要です。

外貨決済は為替の手続きを自分で行います。円貨決済に比べて為替手数料が抑えられる反面、自らの手間がかかります。また、両替が即座に行われる証券会社は少なく、1営業日程度の時間が必要になります。

入金方法の詳細についてはこちらでも詳解します。

ステップ③購入したい銘柄を選ぶ

購入したい銘柄を選ぶ

国内株式には4ケタの数字の銘柄コードが割り振られています。一方、米国株ではアルファベット1~4文字程度のティッカーコードが国内の銘柄コードに該当します。興味のある銘柄を見つけたら、ティッカーコードを控えておくと購入時にスムーズな銘柄検索が可能です。

具体的な米国銘柄選びについてはこちらで詳解します。

ステップ④注文をする

注文をする

続いて、証券会社の発注サイトで取引種別やティッカーコード、株数、価格、期間、預り区分、決済方法、注文方法などを選択していきましょう(下表参照)。最後に取引パスワードを入力して完了です。

取引種別 買付
(売却の際は保有株式の「売却」を選択)
預り区分 一般口座、特定口座、NISA口座を選択
決済方法 【投資資金が円の場合】円貨決済
【投資資金がドルの場合】外貨決済(詳細はこちら
主な注文方法
  • 指値注文…発注価格を固定する注文方法。予想外の株価で約定するリスクがない反面、株価が上がると購入できない可能性がある
  • 成行注文…現在売買がされている株価で買い注文を入れる発注方法。必ず約定できる反面、出来高が少ない銘柄の場合、予想外の高値で約定するリスクがある

証券会社によっては上表以外の注文方法もあります。

米国株を売りたいときはどうすればいい?

持っている米国株式の売却方法も国内株式とほぼ同様です。

米国株の売却方法
  • STEP1
    証券会社の発注サイトから保有銘柄の売却を選択
  • STEP2
    数量、価格、執行条件を入力
  • STEP3
    円貨決済か外貨決済かを選択して注文

なお、マネックス証券のように売却時は「外貨決済」のみという証券会社もあります。外貨決済は継続的に米国株投資を行う場合は手数料を低く抑えられるメリットがあります。反面、ドルが証券口座に入金されるため、資金を引き出す際などは自らドルを円に両替する必要があります。

米国株式投資でおすすめの証券会社は?

これから米国株式投資を始めようとする方の中には、「結局、おすすめの証券会社はどこなの?」と思う方もいるでしょう。そこで「取扱銘柄」と「手数料」の2つの比較ポイントで米国株投資におすすめの証券会社を紹介します。

2つの比較ポイント

比較ポイントは取扱銘柄数と手数料

米国株投資で証券会社によって異なるのは主に取扱銘柄数と手数料の2つです。

取扱銘柄数は、証券会社によって数百銘柄から数千銘柄まで大きな開きがあります。幅広い選択肢から銘柄を選ぶことができる、取扱銘柄数が多い証券会社がおすすめです。

手数料は国内株式と同じく取引ごとに発生する売買手数料と、投資資金を両替する際に発生する為替手数料(円貨決済時)の2つがあります。いずれも証券会社ごとに設定されているため、安い証券会社を選ぶことが大切です。

米国株式おすすめ証券会社ランキング

取扱銘柄数と手数料の観点から、米国株ができる主要ネット証券6社を比較し、ランキング化しました。

横にスクロール
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順位 金融
機関名
取引
手数料
為替手数料
(1ドルあたり)
米国株
取扱数
円貨
決済
外貨
決済
NISA
(米国株)
1位 SBI証券 約定代金 × 0.495%※1 0.25円 5,600超
2位 楽天証券 約定代金 × 0.495%※1 0.25円 4,879
3位 マネックス
証券
約定代金 × 0.495%※1 買付時 0円
売却時 0.25円
4,843
(売却時は外貨決済のみ)
4位 松井証券 約定代金 × 0.495%※1 0.25円 2,537 ×※2
5位 DMM株 0円 0.25円 2,441 ×
6位 auカブコム
証券
約定代金 × 0.495%※1 0.2円 1,803 ×※2
  • 1…最低0ドル~上限22ドル
  • 2…2024年からの新NISAでは対応予定
  • 2023年6月16日時点

上位3位までの証券会社を詳しく見ていきましょう。

1位:SBI証券

取引手数料 約定代金 × 0.495%※1
為替手数料
(1ドルあたり)
0.25円
米国株取扱数 5,600超
円貨決済
外貨決済
NISA(米国株)
  • 1…最低0ドル~上限22ドル

SBI証券の米国株投資には次のようなメリットがあります。

SBI証券:米国株投資のメリット
  • ネット証券最多の豊富な銘柄数
  • スマホから発注可能
  • 逆指値注文を利用した損切りが可能
SBI証券:米国株投資のメリット

SBI証券はネット証券で最多の5,600超の米国株を取り扱っています。有名銘柄はもちろん、日本ではあまり知られていない米国銘柄も取引可能です。

スマホ専用の「米国株アプリ」があるため、スマホから簡単に米国株の取引ができます。米国株アプリは発注のみならず、銘柄の検索やスクリーニングに加えチャートのテクニカル分析も可能です。

また米国株でも逆指値注文機能があるため、投資の最初の段階など適宜のタイミングで損切り注文を入れることができます。伸び盛りの米国株といえども、予想が外れ下落することがあります。事前に損切りの価格を決めておき、逆指値注文で損切りを入れることで、一度の取引で大きな損失を喫するリスクを抑えられます。

なおSBI証券ではNISA口座でも米国株式投資が可能です。NISAを利用すれば国内株式と同じく約20%の株式売却益にかかる税金がかからない優遇措置が受けられます。

米国株式を取り扱っていてもNISAでの買付ができない証券会社もあるため、NISAで米国株式投資ができる点はSBI証券を選ぶ大きな判断材料になり得ます。SBI証券は米国株投資の初心者からベテランまで、長期間にわたり取引できる非常に使い勝手のよいネット証券です。

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2位:楽天証券

取引手数料 約定代金 × 0.495%※1
為替手数料
(1ドルあたり)
0.25円
米国株取扱数 4,879
円貨決済
外貨決済
NISA(米国株)
  • 1…最低0ドル~上限22ドル

楽天証券の米国株投資には次のようなメリットがあります。

楽天証券:米国株投資のメリット
  • 4,000を超える取扱銘柄
  • スマホで発注可能
楽天証券:米国株投資のメリット

楽天証券の米国株はSBI証券に次いで多い取扱銘柄数となっています。日本でも有名な銘柄はもちろん、日本ではあまり知られていない銘柄も多く取り扱っています。

楽天証券ではスマホ専用アプリ「iSPEED」で、スマホから簡単に米国株投資ができます。iSPEEDは売買のみならず、スクリーニング機能や決算速報にも対応しており、スマホで簡単に米国株投資ができます。

ちなみに、楽天ポイントを活用しての米国株投資も可能です。日常的に楽天グループのサービスを利用するとますます楽天ポイントが貯めやすくなります。貯めた楽天ポイントで米国株投資を行えば、現金を利用せずに米国株投資が可能です。米国株は高配当銘柄も多いため、楽天ポイントを活用した米国株投資でリスクを抑えて配当狙いの投資ができます。

楽天証券でもNISA口座でお得に米国株投資が可能です。米国株投資でも楽天ポイントがもらえる&使えるため、楽天証券は日ごろから楽天グループのサービスを利用している方に特におすすめです。

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3位:マネックス証券

取引手数料 約定代金 × 0.495%※1
為替手数料
(1ドルあたり)
買付時 0円
売却時 0.25円
米国株取扱数 4,843
円貨決済 △(売却時は外貨決済のみ)
外貨決済
NISA(米国株)
  • 1…最低0ドル~上限22ドル

マネックス証券の米国株投資には次のようなメリットがあります。

マネックス証券:米国株投資のメリット
  • 4,000を超える取扱銘柄
  • スマホで利用できる高性能ツール
  • 買付時の為替手数料無料
マネックス証券:米国株投資のメリット

マネックス証券では4,000を超える米国銘柄が取引可能です。マネックス証券の米国株取扱数はSBI証券、楽天証券とともにトップ集団を形成しています。よって、日本でも知られている銘柄からマイナーな銘柄まで幅広く取引可能です。

米国株取引専用スマホアプリ「トレードステーション米国株スマートフォン」もマネックス証券の強みです。アメリカのTradeStation社が開発した米国株特化型のアプリで、スマホを利用して簡単に米国株が取引できます。通常注文(成行・指値)、逆指値注文など複数の注文が可能、さらにチャート分析もできるため、スマホでの取引環境が充実しています。

何よりマネックス証券は、米国株の買付時の為替手数料が無料である点がメリット。日本円で入金した場合、必ず円からドルに両替する必要があるものの、その手数料が無料のため手数料を抑えて米国株投資ができます。NISA口座でも米国株投資が可能なマネックス証券は、手数料にこだわる方に特におすすめです。

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米国株を買うときの入金方法は2種類!

米国株の決済方法には円貨決済と外貨決済がある

米国株投資の資金を証券会社へ入金する方法としては、円で入金する方法と外貨(ドル)で入金する方法の2種類があります。ただし、最初の入金はほとんどの方が円での入金でしょう。

米国株購入の決済方法には、「円貨決済」と「外貨決済」の2種類があります。米国株はドルでの取引となるため、投資資金が円のみの場合はドルへの両替が必要です。

以前は円貨決済のみの証券会社も多かったのですが、現在は多くの証券会社が円貨決済に加えて外貨決済を取り扱っています。なお、SBI証券では投資家の68.1%が円貨決済を利用しているとのことです。

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円貨決済と外貨決済はどちらを選ぶべき?

円貨決済の利用時は、証券会社が自動的に円からドルへの両替を行います。手間はかかりませんが両替の都度、証券会社に為替手数料を支払う必要があります。

一方、外貨決済はその名のとおり外貨で決済します。米国株の外貨決済では自分で円をドルに両替し、そのドルを使って取引を行います。既に過去に米国株を購入し、売却した場合などにドルを両替せずに保有していればそのままドルを利用できるので便利です。

米国株に継続的に投資するなら、売却後はドルを両替せずにそのまま持っていれば両替の手間や手数料を抑えることができます。

手間をかけたくない人…円貨決済がおすすめ 手数料にこだわる人…外貨決済がおすすめ

手数料にこだわりたい方や継続的に米国株に投資する方なら、外貨決済がおすすめです。一方、投資資金は日本円で保有したい、手軽に米国株投資を行いたいという方は円貨決済の利用がおすすめです。

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初心者におすすめの米国株の選び方は?

初心者におすすめの米国株の選び方には次の2つの方法があります。

初心者おすすめ米国株の選び方

銘柄の選び方①バリュー株

バリュー株=割安株

バリュー株とは企業実体に比べて株価の低い銘柄のことです。業績は好調ながら、株価が低迷している銘柄のイメージです。

バリュー株に投資するには、株価の割安さを判断する投資尺度をチェックしましょう。多くの場合、PER(株価収益率)やPBR(株価純資産倍率)が利用されます。

PER
(株価収益率)
・1株あたり利益に対して株価が何倍か
・利益面から見た割安銘柄が分かる
PBR
(株価純資産倍率)
・1株あたり純資産価格に対して株価が何倍か
・企業の保有資産から見た割安銘柄が分かる

PERやPBRは証券会社のサイトなどでチェック可能です。PERはどの程度なら割安か一概には言えないものの、類似の事業を展開する企業と比較して低評価の銘柄は割安と判断できます。PBRは一般的に1倍割れの銘柄が割安の目安とされます。

銘柄の選び方②グロース株

グロース株=成長株

グロース株は別名、成長株とも呼ばれます。その名のとおり、業績が伸びており、株価も堅調な推移を見せている銘柄がグロース株=成長株です。

グロース株を探すには、売上高成長率(売上が年間どの程度伸びているか)や利益成長率(利益が年間どの程度伸びているか)をチェックする必要があります。証券会社のサイトなどでチェック可能です。グロース株はPERで評価することが多いものの、バリュー株に比べると非常に高い評価となっています。

グロース株は企業の成長が大前提です。よって、売上高成長率や利益成長率の毎期の伸長を確認することが不可欠です。また事業開始の初期段階では赤字が先行する企業もあるため、赤字企業であっても売上高成長率の観点から評価できる企業も少なからずあります。

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米国株式に投資する際の注意点は?

米国株式に投資する際の注意点としては、以下の5点があります。

日中の取引はできない

忙しい人も夜間に取引できる

米国株の取引時間は、日本時間22:30~翌5:00(米国夏時間)、23:30~翌6:00(米国冬時間)です。米国で株式市場がオープンしている時間帯は日本では夜間となるため、日本の日中は米国株の取引ができません。

土曜日と日曜日は日米で同じですが、祝日は異なります。国内から海外の金融商品の取引をする際は、国同士の祝日の違いは意外な盲点です。海外の祝日は投資情報サイトなどでもチェックができるため、月初にチェックをおすすめします。

日本で日中に米国株の取引はできませんが、逆にいえば日中は仕事で忙しい人でも、米国株なら夜に家で取引できる点はメリットといえるでしょう。

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為替リスクがある

円高の為替差損に注意

国内から米国株式に投資するには、投資資金を円からドルに両替する必要があります。そして最終的にはドルを円に戻す必要があります。この2回目の両替の間に円高が進んでいると、為替差損が発生します。

円安が進み為替差益が発生する可能性もありますが、米国株式の取引には為替変動リスクがある点も充分に理解する必要があります。

制限値幅がない

損切り価格を決めておこう

国内株式市場では、一定以上に株価が動いた後はそれ以上の株価上昇・下落は発生しない「制限値幅」の制度があります(出所:金融庁)。ストップ高やストップ安はこの制限値幅の制度から来ています。

しかし、米国市場には制限値幅はありません。よって1日で株価が前日比で数十%下落するという事態も発生します。逆に、一気に急騰する可能性もあります。そのため、制限値幅のない米国株式に投資する際は「どこまで株価が下落したら保有をあきらめて決済するか」という損切り価格を決めておくことも重要です。

また制限値幅がないため、運悪く相場の急変時に成行注文で発注した場合、予想外の価格で取引が成立してしまう可能性もあるため、相場急変時の成行注文の利用には注意が必要です。

米国株式市場に制限値幅はないものの、株式市場全体が急落した際などには取引自体をストップさせる「サーキットブレーカー制度」があります。ただし、個別銘柄ごとに適用される制限値幅とは異なるため、損切り注文を事前に入れるなどして自分の資産は自分で守る必要があります。

配当金に米国の税金がかかる

確定申告で二重課税を回避

原則として、米国株の売買益には米国では課税されず、日本国内のみで課税されます。よって売買益に対する課税は日米の株式で違いはありません。

一方で、配当金は米国と日本の二重で課税されます。つまりそのままでは、国内銘柄に比べ配当の受取で不利になります。ただし、確定申告の際に「外国税額控除」を行うことで、日米の二重課税を回避できます。しかし控除であるため、差し引ける税金がない場合は外国税額控除の適用は受けられません。

控除には限度があるものの、米国株式で配当金を得た場合は、確定申告で二重課税を回避する手続きを行いましょう。

成長株は無配当が多い

成長株は配当でなく売却益に期待

「成長企業はお金で成長の時間を買っている」という側面があります。よって成長企業では利益が出た場合でも資金を配当に回すのではなく、成長投資に充当するという考え方が主流です。

このため成長企業は無配の企業が多いです。ただし「成長企業=グロース株」に投資家が期待するのは、配当ではなく株価の上昇です。成長企業の投資優先のスタンスは投資家の意に沿ったものといえます。

グロース株への投資で配当を期待することは難しいといわざるをえません。配当を期待するなら、自社株買いや配当で株主還元に積極的な米国の銘柄や、国内の高配当銘柄への投資を検討しましょう。

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初心者でもハードルは高くない!米国株に投資してみよう

ダウ平均やナスダック総合指数などの米国市場全体を表す指数を見ると、長期的には右肩上がりで上昇しています。よって米国株式に投資することで、米国株式市場の長期に渡る上昇の恩恵を得られる可能性があります。

ネット証券各社の競争により、米国株式への投資環境は大きく改善され、特にネット証券の取引手数料は低コストでほぼ横並びの状態にあります。配当金を除けば、米国株は税金面でも国内株式と変わりはありません。さらにNISA口座の活用で税制優遇を受けられる証券会社もあります。

最近は国内株式も好調ですが、長期にわたって株価上昇への期待感が高い米国株式に興味があれば、まずは米国株式取引ができる証券会社の口座開設から始めてみてはいかがでしょうか。

米国株の買い方に関するよくある質問

米国株はいくらから取引できる?

数千円から数万円で取引できます

国内の株式は100株単位の1単元が取引単位となりますが、米国株は1株から売買できます。そのため多くの米国株銘柄は数千円から数万円で取引が可能です。つまり日本株よりも少ない投資資金で投資できます。1株からでも投資できるため、株価が高い有名企業でも数万円程度で投資できる銘柄が多いのはメリットです。

英語ができなくても米国株は取引できる?

日本語のみで米国株投資は可能です

現在ではネット証券の多くが米国株の取引サービスを提供しています。サービスはほとんどが日本語で解説されています。現在は英文を読むことなく米国株への投資が可能です。また円貨決済により、ドルを用意せず円のみでも米国株投資ができます。

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、株式投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  • 総合力で選ぶなら!

    SBI証券

    • 1日100万円まで取引手数料0円!少額で投資を始めるのに最適
    • ワンコインから投資ができる!サービスの充実度は業界トップクラス
    • 国内株式個人取引シェア1位を獲得(2022年4~9月)!総合力に秀でた証券会社
  • 新規口座開設数No.1

    楽天証券

    • 1日100万円まで取引手数料0円!少額で投資を始めるのに最適
    • 新規口座開設数ナンバーワン!(過去5年累計)初心者向けサービスも充実
    • プロも太鼓判を押す取引アプリが無料で利用できる!使い勝手抜群
  • 初心者にやさしい証券会社

    松井証券

    • 株主優待名人の桐谷さんが30年愛用する証券会社
    • 1日50万円まで取引手数料0円!少額で投資を始めるのに最適
    • 銘柄の探し方などの株式投資の悩みを無料相談できる“株の取引相談窓口”がある

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