つみたてNISAを始めるには、まず「総合取引口座(証券総合口座)」と「NISA口座(つみたてNISA口座)」の両方を開設します。2つの口座が必要なのは楽天証券だけでなく、どの金融機関でも同じです。
この記事では、初心者でもスムーズにつみたてNISAに取り組めるよう、「楽天証券でのつみたてNISAの買い方」を手順ごとに画像付きで紹介します。
あわせて、楽天証券のつみたてNISAのお得な買い方である「楽天キャッシュ決済」での積立設定の手順もやさしく解説しますので、参考にしてみてくださいね。
目次
楽天証券でつみたてNISAを始める流れは、①口座開設→②初期設定・入金→③銘柄選択となります。
その際、最も手軽でスピーディなやり方が「スマホで本人確認して口座開設する」方法です。口座開設に必要な下記のいずれかを事前に用意しておくと、より時短できます。
楽天証券Webサイトから「口座開設はこちら」をタップ。あとは5つのステップに沿って進みましょう。
口座開設の申込は最短5分で可能です。
①「楽天会員の方」「楽天会員ではない方」
どちらかを選択。楽天会員だと住所登録などが省けて便利です。
②メールアドレス欄に入力、「同意のうえ、送信する」
タップすると登録したアドレスにメールが届きます。メール記載のURLをクリックして、本人確認書類の撮影に進みましょう。
①本人確認書類の撮影
「運転免許証」か「個人番号カード(マイナンバーカード)」のどちらかを選択します。この記事では運転免許証のケースを説明します。
運転免許証の表、裏、厚みを撮影。厚みは斜め45度で撮影しますが、スマホで自動なので簡単です。
続いて顔写真の撮影です。スマホを顔に近づけて、自動で本人確認を完了できます。
画面の案内に沿って、以下の6項目を入力します。
①氏名、住所などの登録
氏名など一部は既に自動入力されています。
②納税方法の選択
「確定申告が不要」を選択。つみたてNISAは非課税で投資できる制度なので、税金の申告をする「確定申告」は不要です。
③「NISA口座」の選択
最初から「つみたてNISA口座を開設」が選ばれているので、そのまま選択します。
④「楽天銀行口座の申込」を選択
楽天銀行の口座を持っていない方は申込をおすすめします。楽天銀行には次のようなメリットがあるので、今後の楽天証券での取引に便利なうえにお得です。
⑤楽天カードの案内
楽天カードを持っていない方は「受け取る」にチェックしましょう。
なお、楽天証券のつみたてNISAはオンライン電子マネー「楽天キャッシュ」で決済するとポイントがお得になります。楽天キャッシュへのチャージを楽天カードから行うとポイント還元率が0.2%の銘柄も0.5%になります。詳しくは下記の記事でも紹介しています。
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「受け取る」にチェックすると申込URLが届きますので案内に沿って手続きしましょう。またこの後、楽天銀行のキャッシュカード機能付きのクレジットカードを申し込むこともできるので、そちらを選択したい方は入れなくてもOKです。
⑥iDeCo、楽天FX口座、信用取引口座の選択
いずれも「申込まない」にチェック。興味のある人はあとからでも申し込めるので、今回は「申込まない」を選択して先に進みましょう。
特に、FX(外国為替証拠金取引)や信用取引はリスク性の高い投資手法です。初心者にはおすすめできないので、申込まないを選択しておきましょう。規定等を確認し、「同意して申込みを完了する」を押して完了です!
お疲れ様でした。楽天証券での審査を経て、数日後にメールでログインIDが届きます。楽天証券サイトへログインして初期設定を行いましょう。
なお、ステップ3④で「楽天銀行口座の申込」を選択した方は、自動的に楽天銀行の個人口座開設申込に遷移します(詳細はこちら)。そのほかの方は次のステップに進みましょう。
楽天証券から口座開設完了のメールが届いたら、初期設定と入金を行います。初期設定は5分程度で可能です。メールに記されたログインIDで、記載のURLから楽天証券サイトにログインしてください。
ログイン後、暗証番号の登録、勤務先情報の入力、マイナンバー登録(通知カードでも可能)を行えば初期設定は完了です。これで楽天証券で取引ができるようになります!
続いて、つみたてNISAの投資信託(銘柄)の購入資金を入金しましょう。楽天証券にはおもに4つの入金方法があります。
対応銀行 | 手数料 | 入金の反映 | 利用方法 | |
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マネーブリッジ 自動入出金 (スイープ) |
楽天銀行 | 無料 | 即時 | 楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」に申込、「自動入出金」を設定し利用可能 |
マネーブリッジ らくらく入金 |
楽天銀行 | 無料 | 即時 | 楽天銀行との連携サービス「マネーブリッジ」に申込で利用可能 |
リアルタイム 入金 |
楽天銀行、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆうちょ銀行、PayPay銀行、セブン銀行、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行、広島銀行 | 無料 | 即時 | 楽天証券ウェブサイトから各銀行のインターネットバンキングを呼び出して利用可能 |
通常振込入金 | ほぼすべての金融機関 | 有料 (金融機関ごとの所定の手数料) |
毎営業日 9~15時 |
専用口座に振込みで 利用可能 |
この中で最もおすすめの入金方法が「マネーブリッジ自動入出金(スイープ)」です。
自動入出金(スイープ)とは、楽天銀行と楽天証券間の資金移動サービスのこと。銀行口座と証券口座の間を自動で資金が移動するため、入出金の操作が必要ありません。
入出金はリアルタイムで反映され、利用手数料も無料。自動入出金(スイープ)の利用には、楽天銀行口座と楽天証券口座をつなぐマネーブリッジの申込が必要です。
【スマホからのマネーブリッジの設定方法】
楽天銀行アプリにログイン→「ためる・ふやす」→「マネーブリッジ(楽天証券連携)」→「設定する」→「取引暗証番号」を入力→「設定変更」で完了
【スマホからの自動入出金(スイープ)の設定】
楽天銀行アプリにログイン→「ためる・ふやす」→「マネーブリッジ(楽天証券連携)」→「自動入出金(スイープ)設定」で完了
なおマネーブリッジなら、楽天銀行の普通預金金利が最大年0.1%に優遇になるのも大きなメリットです。
これで楽天証券のつみたてNISAが買えるようになりました!続いてこちらから「楽天証券つみたてNISAおすすめ銘柄(ファンド)トップ5」に進んで、銘柄選びを始めましょう。
ここからは、つみたてNISA口座開設のステップ3④で「楽天銀行の口座開設を申し込む」を選択した方に向け、楽天銀行口座の開設手順を説明します。
そのほかの方は、「楽天証券つみたてNISAおすすめ銘柄(ファンド)トップ5」に進み、銘柄選びをスタートしてください。
国籍や職業などを入力し、次の2種類のキャッシュカードから選択します。
すでに楽天カード(クレジットカード)を持っている方 | 「デビットカード機能付きキャッシュカード」を選択 |
---|---|
楽天カード(クレジットカード)を持っていない方 | 「クレジット機能付きキャッシュカード(楽天銀行カード)」or 「デビットカード機能付きキャッシュカード」を選択 |
このうち、楽天カード(クレジットカード)を持っていない方で「クレジット機能付きキャッシュカード(楽天銀行カード)」を選択する場合は注意点があります。
クレジットカードとしては珍しいのですが、楽天カードは一人で2枚まで持つことが可能です。しかし、クレジット機能付きキャッシュカード(楽天銀行カード)を作ると、2枚目として「楽天カード(クレジットカード)」を作ることができなくなります。
今後、楽天カード(クレジットカード)を作る予定がある方は、「デビットカード機能付きキャッシュカード」を選択しておきましょう。
楽天証券のつみたてNISAでは、楽天カード(クレジットカード)や楽天キャッシュ(こちらで解説)で積み立てると楽天ポイントが貯まります。それには楽天カードかクレジット機能付きキャッシュカード(楽天銀行カード)が必要ですので、お持ちでない方はこの機会に申込んでおきましょう。
続いて、口座開設のための本人確認書類の選択に進みます。本人確認書類を運転免許証、個人番号カード(顔写真付き)、カード型健康保険証などから選びます。提出方法は「楽天銀行アプリで提出する」を選べば、書類が2つで済むので簡単です。
併せてカード申込のための情報入力や「楽天会員リンク登録」を行います。楽天会員リンク登録を行うと、楽天の会員情報と楽天銀行の口座情報が連携され、楽天ポイントの獲得倍率アップなどの特典があるハッピープログラムなどのメリットが受けられてお得です。
本人確認書類の送付には楽天銀行アプリをダウンロードし、「口座開設の書類提出」を選択します。
登録メールアドレスに届く登録番号とアクセスキーを入力し、本人確認書類として選択した2つの書類を撮影・送付します。それぞれ表面、裏面を撮影、提出しますが、操作に一定以上の時間がかかるとログアウトしてしまうので素早く行いましょう。
これで本人確認書類の提出は完了です。
2日~2週間程度でサンキューレター(初期設定ガイド)が簡易書留で届きます。ユーザIDやログインパスワード、暗証番号等の設定を行えば、楽天銀行の初期設定が完了します。このあとはこちらにて楽天証券の設定を続けてください。
つみたてNISAを始めようと思っても、初心者は特にどんな銘柄を選べばいいかわからず困ってしまうかもしれません。つみたてNISAの銘柄(ファンド)の選び方に迷ったら、次の3つを満たすものを探してみましょう。
①の投資する資産は「株式」、投資するエリアは「全世界」もしくは「先進国」がおすすめです。今後の成長によるリターンも期待できますし、投資先がさまざまな国に分散されているので、どこか1カ国の景気が悪くなっても大暴落を避けやすいでしょう。
②の投資信託の投資方針には「インデックス」と「アクティブ」の2種類があります。日経平均など、投資信託ごとに目標とする決まった指標と同じ値動きを目指すのがインデックス。それを上回る値動きを目指すのがアクティブです。
アクティブのほうが好成績を目指していて魅力的に感じるかもしれませんが、その分リスクや手数料が高くなりがちなので、初心者にはインデックスのほうがおすすめです。
③についてですが、投資信託には信託報酬などの手数料がかかります。信託報酬は投資信託ごとに違うので、同じエリアの同じ資産に同じ方針で投資するものをいくつか比較して、できるだけ低コストで済むものを探してみましょう。
純資産総額は投資信託の規模をあらわすもので、人気があってたくさん購入されている投資信託や値上がりしている投資信託だと数字が大きくなります。
ここからは下記の記事で詳しく解説している「楽天証券つみたてNISAおすすめ銘柄ランキング」から、これら3つのポイントを満たした銘柄トップ5を紹介します。
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SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式) |
|
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管理費用 | 0.1022% (そのうち信託報酬:0.0682%) |
純資産総額 | 119.40億円 |
3年積立収益率 | 26.79% |
最もおすすめなのが「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式)」です。なぜなら楽天証券で選択できるつみたてNISA銘柄のうち、先述の3つのポイントを満たしたもので最も信託報酬が低いからです。
「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式)」はマザーファンドと呼ばれる投資信託に投資していて、そのマザーファンドは「米国65%、それ以外の先進国35%」となるようそれぞれETF(上場投資信託)に投資しています。
一般的に、すでに発展している「先進国」の株式は、これから発展する可能性がある「新興国」の株式に比べて低リスク&低リターンとされています。
しかし先進国にはアメリカのアマゾン、マイクロソフト、アップルのように世界の市場をけん引するような大企業も多数あり、まだ成長する可能性は充分あります。
「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式)」は「とにかく低コストで、リスクを抑えつつ、リターンも狙いたい」、そんな盛りだくさんな要望を持つ方にも便利な投資信託と言えるでしょう。
SBI・全世界株式インデックス・ファンド 雪だるま(全世界株式) |
|
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管理費用 | 0.1102% (そのうち信託報酬:0.0682%) |
純資産総額 | 705.00億円 |
3年積立収益率 | 26.43% |
「楽天証券つみたてNISAおすすめ銘柄ランキング」2位は、1位と同シリーズの「SBI・全世界株式インデックス・ファンド 雪だるま(全世界株式)」です。
1位の銘柄同様、マザーファンドを通してETFに投資することで、世界各国の企業の株式を投資対象としています。
こちらの「SBI・全世界株式インデックス・ファンド 雪だるま(全世界株式)」は新興国への投資も加わり、「米国60%、それ以外の先進国30%、新興国10%」という比率が基本です。
投資するエリアがより広範囲になるため、1位の銘柄に比べて分散効果が高まります。投資エリアをバラバラにしておくことで、どこかの経済が悪化してもほかでカバーできるようになり、全体のリスクを抑えられるとされています。
「しっかり分散させてリスクを抑えたい」「新興国の成長にも期待したい」と考えるなら、「SBI・全世界株式インデックス・ファンド 雪だるま(全世界株式)」がおすすめです。なお、純資産総額は1位の銘柄よりもこちらの方が大きいです。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) | |
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管理費用 | 0.1144% (そのうち信託報酬:0.1144%) |
純資産総額 | 6528.02億円 |
3年積立収益率 | 27.57% |
3位は、低コストで人気の「eMAXIS Slim」シリーズから「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」がランクインしました。
こちらもマザーファンドへの投資を通じて、全世界の株式を投資対象としています。直近の構成比率は以下のようになっています。
多くの投資家が参考にする「MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス」という指数との連動を目指していることもあり、純資産総額は今回ランクインした5つのファンドの中でダントツのトップです。
全世界株式に投資する投資信託の中でも、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」は「定番の指標」かつ「定番のシリーズ」なので、奇をてらって失敗したくない方や安心感を求めたい方にもおすすめです。
「eMAXIS Slim全世界株式」には、日本を含め先進国にも新興国にも投資する「オール・カントリー」のほか、「除く日本」「3地域均等型」などもあります。名前が似ていますが投資内容が違うので間違えないよう注意しましょう。
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型) | |
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管理費用 | 0.1144% (そのうち信託報酬:0.1144%) |
純資産総額 | 58.94億円 |
3年積立収益率 | 19.34% |
4位は、3位と同じ「eMAXIS Slim全世界株式」シリーズのうち「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」です。「3地域均等型」はほかの全世界株式を投資対象とする投資信託と違い、3エリア(日本、日本以外の先進国、新興国)の株式に同じ比率(33.3%ずつ)で投資することを目指しています。
ほかの全世界株式ファンドに比べると、日本や新興国の比率が高く米国の比率が低めです。そのため直近3年間のリターンを見るとトップ5の中で最も低くなっています。
しかし、つみたてNISAでは長期投資が基本です。今後の日本の成長に期待したい、把握しやすい日本株の値動きが反映されるほうがわかりやすくてよい、新興国の比率を高めにしたいけどリスクが高いのは避けたい、といった方には合うでしょう。
たわらノーロード 全世界株式 | |
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管理費用 | 0.132% (そのうち信託報酬:0.132%) |
純資産総額 | 26.74億円 |
3年積立収益率 | - (1年積立収益率:0.4%) |
5位はこちらも低コストで人気の「たわらノーロード」シリーズから「たわらノーロード 全世界株式」がランクインしました。
純資産総額も積立収益率もほかの4つの銘柄に比べると低めですが、それは「たわらノーロード 全世界株式」が2019年7月にスタートした比較的新しい銘柄だということが影響しています。ちなみに同シリーズの「たわらノーロード 先進国株式」は3年積立収益率46.16%、純資産総額は2000億円を超えています。
「たわらノーロード 全世界株式」は3位の「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」と同じく、「MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックス」と連動した値動きを目指しています。今後に期待したい投資信託です。
楽天証券のつみたてNISAでは、楽天カード(クレジット)や、オンライン電子マネー「楽天キャッシュ」で決済すると楽天ポイントが貯まってお得です。早速、スマホサイトからの「楽天証券つみたてNISAの買い方」をお伝えします。
楽天証券でつみたてNISAの投資信託(ファンド)を買うやり方は以下の流れです。
メニューから「NISAつみたてNISA」を選択、次の画面で左上の「探す」を選択。
こちらで紹介したファンドなど、既に買いたいファンドが決まっている方は、「個別銘柄から選ぶ」の下の検索窓に銘柄名を入力します。
決まっていない方は、「診断で自分にぴったりのファンドを探す」「おすすめから選ぶ」「自分で一から選ぶ」のいずれかを選択しましょう。
①「診断で自分にぴったりのファンドを探す」は、9つの質問に答えると楽天証券のロボアドバイザー「らくらく投資」が自身に合ったファンドを5つの中からすすめてくれます。何に投資するファンドなのか、手数料(信託報酬)はいくらなのかなど、目論見書(投資信託の説明書)を見て確認することが大事です。
目論見書は、「購入する投資信託」の下矢印をタップ→資産内訳の円グラフの下→「ファンド詳細」→基本情報などのタグをスクロールして右に進むと確認できます。
②「おすすめから選ぶ」は、3つの投資スタイル別(堅実派、積極派、おまかせ派)におすすめファンドを推奨してくれます(おまかせ派はらくらく投資)。こちらも同じくファンドの中身や手数料(信託報酬)は必ず目論見書で確認してください。
ここからは、③「自分で一から選ぶ」を選択した際の買い方を紹介します。
楽天証券のつみたてNISAで買える全商品がリストアップされるので、右の虫眼鏡マーク「条件変更」をタップし、「ポイント還元率」「インデックス区分」「資産タイプ」「楽天ファンドスコア」などから探してみましょう。
具体的な例として、こちらで紹介したおすすめ銘柄「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式)」を買うやり方(積立設定)を紹介します。
虫眼鏡マーク「条件変更」をタップ、キーワード欄に「雪だるま」と入力、「結果をみる」をタップ。3つのファンドが表示されるので、「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式)」をクリック。
「積立注文」をタップ。「積立注文カート」に遷移するので、「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式)」をクリック。銘柄の基本情報、チャート(パフォーマンス)、運用実績や手数料などを確認して「積立注文」→「一括積立注文」→引落方法を選ぶ画面に進みます。
引き落とし方法は次の4つから選択できます。それぞれのメリットは以下のとおりです。
このうち、2022年9月買付分以降はポイント還元率の面から「楽天キャッシュ(電子マネー)」決済がおすすめです。
今までは「楽天カードクレジット決済」ならどの銘柄でもポイント還元率が1%でしたが、2022年9月買付分からは銘柄によって0.2%、もしくは1%に変更になりました。
つみたてNISAで人気のインディックスファンドは多くが0.2%へと変更されたため、今後は「楽天カードクレジット決済」よりも、0.5%還元となる「楽天キャッシュ(電子マネー)でチャージした楽天カード決済」の方がお得なケースが増えます。
続けて「SBI・先進国株式インデックス・ファンド 雪だるま(先進国株式)」を毎月積み立てる設定法を進めていきましょう。
「楽天キャッシュ(電子マネー)」を選択、「積立指定日をお選びください」のプルダウンから好きな日を選びます。
ポイント利用は「楽天ポイントコース」がよいでしょう。「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」の2種類がありますが、楽天ポイントコースなら楽天市場でのポイント還元率がアップするSPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象となるので、さらにポイントが貯まりやすくなりますよ。
毎月の積立金額を設定。分配金コースは「受取型」を選択。「再投資型」も選べるので迷いますが、もともとつみたてNISAの対象ファンドは分配金が出ないものが多いですので、心配しなくてもよいでしょう。
分配金の出るファンドで「再投資型」にすると、積立額を上限いっぱいに設定している場合、再投資された分配金の額によっては非課税限度額を超えてしまうケースがあります。楽天証券の場合、超えた分は課税口座での買い付けになるので、「受取型」を選択しましょう。
次に進むと、ケースによっては増額設定の提案があります(年途中からの積立で今年分のNISA枠が余っている場合など)。増額設定はその年限りの設定で、増額分は証券口座からの引落しになります。増額設定については、詳しくは下記の記事でも紹介しています。
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目論見書、保管書類、約款等を確認して同意します。目論見書は投資信託(ファンド)の取扱説明書。投資信託の値段である基準価額や投資対象、運用実績、手数料などをチェックしましょう。
注文内容を確認し、取引暗証番号を入力、「注文する」を押して完了です。
ここであらためて楽天証券でつみたてNISAを始めるメリットについて確認しておきましょう。業界屈指の人気を誇るだけあって、さまざまな特長がありますよ。
楽天証券では、投資信託の積立の引き落とし先を「楽天カード」もしくは「楽天キャッシュ」にすれば楽天ポイントが貯まってお得です。
楽天カードは楽天系列のクレジットカード、楽天キャッシュは同系列のオンライン電子マネーです。楽天キャッシュは、楽天カードからチャージするとチャージ額に応じてポイントが貯まります。ポイントの貯まりやすさ(還元率)は以下のとおりです。
【楽天証券つみたてNISAのポイント還元率】
引落方法は投資信託ごとに選択もできます。最もお得に積み立てるには、楽天カードクレジット決済で1.0%貯まる投資信託は楽天カード決済、それ以外は楽天キャッシュに設定してキャンペーンを活用するのがおすすめです。
楽天証券には、つみたてNISAの積立(購入)でポイントが貯まるだけでなく、投資信託の保有残高に応じてポイントが貯まるしくみもあります。
【残高達成でもポイントが付く】
上表のとおり、積立が進んで残高が増えていくほど受け取れるポイントが多くなっていきます。
この制度で貯まるポイントは、楽天銀行の「ハッピープログラム」にエントリーしている場合は「楽天ポイント」、それ以外の場合は「資産形成ポイント(楽天証券ポイント)」になります。
楽天ポイントと楽天証券ポイント、どちらももらえるポイント数は同じです。使い道が幅広いのが楽天ポイント、上限なしで投資信託の購入に使えたりJALのJMBマイルに交換したりできるのが楽天証券ポイントです。
自分にとって使いやすいほうのポイントを貯めるのがよいですが、迷ったら楽天ポイントにしておくのが無難です。
ハッピープログラムは、楽天銀行の普通預金口座の金利が最大0.1%にアップする、ATM手数料の無料回数が増える、株式の購入などでも楽天ポイントが貯まるようになるなどの特典があります。
楽天銀行の口座と楽天証券の口座を連携させるなど最初にひと手間かかりますが、銀行と証券の両方がよりお得に使えるようになりますよ。
楽天ポイントはさまざまな利用方法があるので、たくさん貯まっても持て余さずに済みます。
たとえば、もらった楽天ポイントをつみたてNISAの購入資金として再度投資に充てることができます。また、楽天市場での買物や楽天モバイルの利用料金支払いなど、楽天グループのサービス全般で使えます。
それ以外にも、楽天と提携しているネットショップや、ファミリーマートやマクドナルドなど街中のお店でも利用できますよ。
楽天証券のメリットは、ポイントだけではありません。つみたてNISAで選べる投資信託(ファンド)の取り扱い数が多いのも特長です。取扱数が多いと選択肢が広がり、自分の希望に合った投資信託を選べる確率が上がります。
つみたてNISAで選べる投資信託の数は、金融機関ごとに違います。金融庁がつみたてNISAの対象として認めている投資信託は214本ですが、楽天証券はそのうちの8割以上にあたる181本を取り扱っています(2022年8月16日現在)。
これは業界トップクラスの多さです。他社ではたとえば「野村證券:7本」、「みずほ銀行:6本」など少数だけのところもあります。
楽天証券 | 181本 |
---|---|
SBI証券 | 183本 |
大和証券 | 22本 |
野村證券 | 7本 |
みずほ銀行 | 6本 |
つみたてNISAでは、毎回いくらずつ積み立てていくかを自分で決めて設定します。最低いくらから積み立てられるのか(積立金額の下限)は、金融機関ごとに違います。
楽天証券では、最低100円から1円単位で設定可能です。他社では「1000円から」「5000円から」「1万円から」といったところもあります。
楽天証券 | 100円 |
---|---|
SBI証券 | 100円 |
野村證券 | 1,000円 |
ゆうちょ銀行 | 1,000円 |
中央労働金庫(中央ろうきん) | 5,000円 |
スルガ銀行 | 1万円 |
毎月1万円を投資に回すのが不安な方も、100円からなら気軽にチャレンジできるのではないでしょうか。
1円単位で設定できるのもメリットで、月3万3333円ずつにすればつみたてNISAの上限40万円のうち39万9996円まで使えます。
つみたてNISAでは、毎月1回ずつ積み立てていくのが一般的です。ただ、金融機関によっては「毎週1回」「毎日」など、積み立てる頻度を自由に設定できるところもあります。楽天証券では「毎月」のほか「毎日」も選択可能です。
投資では、購入するタイミングをずらす「時間分散」をすることで、リスクを抑えやすくなると言われています。「毎月」よりも「毎日」のほうが時間分散効果が高くなります。
わずかな差なので投資結果に大きく影響する可能性は低めですが、よりよいと思われる選択肢があって自由に選べるのはメリットです。
ただし、「毎日」だと特定のタイミングにだけ積立額を多くする「ボーナス設定」が使えません。また、楽天カードや楽天キャッシュでの積立の場合は「毎月」しか選べないので要注意です。
楽天証券のつみたてNISAは、「ポイントが貯まる」、「多数の投資信託から選べる」などのメリットがあり魅力的です。
始め方や買い方も難しくないので、この記事で紹介した手順に沿って1つ1つ進んでいけば、初心者でもかんたんに始められるでしょう。
つみたてNISAはできるだけ長く続けるのがポイントです。楽天証券なら月100円からでも始められますので、気になる投資信託を選んで、早速始めてみてはいかがでしょうか。
楽天証券のつみたてNISAの売れ筋ランキングを知りたい
楽天証券のつみたてNISAはアプリでできる?
楽天証券のアプリではつみたてNISAはできません。
楽天証券には「iSPEED」というアプリがありますが、株式やFXなどの取引がメインで、つみたてNISAの積立設定や購入はできません。ただし、資産状況の確認や積立設定画面への移動はアプリ「iSPEED」からも可能です。つみたてNISAはスマホ専用サイトからも操作できますよ。
いざ、つみたてNISAを始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されている金融機関を、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。
SBI証券
松井証券
楽天証券
auカブコム証券
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【スマホ始め方画像手順】楽天証券つみたてNISA(積立NISA)の買い方・やり方
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