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最終更新:2023年04月19日

投資信託の積立はクレジットカード決済できる!おトクになるタイプ別おすすめを紹介

投資信託の積立はクレジットカード決済できる!おトクになるタイプ別おすすめを紹介
馬場 愛梨 ファイナンシャルプランナー、ライター

投資信託の積立代金は、クレジットカードで支払うことも可能です。もちろんポイントも付くため、単に口座引落で支払うよりおトクに投資できます。

ただしどのカードでも自由に選べるわけではなく、使えるカードと証券会社の組み合わせは決まっています。

この記事では投資信託の積立をクレジットカード決済にするメリットや、おトクになるおすすめの組み合わせをタイプ別に紹介します。

結論(この記事のポイント)
  • 投資信託の積立はクレジットカード決済にするとおトク!
  • どこでもどのカードでも自由に選べるわけではない
  • 自分にとって最適な証券会社×クレジットカードの組み合わせを選ぼう

目次

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投資信託クレカ積立のメリット

投資信託の積立代金をクレカで支払うと、次のようなメリットがあります。

メリット①ポイントがもらえる

積立代金をクレジットカードで支払う設定しておけば、積立が実行されるたびにその決済額(積立額)に応じてクレジットカードのポイントが貯まります。

どれくらいポイントが貯まるのか(ポイント付与率)は、カードによって違います。たとえば以下のとおりです。

【投資信託クレカ積立のポイント付与例】
ポイント
付与率
年間ポイント数
(毎月1万円積立)
SBI証券×
三井住友カード
一般0.5% 600ポイント
楽天証券×
楽天カード
一般0.5%
or1.0%
600ポイントor
1200ポイント
auカブコム証券×
auPayカード
1% 1200ポイント
マネックス証券×
マネックスカード
1.1% 1320ポイント
  • 出所:各社公式サイトより編集部作成、*還元率は積立銘柄により変動。

たとえば付与率1%程度のカードで月1万円ずつ積み立てれば、銀行口座からの引落(現金払い)と比べて年間1,000円分以上おトクになります。

メリット②入金の手間いらず

クレジットカード決済なら、毎月口座残高の確認をしたり入金の手続きをしたりしなくても、ほったらかしで自動的に積み立てられます。

口座引落と違い「残高不足で今月の積立ができなかった!」というミスが起きる心配もありません。毎回きちんと定期的に、タイミングを逃さず投資できるでしょう。

投資信託クレカ積立のデメリット・注意点

一方で次のようなデメリットもあります。

デメリット①上限額は月5万円まで

投資信託の積立代金のクレジットカード払い(クレカ積立)ができる金融機関はいくつもありますが、そのほとんどで「月5万円まで」と制限されています。月5万円×12カ月=60万円が、1年間にクレカ積立できる金額の上限です。

これは1社あたりの上限ですので、もっと多くおトクに積み立てたい人は複数の金融機関で積み立てるという方法があります。1社で済ませたい人は、5万円を超える分だけクレカ以外の別の決済方法を指定することもできます。

なお、通常の投資だけでなく、つみたてNISAでもクレカ積立が可能です。つみたてNISAの年間上限は40万円、1カ月あたりに直すと3万3,333円ですので、その全額をクレカ積立にすることもできます。

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投資信託の積立は、証券会社によっては「毎週1回」「毎日」などの頻度を選べる場合もありますが、クレカ積立だと「毎月1回」のみになる点にも要注意です。

デメリット②利用できるクレジットカードと証券会社が限定

クレカ積立は、どのカードでもどの金融機関でも可能なわけではなく、使えるカードと金融機関の組み合わせが決まっています。

金融機関×カード組み合わせ一覧

投資信託の積立代金をクレジットカードで支払いたい場合は、上記の組み合わせからカードと金融機関をそれぞれ選ぶ必要があります。

いくつもある組み合わせから自分に合ったものをどうやって選べばよいのか、続いて選び方について詳しく見ていきましょう。

【投資信託クレカ積立】
おすすめカード×証券会社の選び方【タイプ別】

クレジットカードと金融機関の選び方はいくつかありますが、まずはクレカ積立で「自分が何を重視するか」を明確にするのがコツです。

とにかくポイントでトクしたいならポイント付与率、よく利用するサービスや店舗があるならそこで発行されているカード、なるべく手間をかけたくないなら手持ちのカードや証券口座を利用するなど、自分が重視する点が絞れていればおのずとカードや金融機関も絞れてきます。

ここからは以下の5つのタイプ別に、投資信託でクレカ払いできるカードと金融機関の組み合わせを具体的に紹介していきます。

ポイント重視で選ぶ よく使うサービスで選ぶ
よく使うお店で選ぶ よく使うカードで選ぶ
よく使う金融機関で選ぶ

ポイント重視で選ぶ
①マネックス証券×マネックスカード…ポイント付与率1.1%!

カード名 マネックスカード
年会費 初年度無料
クレカ積立ポイント
付与率
1.1%
おすすめのポイント
使い道
・株式手数料への充当
・他社提携ポイントへ交換
(dポイント、nanacoポイントなど)
  • 次年度以降の年会費550円(税込)…年1回以上のクレカ利用で無料(投信つみたても対象)
証券会社名 マネックス証券
投資信託(本数) 1,331本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:マネックス証券(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
年会費無料カードでもポイント付与率が高い

各社のクレカ積立のなかでも、マネックス証券×マネックスカードの組み合わせはポイント付与率が高いのが特長です。投資する銘柄によらず、年会費無料のカードでも常に1.1%のポイントが貯まります。

おすすめポイント②:
投信積立以外でもポイントが貯まりやすい

マネックスカードは、投資信託の積立に使う場合だけでなく、普段の買物で利用したときのポイント付与率も1.0%と高めです。時期によっては新規入会や利用でさらにポイントがもらえるキャンペーンが実施されていることもありますよ。

おすすめポイント③:
貯めたポイントを他社ポイントに交換できる

ポイントがたくさん貯まっても、使い道がなかったら意味がありません。マネックスカードで貯まる「マネックスポイント」は、投資信託の買付、株式手数料への充当、暗号資産への投資などに利用できます。

そのほかにも「1マネックスポイント=1ポイント」のレートでdポイント、Pontaポイント、Amazonギフトカードなどに交換することも可能です。他社のポイントを熱心に貯めている人でも使えるでしょう。

注意点は、2年目以降は年に1回以上カード決済を利用しないと年会費(550円)がかかってしまうことです。クレカ積立に使っていれば難なくクリアできる条件ですが、念のため覚えておきましょう。

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【もらえるポイント年間シミュレーション】
毎月の積立額 年間ポイント付与数(付与率1.1%)
1万円 1,320ポイント
3万円 3,960ポイント
5万円 6,600ポイント

上のシミュレーションのとおり、「マネックス証券×マネックスカード」なら最大で年間6,600円分のポイントが貯まります。

「マネックス証券×マネックスカード」はポイントの貯まりやすさを最も重視して選びたい人におすすめの組み合わせです。

ポイント重視で選ぶ
②SBI証券×三井住友カード…ポイント2重取り!

カード名 三井住友カード
年会費 無料~3万3,000円
クレカ積立ポイント
付与率
0.5%~5.0%
おすすめのポイント
使い道
・Visaタッチ決済対応店舗での支払い
・投資信託の買付
・マイルに交換
証券会社名 SBI証券
投資信託(本数) 2,680本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • ※出所:SBI証券(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
クレカポイントとの2重取り可能でオトク!

SBI証券の投資信託積立で三井住友カードでの支払いを選択すると、三井住友カードの「Vポイント」だけでなくSBI証券独自の「投信マイレージ」という制度でもポイントが貯まります。

投信マイレージではTポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント、JALのマイルの5種類から貯めたいポイントを自分で選択できます。付与率は投資信託の銘柄や保有残高に応じて0.1%~0.25%です。

おすすめポイント②:
高ランクのカードほどポイント付与率アップ

年会費無料で利用できる三井住友カード(NL)の場合、積立額に応じてVポイントが0.5%貯まります。

さらにワンランク上の三井住友カード「ゴールド」ならポイント付与率1.0%、さらに上の「プラチナ」なら2.0%、プラチナプリファードなら5.0%になります。カードでの買物が多い人や、旅行や出張が多くカードの特典を活用できる人なら、カードのランクを上げて年会費を払っても充分おトクに利用できるでしょう。

おすすめポイント③:
対象のコンビニや飲食店で最大10%還元も可能

年会費無料で使える三井住友カード(NL)の通常の買物でのポイント付与率は0.5%です。しかし、セブンイレブンやマクドナルドなど対象のお店ならポイントアップする制度があります。

対象店でタッチ決済を利用して最大5%還元、あらかじめ選んだお店なら0.5%アップ、さらに家族として登録した人の数が多いほどポイント付与率が上がる「家族ポイント」、学生だとおトクな「学生ポイント」などもあり、条件がそろえば付与率10%も達成可能です。

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【もらえるポイント年間シミュレーション】
毎月の積立額 年間ポイント付与数(付与率0.5%)
1万円 600ポイント
3万円 1,800ポイント
5万円 3,000ポイント

SBI証券×三井住友カードの組み合わせは、一見すると先述のマネックス証券×マネックスカードより付与率が低いのですが、2重取りやポイントアップも可能なため、条件次第ではかなりおトクに使えるでしょう。

よく使うサービスで選ぶ
③楽天証券×楽天カード…楽天キャッシュ決済で付与率アップ

カード名 楽天カード
年会費 無料
クレカ積立ポイント
付与率
0.5%~1.0%
おすすめのポイント
使い道
・投資信託の積立代金に充当
・楽天市場での買物
証券会社名 楽天証券
投資信託(本数) 2,634本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:楽天証券(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
ポイント付与率は最大1.0%!

楽天証券×楽天カードの組み合わせは積み立てる投資信託や使用する楽天カードのランクによって付与率が違っています。

通常は0.5%、一部の銘柄や楽天プレミアムカードで決済すると1.0%還元も可能です。自分が積み立てたい銘柄がどちらなのか確認しておくとよいでしょう。

おすすめポイント②:
「楽天キャッシュ」を使えばもっとおトクに!

楽天証券でおトクに積み立てるなら、楽天カードと「楽天キャッシュ」を組み合わせるのがおすすめです。

楽天キャッシュは楽天カードなどからチャージできる電子マネーです。通常の付与率は0.5%です。

また、楽天カードも楽天キャッシュもそれぞれ積み立てられる金額の上限が月5万円までです。「5万円までは楽天キャッシュ決済、5万円から10万円までは楽天カード決済」のように組み合わせることもできるので、おトクにたくさん積み立てたい人にも便利です。

おすすめポイント③:
投資信託のポイント投資はSPUの対象!

楽天証券では貯めたポイントを投資信託の購入に使うこともできます。条件を満たせば楽天グループの「SPU(スーパーポイントアッププログラム)」の対象になるため、楽天市場での買物で貯まるポイントが0.5%アップします。

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【もらえるポイント年間シミュレーション】
毎月の積立額 年間ポイント付与数(付与率1.0%)
1万円 1,200ポイント
3万円 3,600ポイント
5万円 6,000ポイント

楽天証券×楽天カードの組み合わせは、楽天キャッシュ・楽天銀行・楽天市場など楽天グループのサービスをよく利用する人ほど大きな恩恵を受けられるでしょう。

よく使うサービスで選ぶ
④auカブコム証券×auPayカード…最大5%もアリ

カード名 au PAYカード
年会費 無料
クレカ積立ポイント
付与率
1.0%
おすすめのポイント
使い道
・au料金やauのスマホ購入費用
・Pontaポイント対応店での買物
  • au回線契約と1年間カード利用がない場合、年会費1,375円(税込)
証券会社名 auカブコム証券
投資信託(本数) 1,631本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:auカブコム証券(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
ポイント付与率は常に1.0%以上!

auカブコム証券×au PAYカードの組み合わせなら、常に積立額の1.0%がPontaポイントとして貯まります。

そのほか、投資信託の保有残高に応じて最大0.24%が付与される「資産形成プログラム」、特定の銘柄(auの投資信託)の保有残高に応じて0.02%~0.1%が付与される「auの投資信託ポイントプログラム」もあります。

おすすめポイント②:
au回線ユーザーもそれ以外もおトク!

auカブコム証券もau PAYカードも、au回線ユーザーでなくてもおトクに利用できます。「au ID」が必要ですが、これは無料で誰でもかんたんに取得可能です。

もちろんauユーザーなら、投資信託ポイントプログラムの付与率アップ、貯まったポイントを毎月のスマホ代やスマホ購入費に利用できる、カードの年会費がかかる心配がない、など多くのメリットがあります。

おすすめポイント③:
「NISA割」で株式手数料もおトクに!

auカブコム証券でNISAやつみたてNISAを使って投資信託の積立をすると、「NISA割」の対象になります。

NISA割はauカブコム証券独自のサービスで、株式手数料(現物株式のワンショット手数料および現物・信用共通の1日定額手数料)が最大5%割引になります。

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【もらえるポイント年間シミュレーション】
毎月の積立額 年間ポイント付与数(付与率1.0%)
1万円 1,200ポイント
3万円 3,600ポイント
5万円 6,000ポイント

「auカブコム証券×au PAYカード」は、auのスマホやネット回線の契約をしている人やau PAYマーケットで買物をする人など、同グループのサービスをよく利用する人に特におすすめです。

よく使うお店で選ぶ
⑤SBI証券×タカシマヤカード

カード名 タカシマヤカード
年会費 2,200円(初年度無料)
クレカ積立ポイント
付与率
0.1%~0.3%
おすすめのポイント
使い道
高島屋での買物
証券会社名 SBI証券
投資信託(本数) 2,680本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:SBI証券(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
タカシマヤユーザーにおトク!

SBI証券では、先述の三井住友カード以外にも「タカシマヤカード」での積立が可能です。

高島屋での買物などに使える「タカシマヤポイント」が貯まり、積立1年目は積立額に応じて0.1%、3年目以降は0.2%、5年目以降は0.3%と、長く積み立てを続けるほどおトク度が上がっていくしくみになっています。

おすすめポイント②:
高島屋でのポイント付与率が高い!

タカシマヤカードを普段の買物に使った場合のポイント付与率は0.5%です。しかし、高島屋の店頭や「TAKASHIMAYA ONLINE STORE(タカシマヤオンラインストア)」での買物なら8.0%にもなります。タカシマヤカード「ゴールド」なら、最大10.0%です。

そのほか、特典としてグルメや宿泊などの優待サービスも付いています。新規入会や利用でまとまったポイントがもらえるキャンペーンを行っていることもありますよ。

ただし、カードを保有するために年会費がかかる点には要注意です(2年目以降)。

「SBI証券×タカシマヤカード」の組み合わせでもらえるポイントは、月1万円ずつ積み立てた場合、1年目~2年目なら年間120ポイント、3年目~4年目なら年間240ポイント、5年目以降なら年間360ポイントです。

高島屋をよく利用するなら検討してみましょう。

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よく使うお店で選ぶ
⑥SBI証券×東急カード

カード名 東急カード
年会費 1,100円(初年度無料)
クレカ積立ポイント
付与率
0.25%~3.0%
おすすめのポイント
使い道
・PASMOにチャージ
・東急グループ加盟店での買物
証券会社名 SBI証券
投資信託(本数) 2,680本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:SBI証券(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
「クレカつみたて」のキャンペーンを使えば最大4%還元!

東急カード(TOKYU CARD)も、SBI証券と提携して投資信託の積立ができるサービスを提供しています。

ポイント付与率は、一般カード(TOKYU CARD ClubQ JMB)なら0.25%~2.0%、ゴールドカードなら1.0%~3.0%です。TOKYU ROYAL CLUBの会員ランクや年間カード利用額、契約者の年齢などに応じて変わります。

おすすめポイント②:
保有残高に応じたポイントも貯まる

上述の「クレカつみたてで貯まるポイント」とは別に、投資信託の保有残高やSBI証券での取引に応じたポイントも貯まります。

通常の銘柄では保有残高1,000万円未満なら年0.1%、1,000万円以上なら年0.2%ですが、SBIが選定した銘柄だと付与率がアップし、1,000万円未満で年0.15%、1,000万円以上で0.25%になります。

通常時に一般カードを使った積立でもらえるポイントは、付与率0.25%とすると、月1万円ずつの投資で年間300ポイントです。

最大4%還元が魅力の「SBI証券×東急カード」は、特にTOKYU POINTの利用先が多い東急線ユーザーにとってメリットの大きい組み合わせです。

よく使うお店で選ぶ
⑦tsumiki証券×エポスカード

カード名 エポスカード
年会費 無料
クレカ積立ポイント
付与率
0.1%~0.5%
おすすめのポイント
使い道
・マルイでの買物
・他社ポイント(dポイント、Pontaポイント、マイルなど)に交換
証券会社名 tsumiki証券
投資信託(本数) 5本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:tsumiki証券(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
マルイユーザーにおトク!

tsumiki証券もエポスカードも、同じ丸井グループの会社です。マルイ(○l○l)での買物に使えるエポスポイントが貯まるため、マルイをよく利用する人におすすめです。

エポスカードには飲食店やレジャー施設で使える優待のほか、マルイで年4回行われるセール「マルコとマルオの7日間」の期間中なら何度でも10%オフになる特典も付いています。

おすすめポイント②:
長く積み立て続けるほどポイントアップ!

tsumiki証券×エポスカードで積み立てたときのポイント付与率は、1年目は0.1%です。しかし1年ごとに少しずつ上がっていき、2年目は0.2%、3年目は0.3%、4年目は0.4%、5年目以降はずっと0.5%で固定されます。長く続けるほどおトクになっていくしくみです。

ちなみに、エポスカード「ゴールド」もしくは「プラチナ」なら、積立額がカードの年間利用額に反映されます。利用額に応じたポイントももらえるようになるのでよりおトクです。

一般カードで月1万円ずつ投資した場合、もらえるポイントは積立1年目(付与率0.1%)なら年間120ポイント、積立5年目(付与率0.5%)なら600ポイントです。

「tsumiki証券×エポスカード」の注意点は、tsumiki証券で選べる投資信託の種類が少ないことです。低コストで人気のインデックスファンドは選択できません。

マルイユーザーでエポスポイントを貯めたい人や、エポスポイントの使い道を探している人に向いている組み合わせです。

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よく使うカードで選ぶ
⑧セゾンポケット×セゾンカード

カード名 セゾンカード
年会費 無料
クレカ積立ポイント
付与率
0.1%~0.5%
おすすめのポイント
使い道
・セゾン通販サイト「STOREE SAISON(ストーリーセゾン)」での買物
・他社ポイント(Pontaポイント、Amazonギフトカード、ベルメゾンポイントなど)への交換
サービス名
(運営会社名)
セゾンポケット
(クレディセゾン、スマートプラス)
投資信託(本数) 2本
最低積立額 1,000円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:クレディセゾン(2023年4月19日時点)

おすすめポイント①:
永久不滅ポイントが貯まる&使える!

セゾンポケットは、セゾンカードと同じ会社(クレディセゾン)が運営しているつみたて投資サービスです。スマホだけで手軽に運用を始められ、セゾンカードと組み合わせることで、セゾングループの「永久不滅ポイント」が貯まります。

永久不滅ポイントは積立代金に充当することもできます。セゾンポケットの積立は通常1,000円からですが、永久不滅ポイントなら100ポイントから積立可能です。

おすすめポイント②:
株のクレカ積立も可能

「セゾンポケット×セゾンカード」での積立は、投資信託だけでなく株式でも利用できます。もちろん、株式の積立(株つみたて)でもポイントが貯まっておトクです。

セゾンポケットのポイントプログラムは、カード決済による積立を6回達成するとポイントがもらえるというものです。他社と違い、最初から毎月ポイントがもらえるわけではありません。

また、ポイント付与率は月の平均積立額に応じて変わります。たとえば月の平均積立額が2万円未満だと0.1%相当ですが、5万円だと0.5%相当と、多く積み立てるほどおトクです。

もし6カ月間にわたって毎月1万円ずつ投資した場合、60円相当のポイントがもらえます。

なお、セゾンポケットはクレディセゾンのサービスですが、あくまで仲介をしているだけで、口座開設後はスマートプラスという会社と取引するしくみになっています。選べる投資信託は現在2本だけなので、熱心に投資に取り組みたい人には物足りないかもしれません。

「セゾンポケット×セゾンカード」は、あまったポイントを使って気軽に投資にチャレンジしてみたい人や永久不滅ポイントを貯めている人には便利でしょう。

よく使うカードで選ぶ
⑨SBI新生銀行(SBI証券)×アプラスカード

カード名 APLUS CARD with
年会費 無料
クレカ積立ポイント
付与率
0.5%
おすすめのポイント
使い道
・他社ポイント(dポイント、Pontaポイント、マイルなど)への交換
・クレカの支払い金額の値引き
金融機関名 SBI新生銀行(仲介口座)×SBI証券
投資信託(本数) 2,680本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:SBI証券(2023年4月19日時点)、投資信託(本数)以下はSBI証券のデータ

おすすめポイント①:
さまざまな使い道があるアプラスポイントが貯まる

SBI新生銀行グループのクレジットカード会社・アプラスが発行する「APLUS CARD with」でクレカ積立ができるサービスです。SBI新生銀行は仲介(申込みの窓口)で、実際の積立や運用はSBI証券で行います。

積立額に応じて0.5%のアプラスポイントが貯まります。アプラスポイントは各種ポイントへの交換やアプラスが用意する景品への交換のほかクレカの請求額の値引きに使うことも可能です。

年会費はかかりますが、ワンランク上の「新生アプラスゴールドカード」ならポイント付与率が1.0%にアップします。

おすすめポイント②:
APLUS CARD withは最大2.0%還元も可能なクレカ

APLUS CARD withの通常時のポイント付与率は0.5%です。ただ、月5万円以上の利用で1.0%、申込みから6カ月間は1.0%アップ、といった特典があるため最大2.0%還元も可能です(※「月5万円以上の利用」にはクレカ積立分は含まれません)。

クレカ積立以外でもAPLUS CARD withを使う機会が多い人にとっては魅力的でしょう。

APLUS CARD withでのクレカ積立では、毎月1万円ずつ投資した場合、もらえるポイントは年間600ポイントです。

SBI新生銀行ユーザーやAPLUS CARD with、アプラスポイントに魅力を感じる人に向いている組み合わせです。

よく使う金融機関で選ぶ
⑩SBI新生銀行(マネックス証券)×マネックスカード

カード名 マネックスカード
年会費 初年度無料
クレカ積立ポイント
付与率
1.1%
おすすめのポイント
使い道
・株式手数料への充当
・他社提携ポイントへ交換
(dポイント、nanacoポイントなど)
  • 次年度以降の年会費550円(税込)…年1回以上のクレカ利用で無料(投信つみたても対象)
金融機関名 SBI新生銀行(仲介口座)×マネックス証券
投資信託(本数) 1,331本
最低積立額 100円~
つみたてNISA
クレカ対応
  • 出所:マネックス証券(2023年4月19日時点)、投資信託(本数)以下はマネックス証券のデータ

おすすめポイント①:
SBI新生銀行のインターネットバンキングから申し込める

SBI新生銀行はSBI証券だけでなくマネックス証券とも業務提携を行っています。そのためSBI新生銀行のインターネットバンキング(新生パワーダイレクト)から、マネックス証券の口座開設の申込みができるようになっています。

ちなみに、マネックスカードを発行しているのはアプラス(SBI新生銀行グループのクレジットカード会社)です。SBI新生銀行の口座をマネックス証券の出金先に指定しておくと「即時出金サービス」が無料で使える特典もありますよ。

おすすめポイント②:
投信積立時のポイント付与率は1.1%!

SBI新生銀行が仲介(申込みの窓口)となっている場合でも、上述の「マネックス証券×マネックスカード」と同様、ポイント付与率1.1%と高めに設定されています。毎月1万円ずつ積み立てた場合、もらえるポイントは1,320ポイントにもなります。

SBI新生銀行を使っている人なら、普段利用しているネットバンキングの延長で申し込めて便利です。

投資信託の積立ならクレジットカード決済がおトク!

近年、投資信託の積立代金をクレジットカードで決済できる金融機関が増えています。

いずれも現金よりはおトクですが、条件次第でポイントの貯まりやすさが違います。よりおトクにしたいなら、自分にとって最適な金融機関×カードの組み合わせを探してみましょう。

この記事で紹介した組み合わせの具体例も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

投資信託のクレジットカード払いに関するよくある質問

投資信託積立のクレジットカードのおすすめは?

ポイント還元率重視ならマネックスカードがおすすめ

「マネックス証券×マネックスカード」の組み合わせなら、投資信託の積立で1.1%還元が受けられます。これはこの記事で紹介した10種類の組み合わせの中でもトップクラスの高さです。

手数料無料のカードでポイントがたくさん貯まる方法を探しているなら、ぜひ検討してみましょう。くわしくはこちらで紹介しています。

楽天証券の投信積立でクレジットカード払いは5万円以上の場合、できる?

楽天証券のクレカ払いは月5万円が上限

楽天証券の投資信託の積立は、月5万円までしかできません。5万円を超える金額を積み立てたい場合は、楽天カードからチャージできる電子マネー「楽天キャッシュ」を組み合わせるのがおすすめです。

楽天キャッシュも月5万円まで積立可能なので、合計10万円までポイントを貯めながら積み立てられます。くわしくはこちらの記事で解説しています。

松井証券で投資信託のクレジットカード積立はできる?

松井証券ではクレカ積立はできません

松井証券は、投資信託積立のクレジットカード払いに対応していません。「MATSUI SECURITIES CARD(マツイセキュリティーズカード)」という提携クレジットカードはありますが、これは普段の買物でポイントが貯まる、貯まったポイントを投資信託の積立に利用できるというもの。クレカ積立に使えるわけではないので注意が必要です。

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  • SBI証券

    • SBIグループ全体の口座数は1000万を突破!
    • つみたてNISA銘柄の取扱い数は業界最大級!
    • 三井住友カードを使うとポイントのお得な「二重取り」が可能
  • 松井証券

    • 対象の投資信託を保有するだけでポイントまたは現金を毎月還元!
    • 株主優待名人の桐谷さんも30年愛用
    • 新規口座開設で、もれなく松井証券ポイント200ポイントをプレゼント!
  • 楽天証券

    • 楽天ポイントが貯まる!楽天カードを使うとお得な「二重取り」も
    • 取引はすべてスマホアプリで完結!
    • 100円から積立ができる!

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