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最近、WEB・新聞・テレビCMでもよく目にするようになった「ロボアドバイザー」ですが、「興味はあるけどよくわからない」といった方が多いですよね。そこで今回は、一体どんなサービスかわからない方に向けて、ロボアドバイザーサービスの特徴や何が良いのかなどのメリット・デメリット、投資信託との違いについて解説します。
目次
ロボアドバイザーはAIアルゴリズムや機械学習を用いて、投資家に合った資産配分や商品などを提案してくれるサービスです。
種類によっては、商品の購入や運用までを自動で行ってくれるものもあります。
そんなロボアドバイザーサービスですが、国内で本格的にスタートした2015年頃から利用者は年々増えており、特にここ1年で利用者は急増しております。
最近テレビCMでも見るようになった国内最大手のロボアドバイザーサービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」は、2019年10月16日時点では口座数24万口座(預かり資産1800億円)でしたが、現在は運用者数37万人(2023年6月30日時点)(預かり資産9000億円(2023年7月4日時点))へと成長しているんです。
使い方がとても簡単で楽に続けられる事もあり、利用者が年々増えているんですね。
ロボアドバイザーの利用方法はとても簡単で、Webサイト、もしくは専用のスマホアプリから「診断」を受け、次々と表示される質問に回答すると、回答結果に応じて自分に合った資産配分(分散投資)や投資信託を提案してくれます。
その後は種類によって異なり、提案まで行う「助言型」と運用まで行う「自動運用型」の2種類に分かれます。
ロボアドバイザーは以下のように、「助言型」と「自動運用型」の2つに大きく分かれます。
助言型は基本的に、ユーザーに合った商品や理想的な資産配分の提案のみを行います(日本株式20%、外国株式30%、日本債券10%、外国債券40%など)。
そのため、商品の運用などは自分でやらなければなりませんが、無料で利用できるものがほとんどです。
ひとまず、「自分が許容できるリスクを知りたい」「理想的な資産配分を教えて欲しい」という人や、「自分に合った投資信託を紹介して欲しい」という方に向いています。基本無料なので、試しに使ってみるのもありです。
自動運用型の場合、ロボアドバイザーの提案プランに同意・契約するだけで、理想的な資産配分の実現に必要な商品を自動で買い付けるところまで行ってくれます。さらに、運用中の「リバランス(当初の資産配分の比率が変わった際に配分を調整すること)」も、自動です。
「投資額を入れておけば後は放置でOK」という形です。
ただし、無料で利用できる助言型に対して、自動運用型は年率1%程度の手数料が発生します。
「資産形成を始めたいけど、投資信託を自分で購入したり配分比率を調整したりするのは面倒……」という、手軽に投資を始めたい方に向いたサービスですね。
助言型と自動運用型の違いについて、以下の表でも整理してみたので、ぜひ参考にしてみてください。
ロボアドバイザー | ||
---|---|---|
助言型 | 自動運用型 | |
検討 | WEB上で質問に回答する | |
ロボアドバイザーが理想的な資産配分や商品を提案してくれる | ||
購入 | ロボアドバイザーの提案を参考にして自分で購入 | ロボアドバイザーの提案プランに同意・契約 |
運用 | 自分でリバランスを行う | ロボアドバイザーが自動でリバランスを行ってくれる |
プロに運用をお任せできる商品として、投資信託もあります。そんな投資信託との違いを踏まえたうえで、ロボアドバイザー(自動運用型)の特徴を改めてまとめてみました!
投資信託は、株式や債券といった単一の資産に投資を行うことがほとんど。そのため、ロボアドバイザーのように、投資信託で、さまざまな金融商品を組み合わせたポートフォリオを作って分散投資をする場合は、該当する投資信託をその都度購入する必要があります。一方、自動運用型のロボアドバイザーは複数の投資信託やETFの購入を通じて、国内のみならず世界中の株式や債券、金、不動産などに幅広く投資を行います。そのため複数の資産に幅広く投資したい場合は、ロボアドバイザーの方が手間は少ないと考えられます。
また、資産配分の比率は、金融市場の動きによって変化するのが一般的です。例えば保有している株式の価格が上昇し、債券の価格が変わらなければ、株式の配分比率は相対的に高まるわけですね。こうした変化を放置しておくと、資産運用においては当初想定していたよりも大きなリスクを取っていたり、期待できるリターンが小さくなったりする可能性もあります。そのため定期的な「リバランス」を通じて、元の比率に戻すなど資産配分を見直す必要があるのです。
投資信託の場合、運用中に当初の配分比率が崩れてリバランスが必要になったら、自分で比率が変わった投資信託の一部を売買して調整する必要があります。一方で自動運用型のロボアドバイザーなら、複数の商品を購入せずとも分散投資ができ、なおかつリバランスも自動で行ってくれます。
『そもそも分散投資とは』
分散投資とは、1つの地域や国に偏ることなく、世界全体の資産に分散して投資を行うことです。価格が大きく変動した際のリスクを低減させる効果があり、それにより安定的な収益が得られ、長期的なリターンを大きくする可能性を高くすることができます。
今回のコロナショックのように株式市場全体が急落した際に、株式だけを保有していると大きな影響を受けてしまいますが、債券といったほかの資産でカバーする事で、影響を小さくする事ができます。
「投資元本100万円が1年後に120万円になる可能性もあるが、1年後に80万円になることもある」と聞くと、「20万円増える」に注目する人もいれば、「20万円減る」が気になる人もいるでしょう。「20万円も減るのは嫌!」という人は、もっと元本割れのリスクが低い商品を選びたいと思うかもしれません。また、同じ10万円の損失でも、保有資産1000万円の人と100万円の人では当然重みが異なります。
投資信託の場合、商品のリスクを自分で判断したうえで選ぶ必要があります。その一方、自動運用型のロボアドバイザーは質問に答えるだけで自分が許容できるリスクにあった投資プランを提案し、その投資プランに応じた運用を自動で行ってくれます。
さらに国内外の多数の資産(株式、債券、不動産、金など)に分散投資を行うため、単一の資産に投資を行う商品が多い投資信託と比べると、リスクを軽減できる可能性もあるでしょう。
自動運用型のロボアドバイザーは最低投資額が10万円となるサービスが多いです。そのためネット証券であれば100円から購入できる投資信託と比べると、最低投資額は高い傾向にあります。ただ10万円という金額設定は、ユーザーに合った理想的な資産配分を実現するため。少額だと購入できる金融商品が限られてしまうので、最適な資産配分から遠ざかってしまいます。
もし「投資額が高い」と感じる方には、無料で利用できる助言型のロボアドバイザーが提案してくれる投資信託を購入する、といった方法もあります。
投資信託のなかでも、特に指数に連動した成果を目指すインデックス型のコストは低下傾向にあります。運用している間ずっとかかる手数料が0.3%以下の投資信託も増えているなか、助言型は無料で利用できますが、自動運用型のロボアドバイザーは1%程度。そのため、インデックス型の投資信託などと比べると、手数料は高いといえるでしょう。
投資信託を 自分で購入する場合 |
ロボアドバイザーを利用する場合 (助言型) |
ロボアドバイザーを利用する場合 (自動運用型) |
|
---|---|---|---|
複数の投資対象に投資する場合 | 複数の投資信託を自分で購入 | 複数の資産にまとめて投資できる | |
手間 | 自分でリバランスを行う必要がある | リバランスもお任せできる | |
リスク | 自分でリスクに応じた商品を選ぶ必要がある | 予め許容できるリスクを設定できる | |
最低投資額 | ネット証券であれば100円から購入可能 | 10万円から購入可能のサービスが多い | |
コスト | 手数料が0.3%以下のものもあり | 1%程度 |
投資信託には、ロボアドバイザーと同じく、複数資産への分散投資とリバランスが行われる「バランス型ファンド」があります。手数料はロボアドバイザーより低いものも多いのですが、様々なバランス型ファンドの中から自分に合うファンドを選ぶ必要があります。
完全お任せにするならロボアドバイザーがおすすめです。
ロボアドバイザー(自動運用型)は資産運用をお任せできるため、投資初心者にとって利用するハードルが低く、メリットも多いといえるでしょう。一方で、投資経験者にとっては以降で紹介するようにデメリットも……。メリット・デメリットについて、それぞれ見ていきましょう!
資産運用を始めるにあたっては、商品の特徴や自分自身が許容できるリスクなどについて、知っておく必要があります。しかし、ロボアドバイザーは簡単な質問に答えるだけで、ユーザーが許容できるリスクに応じた資産配分を提案してくれます。自動運用型なら運用も自動で行ってくれるため、口座開設や入金さえすれば後は「お任せ」できます。そのため、資産運用のハードルはかなり下がるといえるでしょう。
前述した「資産運用のハードルが下がる」とも似ていますが、リバランスを行ったり自分に合った資産配分を考えたりといった手間を軽減できる点は、やはりメリットといえそうですね。
特に自動運用型の場合は、質問に回答して口座開設や入金といった手続きを行うだけで、自動で資産運用ができてしまいます。
株式投資やFXのイメージとしてよく見る、四六時中、チャートの動きをチェックするといったことも必要ありません。
自動運用型の投資対象は、アップルやマイクロソフトなどの株式が含まれる米国に上場しているETF(上場投資信託)が主流です。
米国のETFは、運用中のコストが国内の同種類の投資信託の半分以下と割安なものの、個人で買うのはなかなかハードルが高い商品。しかし、ロボアドバイザーを利用すれば、こうした割安なETFに手軽に投資できる点はメリットかもしれません。
投資をある程度したことのある人にとっては、ロボアドバイザーの手数料は少々高く感じるかもしれません。特にすでに紹介したように、インデックス型の運用中のコストは0.3%以下の商品も増えているなかで、ロボアドバイザーの1%程度は少々割高。商品の選定やリバランスなどが自分で行えるのであれば、投資信託を購入するほうが結果的にコストは軽減できる可能性があるでしょう。
もちろん、商品選びの手間や複数の資産に分散投資を行うことによるリスク軽減効果を考えると、初心者や日中は仕事で忙しい人にとっては結果的に安く済む可能性はあります。
どうしても手数料を抑えたいという場合は、無料の助言型のサービスを利用し、提案してもらった商品を参考に自分で購入するといった方法も検討してみましょう。
ロボアドバイザーは、FXや株式投資などと比べて短期間で大きな利益を生む可能性のある投資手法とは異なり、長期的に資産を増やしていきます。したがって、「短期的な利益」を求める方には向きません。
「長期間にわたって着実に資産を増やしていきたい」という方に、手間がかからないオススメのサービスとなります。
投資信託には、テーマ型やアクティブ型といった2~3年という比較的中期でのリターンが見込める商品もあり、選択肢が幅広いといえます。一方で、特に自動運用型のロボアドバイザーは数種類の投資プランから選択するスタイル。運用商品の選択肢が豊富というわけではありません。
仮に、毎月3万円を25年間積み立てた場合、ロボアドバイザーと銀行の定期預金とでは、お金の増え方はどれくらい違ってくるのでしょうか。
下の表では、国内最大手のロボアドバイザーサービス「WealthNavi(ウェルスナビ)」が推奨している資産配分を用いた場合と、大手銀行の定期預金を比較してみました。
ロボアドバイザー (ウェルスナビ) |
定期預金 | |
---|---|---|
1年あたりのリターン | 6.0%※ | 0.002% |
25年後の最終積立金額 (投資元本:900万円) |
2078万9819円 | 900万2243円 |
あくまでもシミュレーションとなりますが、この表を見るとわかるように、定期預金に預けた場合と比べると、25年後に1000万円以上も増え方に差が出てきます。
資産運用を行いたいと思いつつもなかなか手が出ない方もいるかもしれません。
しかし、ロボアドバイザーは簡単な質問に答えるだけで、口座開設や入金をすれば資産運用をお任せできるため、投資初心者にとっては比較的ハードルが低いといえます。
とはいえ、投資経験者のなかには「やっぱり手数料が高い!」と思う方もいるでしょうから、ロボアドバイザーが提案してくれた資産配分や商品を参考にして、後は自分で運用する手もあるでしょう。
いずれにせよ「資産運用に興味はあるけど、自分に合った商品がわからない」という方は、ロボアドバイザーから始めてみても良さそうですね。
いざロボアドバイザーを始めよう!と思っても、数あるサービスの中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持されているサービスをおすすめのポイントと共にご紹介します。
預かり資産・運用者数No.1※1
ロボアドバイザー
WealthNavi
(ウェルスナビ)
※1.一般社団法人日本投資顧問業協会「契約資産状況(最新版)(2023年3月末現在)『ラップ業務』『投資一任業』」を基にネット専業業者を比較 ウエルスアドバイザー社調べ(2023年6月時点)
※2.運用実績は、運用期間:2016年1月~2021年5月末を対象に、各社の期待リターンおよび想定リスクがもっとも低いポートフォリオの騰落率(%)~最も高いポートフォリオの騰落率。THEOのみ運用実績は月次リターンから算出した推計値
日本初の利益が出なければ手数料がかからないロボアド
SUSTEN
(サステン)
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ロボアドバイザーとは? メリット・デメリット・投資信託との違いを徹底解説!
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