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最終更新:2023年02月03日

S&P500のおすすめ投資信託はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドか?検証

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S&P500のおすすめ投資信託はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドか?検証
岩永 真理 ファイナンシャル・プランナー

投資を始めたいと思っていても、何を選べば良いか分からない人も多いでしょう。「S&P500」が良いと聞いたことはあっても、そもそも初心者にとっては「それって何?」と思うのではないでしょうか。

そこで、この記事では「S&P500とは何か」「どうやって投資するのか」を伝えるとともに、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドなど、S&P500に投資するおすすめの投資信託のインデックス・ファンドを紹介します

結論(この記事のポイント)
  • S&P500とは米国の株式市場全体の値動きをあらわす指標の1つ
  • S&P500へ投資するにはS&P500への連動をめざす投資信託を購入する
  • SBI・V・S&P500インデックス・ファンドがおすすめ
目次を開く

S&P500とは何?

S&P500とは米国の代表的な株価指数の1つ。株価指数とは、株式市場全体の値動きをあらわす指標のことで、複数の銘柄の株価を総合的に数値化したものです。

【S&P500概要】
公表している会社 S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスLLC
取引市場
(取引対象)
米国(ニューヨーク証券取引所・NASDAQなどに上場する米国企業)
構成銘柄数 約500銘柄
主な構成銘柄 アップル、マイクロソフト、
アマゾン・ドットコムなど
銘柄の特徴 流動性のある大型株
指数の算出方法 時価総額を加重平均
S&P500への
投資方法
S&P500 に連動をめざす投資信託やETF(上場投資信託)の購入
  • 出所:証券会社のホームページなどを参考に監修者作成

S&P500おすすめ投資信託の選び方

S&P500へ投資するには、S&P500へ連動をめざす投資信託を購入すれば可能です。とはいえそうした投資信託は複数ありますので、次の点を基準に選ぶとよいでしょう。

  • 信託報酬は低いか
  • 純資産総額は大きいか

では、それぞれ詳しく見ていきましょう。

信託報酬は低いか

信託報酬は低いか

信託報酬とは、投資信託の運用や管理にかかる費用のこと。投資信託を保有している間はずっと払い続けなくてはなりません。

どの販売会社で購入しても、目論見書(投資信託の説明書)に書いてある年率の値が毎日、信託財産から差し引かれます。

つまり、信託報酬が高いほど投資家が受け取ることのできる実質的な利益が減るため、信託報酬を抑えることが運用成果を大きくすることにつながります

注意点としては、運営会社によって目論見書の表示方法が異なるため、信託報酬を比べる際は、投資家が実際に負担する「実質負担率」を見るなど同じ条件で比較しましょう。

純資産総額は大きいか

純資産総額は大きいか

純資産総額とは保有資産の時価の合計額のこと。投資信託の規模の大きさを表します。投資信託の全ての資産から、運用管理費用(信託報酬)などの費用を引いた金額です。

これは、投資信託の基準価額と投資家の受益権口数を掛け合わせた金額でもあります。

そのため保有資産の時価が上昇して基準価額が上がったり、投資家が増えて受益権口数が増えたりすると純資産総額は増加します。

純資産総額(投資信託の規模)が大きいと、効率的な運用が行える、途中で運用をやめない(償還しない)ですむ、などのメリットが考えられます。

S&P500おすすめ投資信託ランキング

S&P500に投資するなら、運用益が非課税になるつみたてNISAを利用するのがおすすめです。

S&P500がベンチマーク(指標)の投資信託は、つみたてNISA対応商品では9本あります(※つみたてNISAナビ、2022年12月時点)。

その9本を信託報酬と純資産総額でランキングした結果を見てみましょう。

順位 銘柄名 信託報酬
(%・年率)
純資産総額
(億円)
1位 SBI・V・S&P500インデックス・ファンド (SBI・V・S&P500) 0.0938 7,092.5
2位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) 0.0968 15,954.6
3位 iシェアーズ   米国株式(S&P500)インデックス・ファンド 0.0938 148.2
4 SMBC・DCインデックス・ファンド (S&P500) 0.0968 102.3
5 My SMT  S&P500インデックス(ノーロード) 0.0968 34.4
6 つみたて米国株式 (S&P500) 0.22 59.3
7 Smart-i  S&P500インデックス 0.242 62.8
8 iFree  S&P500インデックス 0.2475 734.3
9 NZAM ・ベータS&P500 0.264 2.7
  • 出所:目論見書などより監修者作成、2023年1月時点

1位~3位は次のとおりです。

1
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
信託報酬は最低水準で純資産総額も多い
2
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
信託報酬は若干高いが純資産総額が最多
3
iシェアーズ 米国株式
信託報酬は最低水準だが純資産総額は少ない

この3本の投資信託をさらに詳しく見ていきましょう。

1位:SBI・V・S&P500インデックス・ファンド

1位に輝いたのはSBI・V・S&P500インデックス・ファンドです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
ファンド設定日 2019年9月26日
基準価額* 17,757円
投資対象資産 米国株式
ベンチマーク S&P500
信託報酬 0.0938%
純資産総額** 7092.5憶円
為替ヘッジの有無 なし
運用実績
(期間収益率)
設定来 77.57%
6カ月 3.77%
1年 5.07%
3年 64.74%
運用会社 SBIアセットマネジメント株式会社

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、信託報酬が0.00938%と最も低く純資産総額も7093憶円(2023年1月時点)と順調に増えています。

2019年9月に設定された比較的新しい投資信託です。

運用の期間収益率は、ファンド設定来では77.57%、6カ月では3.77%、1年では5.07%、3年では64.74%と順調に伸びています(2022年11月時点)。

いずれもベンチマークのS&P500の実績を0.04%~0.14%上回っていて、パフォーマンスは良好といえます。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドがおすすめな人

コスト重視で効率よく長期投資をしたい人におすすめです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドがおすすめな理由

  • 信託報酬が最低水準の0.0938%
    同じS&P500に投資する投資信託なら、信託報酬が安い方が効率の良い運用が期待できます。その中でも最低水準の0.0938%は魅力的です。
  • ベンチマーク(S&P500)をわずかに上回る運用実績
    運用実績はベンチマーク(S&P500)をわずかに上回りパフォーマンスは良好で、指標への連動がうまく行われていることを示しています。
  • 純資産総額が7000億円を越えており、安定的な運用が期待できる
    純資産額が順調に伸びていれば、途中償還などにより投資信託自体の運用が終わってしまう確率も低いと考えられます。

合わせてこちらもチェック!

2位:eMAXIS Slim米国株式(S&P500)

2位はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)です。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
ファンド設定日 2018年7月3日
基準価額* 19,380円
投資対象資産 米国株式
ベンチマーク S&P500
信託報酬 0.0968%
純資産総額** 15954.6憶円
為替ヘッジの有無 なし
運用実績
(期間収益率)
設定来 93.80%
6カ月 3.80%
1年 5.10%
3年 65.50%
運用会社 三菱UFJ国際投信株式会社

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は、信託報酬が0.00968%と低水準で、純資産総額が1兆5955憶円(2023年1月時点)と最多です。

2018年7月に設定された投資信託です。

運用の期間収益率はファンド設定来では93.8%、6カ月では3.8%、1年では5.1%、3年では65.5%と順調に伸びています(2022年11月時点)。いずれもベンチマークのS&P500を上回っていて、パフォーマンスは良好といえます。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がおすすめな人

安定的に長期投資をすることを重視して、低コストで投資したい人におすすめです。

eMAXIS Slim米国株式(S&P500)がおすすめな理由

  • 信託報酬が低水準の0.0968%
    同じS&P500に投資する投資信託なら、信託報酬が安い方が効率の良い運用が期待できます。その中でも0.0968%は十分に低水準といえます。
  • ベンチマーク(S&P500)を上回る運用実績
    運用実績はベンチマーク(S&P500)を上回りパフォーマンスは良好で、指標への連動がうまく行われていることを示しています。
  • 純資産総額が約1兆5000億円超と最多で、安定的な運用が期待できる
    純資産額が順調に伸びていれば、途中償還などにより運用が終わってしまう確率も低いと考えられるため、安心して長期投資をすることができます。

3位:iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンド

3位はiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドです。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)
インデックス・ファンド
ファンド設定日 2013年9月3日
基準価額* 36,573円
投資対象資産 米国株式
ベンチマーク S&P500
信託報酬 0.0938%
純資産総額** 148.2憶円
為替ヘッジの有無 なし
運用実績
(期間収益率)
設定来 265.73%
6カ月 3.60%
1年 4.82%
3年 63.04%
運用会社 ブラックロック・ファンド・アドバイザーズ

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは、信託報酬が0.00938%と最低水準です。1~2位と比較すると純資産総額は148億円と少なめです。

ファンド設定日は2013年9月と比較的実績がある投資信託です。

運用の期間収益率はファンド設定来では265.73%、6カ月では3.6%、1年では4.82%、3年では63.04%と順調に伸びています(2022年11月時点)。しかし、いずれもベンチマークのS&P500をわずかに下回る結果になっています。

各投資信託は、ベンチマーク(S&P500)の値動きと連動することを目指しますが、信託報酬や取引費用などのコストや、組み入れる銘柄がベンチマークの採用銘柄とわずかに異なるため、ベンチマークと全く同一の推移をするわけではない点に注意しましょう。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドがおすすめな人

コスト重視かつ過去の運用実績を長期間で比較して投資したい人におすすめです。

iシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドがおすすめな理由

  • 信託報酬が最低水準の0.0938%
    同じS&P500に投資する投資信託なら、信託報酬が安い方が効率の良い運用が期待できます。その中でiシェアーズ 米国株式(S&P500)インデックス・ファンドは、信託報酬が0.0938%と最低水準です。
  • 過去の長期運用実績を確認してから投資ができる
    ベンチマークが同じ投資信託でも、運用実績は各投資信託によって違いがあります。そのため、長期にわたる運用実績があれば、その投資信託のパフォーマンスを把握するデータが豊富になり、長期投資をする際にもイメージをしやすいでしょう。

比較SBI・V・S&P500インデックス・ファンドとeMAXIS Slim米国株式(S&P500)はどっちがいい?

1位はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドとなりましたが、2位のeMAXIS Slim米国株式(S&P500)もとても有名な人気ファンドです。どちらがよいのか迷う人もいるでしょう。

そこで両ファンドを比較してみましょう。

  SBI・V・S&P500インデックス・ファンド eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
信託報酬 0.0938% 0.0968%
純資産総額* 7092.5憶円 15954.6憶円
3年積立運用実績
(期間収益率)
20.2% 20.4%

上表から、信託報酬はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの方がやや低く、純資産総額はeMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方が多いことがわかります。

3年積立運用実績は、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが+20.2%、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)が+20.4%となっています(2023年1月時点)。ただし、今後の運用利回りを保証するものではありません。

以上から、信託報酬の低さを最優先にする人はSBI・V・S&P500インデックス・ファンドがおすすめです

S&P500おすすめ投資信託が買えるネット証券

上記で紹介した3銘柄がすべて買えるのがSBI証券です。どの銘柄にしようか迷っている人もSBI証券を選んでおけば、取扱がないという理由で買いそびれることはないのでおすすめです。

SBI証券

金融商品 概要
国内 国内株式 東京・名古屋・福岡・札幌の各証券取引所上場の全銘柄
国内債券 個人向け国債、普通社債、公共債など
投資信託・
国内ETF
ネット証券トップクラスの幅広いラインアップ
海外 外国株式(9カ国) 米国・中国・韓国・ロシア・シンガポールなどの株式
外国債券 外貨で取引できるさまざまな通貨建の債券
海外ETF(4カ国) 米国・中国・韓国・シンガポールに上場するETF
  • 出所:SBI証券Webサイトより監修者作成

SBI証券の特徴

  • ネット証券の中でも取扱商品が豊富
    税制優遇のあるiDeCoやNISA・つみたてNISAで購入できる商品は金融機関によって異なりますが、SBI証券ではこうした優遇制度の枠内でも購入できる金融商品の豊富さは業界トップクラスです。
  • ポイントが貯まる・使える
    投資信託の保有額などのSBI証券での取引やサービスの利用に応じて、Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント、JALのマイルなどが貯まります。
    また、貯まったTポイントやPontaポイントは、1ポイント1円として投資信託の購入に利用できます。
  • クレカで投資信託の積立ができる
    毎月100円~5万円まで三井住友カードで積立ができ、決済額に応じてVポイントが貯まります。Vポイントのほか、上記の投信保有額などでの各種ポイント(Tポイント、Pontaポイント、dポイント、Vポイント、JALのマイルなどいずれか)とダブルで貯めることができます。

S&P500はなぜ評判なの?

これまでS&P500のおすすめ投資信託を見てきましたが、そもそもS&P500はなぜ支持されているのでしょうか。

出所:TradingView

S&P500は米国の主要企業から構成される指数です。過去のS&P500の価格推移を上記チャートで見ると、途中に下落局面があってもその後持ち直して着実に成長を続けてきていることがわかります。

米国は世界最大の経済大国であり、S&P500指数は米国の大手上場企業を代表していることから、今後も引き続き成長を続けていくことが期待されます。

S&P500にはどんな銘柄が採用されている?

S&P500の採用銘柄のトップ10

  • アップル
  • マイクロソフト
  • アマゾン・ドットコム
  • バークシャー・ハサウェイ クラスB
  • アルファベット クラスA
  • ユナイテッドヘルス・グループ
  • アルファベット クラスC
  • ジョンソン&ジョンソン
  • エクソン・モービル
  • JPモルガン・チェース
  • 2022年12月30日時点

アルファベットは、検索サイトGoogleを運営する持株会社です。1つの会社がクラスA、クラスCなど複数銘柄上場していることもあり、株価や議決権の有無の違いなどがあります。

バークシャー・ハサウェイは著名投資家のウォーレン・バフェット氏が率いる投資会社です。さまざまな事業活動を行う子会社(保険、公益事業、エネルギー、貨物鉄道輸送、製造、小売など)の持株会社です。

S&P500を買うには?

S&P500を買いたい場合はどうすればよいのでしょうか。投資する方法は次の2つです。

1
S&P500に投資する投資信託を買う
2
S&P500に投資するETFを買う

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

①S&P500に投資する投資信託を買う

S&P500に投資したいなら、投資信託を購入する方法が最も手軽です。S&P500に投資する投資信託を、たとえばSBI証券で買う流れを見ていきましょう。

投資信託パワーサーチという検索システムを利用して、ファンド分類を国際株式、投資地域を北米、その他特徴をインデックスとして検索します。

その結果、S&P500を指標とする投資信託は、この記事おすすめの上位1~3位までの3本とそれ以外の1本の合計4本が対象になっています。

その中で、たとえばSBI-SBI・V・S&P500インデックス・ファンドを選ぶと、銘柄詳細の最後に買付方法(金額・口数・積み立て・つみたてNISA買付)が選べます。ログインをして買付内容の詳細を選択すれば購入できます。

②S&P500に投資するETFを買う

S&P500に投資するには、ETFを購入する方法もあります。

ETFとは証券取引所に上場している投資信託のことで、インデックス・ファンドと同様に株価指数の指標などへの連動を目指しています。

S&P500を指標とするETFには、運用会社が国内と海外の商品があります。海外ETFは外貨を基軸とした決済になります。

【ETFと投資信託の比較】
  ETF 投資信託
国内 海外
証券取引所への
上場
している している していない
銘柄数 少ない 国内ETFより多い 多い
価格の更新 リアルタイム リアルタイム 1日1回
指値注文 できる できる できない
購入時手数料 証券会社の
売買手数料
証券会社の
売買手数料
ノーロード
(無料)あり
最低購入金額 1万円~
数万円
売買単位ごと
1万円程度~
数万円程度
売買単位ごと
100円~
1000円
金額指定
できる
保有コスト
(信託報酬)
投資信託より低め 投資信託より低め ETFより高め

ETFと投資信託の最大の違いは証券取引所に上場しているかどうかです。ETFは上場しているので、取引時間帯ならいつでも時価で取引できます。保有コストも一般的には投資信託より低めです。

S&P500に連動するETFを買う時は、たとえばSBI証券ではホームページで国内株式からETFをクリックして、好みの銘柄の「現物買い」を選びます。ログイン後に希望する取引内容を入力・確認すれば購入完了です。

SBI証券では海外ETFは定期買付サービスもあるので、定額または定量の買付を自動的に行う設定ができます(一般NISA口座での利用も可)。

投資信託とETF、おすすめはどっち?

初心者には投資信託がおすすめです。なぜなら、つみたてNISAを利用して有利に投資できるからです。

つみたてNISAは1年に40万円まで投資でき、投資した金融商品から得られる利益が最長20年間非課税になる制度です。

また、投資できるのは金融庁が定めた基準を満たす長期積立分散投資に向く投資信託のみなので、初心者でも税制優遇のメリットを得ながら安心して積立投資できます。

具体的なおすすめ銘柄はこちらの記事で紹介していますので、検討してみてください。

一方ETFは、上場されていて値動きがわかりやすくリアルタイムで取引できるので、積立投資というよりは相場を見ながらリアルタイムで売買の判断をしたい人に向いています。

そのためつみたてNISAの投資対象商品は、投資信託が210本に対してETFはわずか7本にとどまっています(2022年12月時点)。

そのほか、ETFをつみたてNISAの枠外で買うと、保有期間の制限はなく売買のタイミングを図ってその都度注文を出して取引をしなければならない煩雑さがあります。

S&P500おすすめETFは?

前述のとおり、S&P500に投資したい場合には、ETFを購入することでも可能です。おすすめ銘柄は、上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(上場S&P500米国株)。

なぜなら、つみたてNISAの投資対象になっているため長期積立分散投資に適したファンドといえるからです。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)(上場S&P500米国株)

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)
ファンド設定日 2010年10月22日
基準価額**
(100口あたり)
601,941円
投資対象資産 米国株式
ベンチマーク S&P500
信託報酬 0.1650%
純資産総額** 340.5憶円
為替ヘッジの有無 なし
運用実績
(期間収益率)
設定来 501.94%
6カ月 3.76%
1年 4.21%
運用会社 日興アセットマネジメント株式会社
  • 出所:目論見書などを参考に監修者作成
  • *2022年11月30日時点、**2023年1月時点

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)がおすすめな理由

  • 運用実績が比較的長い
    設定日が2010年10月と、既に10年以上の実績があります。実際の長期運用実績から、ベンチマークを上回ってきたか、純資産総額は極端に減っていないかなどの推移を確認してから投資を始められます。
  • ベンチマークを上回ることの多い運用実績
    これまでの実際の運用実績から、ベンチマークを上回っていることが多いといえます。
  • つみたてNISAで買える唯一のS&P500に連動するETF
    つみたてNISAで買えば、運用から得られる利益が非課税になります。また、市場価格で取引できるETFは、運用期間中もタイミングを見て希望価格で売却しやすいでしょう。

上場インデックスファンド米国株式(S&P500)がおすすめな人

  • 過去の実績を参考にしたい人
  • つみたてNISAで非課税の恩恵を受けたい人
  • 値動きに応じて途中売却や買い増しなど機動的な運用をしたい人

ただし現状、つみたてNISAでは大和証券でしか買えない点には注意が必要です。

合わせてこちらもチェック!

まとめ:S&P500おすすめ投資信託はSBI・V・S&P500インデックス・ファンド

S&P500に投資したいなら、株式のように自分で値動きを見ながら積極的に売買できるETFもありますが、初心者にはコツコツ定額積立するだけで長期分散投資に向く投資信託の方がおすすめです。

初心者にはコツコツ定額積立するだけで長期分散投資に向く投資信託の方がおすすめ

なかでもSBI・V・S&P500インデックス・ファンドは、保有期間中のコストが安く、規模が大きい投資信託なので安定的な運用が期待できます。さらに、つみたてNISAで買えば運用益が非課税になるメリットもあるのでおすすめです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドはSBI証券などで購入可能です。

S&P500のおすすめについてよくある質問

S&P500の積立日のおすすめは?

過去の実績にとらわれず、積立頻度を増やして積立日を分散するのがおすすめ。

過去のデータから、特定日に買い付けた方が他の日よりも利回りが高くなることもあるようですが、実際には長期で比較すると僅差であることがわかっています。

また、それはあくまでも過去の実績で、将来を予測するものではありません。そのため買い付ける価格を分散するためには毎月1回、好きな日に積み立てるのでも問題ないでしょう。

S&P500のおすすめETFはVOO?

VOOは海外ETFですので、初心者にはおすすめしません。

VOO(バンガード・S&P500 ETF)はS&P500指数へ連動する運用成果を目指す海外ETFで、信託報酬が低いメリットがあります。

しかし、この銘柄を扱う日本の証券会社を通して売買する都度オーダーを出さなければならず取引が煩雑なこと、つみたてNISAでは買えず長期積立分散投資をしにくいことなどが初心者へおすすめしない理由です。

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  • SBI証券

    • SBIグループ全体の口座数は1000万を突破!
    • つみたてNISA銘柄の取扱い数は業界最大級!
    • 三井住友カードを使うとポイントのお得な「二重取り」が可能
  • 松井証券

    • 対象の投資信託を保有するだけでポイントまたは現金を毎月還元!
    • 株主優待名人の桐谷さんも30年愛用
    • 今なら、口座開設&つみたてNISA口座開設&クイズ正解で最大2,000円分のポイント貰える!
  • 楽天証券

    • 楽天ポイントが貯まる!楽天カードを使うとお得な「二重取り」も
    • 取引はすべてスマホアプリで完結!
    • 100円から積立ができる!

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