はじめての資産運用をナビゲート

メニュー
トップへ
最終更新:2023年02月17日

PayPay証券の評判「手数料が高い」は本当?口コミとPayPay投信や銀行との関係も徹底解説

※このページはプロモーションを含みます

PayPay証券の評判「手数料が高い」は本当?口コミとPayPay投信や銀行との関係も徹底解説
服部 椿 ファイナンシャルプランナー・ライター

PayPay証券は、1,000円から手軽にスマホで株取引ができると話題の証券会社です。一方で、ネット上の口コミや評判を調べてみると「手数料が高い」といったネガティブな意見も目にします。PayPay証券の実際の使い勝手はどうなのか、手数料が高いのは本当かと気になっている人は多いのではないでしょうか?

結論から言うと、PayPay証券の入出金手数料は高いものの、株式取引手数料は取引環境によって変わります。そのため、一概に手数料が高いとは言えません。評判だけでは実態はわからないため、本記事では口コミと実態を照らし合わせたうえで解説していきます。

「PayPay証券も気になるけど他の証券会社も気になる」という人や「投資は初めてなのでよくわからない」という人は、証券会社選びや投資を始める際の参考にしてみてください。

結論(この記事のポイント)
  • PayPay証券の評判「手数料体系はやや難ありだが、アプリは使いやすい」
  • 少額取引なら他社より取引手数料が安くなる場合も。スマホで株の少額投資を手軽に始めたい人向き
  • PayPay証券はNISA・iDeCo対応がなく、株・投資信託とも銘柄数が少ない。SBI証券など他の証券会社も視野に
目次を開く

基本情報PayPay証券とは、日本初のスマホ証券

PayPay証券は、2016年に日本初のスマホ証券サービス「One Tap BUY(ワンタップバイ)としてスタートした証券会社です。2021年2月に商号変更で「PayPay証券」となった同社は、スマホでの米国株・日本株少額取引に特化した事業によってアプリのダウンロード数・口座数を順調に増やしています。

【PayPay証券の概要】

  • アプリダウンロード数:175万ダウンロード
  • 総口座数:20万超

PayPay証券:ソフトバンクやみずほ証券との関係

PayPay証券ではみずほ銀行やキャッシュレス決済アプリ「PayPay」マネーとの入出金連携が可能です。PayPay証券(前身:One Tap BUY) はソフトバンク株式会社とみずほフィナンシャルグループの提携による合弁化、社名変更を経て、現在もみずほグループとソフトバンクグループの共同経営体制となっているからです。

こうした関わりからも、PayPay証券はPayPayやみずほ銀行ユーザーにとっては、使いやすい面があるでしょう。

PayPay証券の特徴

PayPay証券の主な特徴は以下のとおりです。

  • 【少額投資可能】1,000円から日米の有名企業の株取引ができる
  • 【スマホアプリに特化】スマホで銘柄選択→金額指定→買付のわずか「3タップ」で株取引が可能
  • 【初心者・若年層向け】利用者の大半は投資初心者の20~30代

PayPay証券のキーワードは「少額投資・スマホ・初心者・若年層」です。具体的な評判・口コミについて詳しく解説していきます。

PayPay証券の好意的な評判・口コミ

まずはPayPay証券の利用者による好意的な評判・口コミを見ていきましょう。

アプリがシンプルで初心者にもわかりやすい

  • 口コミ

    とにかくアプリが見やすい、使いやすい

  • 口コミ

    複雑な操作がいらないので初心者でも簡単に取引できる

など、シンプルなアプリと初心者でも理解できる操作性の良さを評価する声は非常に多くありました。

一般的な証券会社の株式注文画面にはさまざまな機能があり画面も複雑ですが、PayPay証券のアプリにはリアルタイムチャートや指値注文といった機能がありません。

銘柄も有名企業のものだけが厳選されています。最低限の銘柄と最低限の機能によって、迷うことがなく取引可能な点が評価につながっているのでしょう。

1000円単位で気軽に株取引やCFD取引ができる

  • 口コミ

    少額でいろいろ買えるのがいい

  • 口コミ

    10万円くらいを元手にいろんな株を少しずつ買っていきたい人には向いていると思う

など、少額投資のしやすさを評価する口コミも目立ちます。

PayPay証券の株式・投資信託は1,000円単位、CFD取引は1,000円~1万円単位で投資できます。特に日本株を1,000円から投資できる点は、好意的な意見が多くありました。

  • CFD…株式や株価指数を対象とした差金決済取引のこと。FXは投資対象を外国為替とする差金決済取引なので、「FXよりも幅広い投資対象を元にした差金決済取引」と考えるとわかりやすい。

通常、日本株の現物取引は「最低100株」という購入ルールがあるため、銘柄によっては1株あたり数万円~数百万円かかることがあります。ところがPayPay証券の場合、こうした「最低100株」の縛りがないため、1,000円から大企業の株を持つことが可能です。

米国株が24時間365日取引できる

  • 口コミ

    米国株・米国株ETFが24時間取引できるのはメリット

  • 口コミ

    時間を気にせず購入できるのはありがたい

といった、米国株ユーザーからの高評価も多く見られました。

通常、他の証券会社では米国株の取引時間は夜間に限定されています。たとえば米国株取引に定評のあるマネックス証券の取引時間は、プレ・アフターマーケットあわせて21時~翌9時まで(冬は22時~翌10時まで)となっています。

その点、PayPay証券では米国株が24時間365日取引できるため、夜間取引が難しい状況の人でも米国株投資できる点はたしかに魅力的です。

スマホだけで手軽に素早く取引できる

  • 口コミ

    スマホでさっと少額取引できるので、ゲーム感覚でお金を増やせる

  • 口コミ

    アプリを開いてから買い付けまでの動作が少なく、素早く取引できる

スマホでの投資に特化している点も、高評価のポイントです。

先述のとおり、PayPay証券はもともと「ワンタップ」で株を「バイ(BUY=買う)」ことに特化したスマホ証券として誕生しました。複雑な操作が不要で手軽に素早く取引できる点は、手軽に投資を楽しみたいライトユーザーにも評価が高いポイントです。

「おいたまま買付」を使えば面倒な入金が不要

  • 口コミ

    おいたまま買付機能を使えば、銀行やPayPayマネーの残高で直接取引できる

  • 口コミ

    送金手続き不要はありがたい

などの声もあります。

通常の証券会社では、銀行口座から証券口座への入金が必要です。しかしPayPay証券では、所定の口座に残高があれば入金手続きは必要ありません。このサービスは楽天証券にもありますが、楽天証券の自動入出金機能は楽天銀行限定です。

PayPay証券の場合、みずほ銀行や三菱UFJ銀行など複数の銀行、またソフトバンクカードのチャージ残高との連携が可能です。PayPay銀行やPayPayマネー(キャッシュレス決済アプリPayPayの残高)からも連携し、口座残高を元に買い付けできるためPayPayユーザーにとっては使いやすい機能と言えるでしょう。

なお注意点として、おいたまま買付機能は2万円未満の送金では110円の手数料がかかります。少額だと手数料がかかる点は覚えておきましょう。

ポートフォリオ管理画面のデザインが良い

  • 口コミ

    ポートフォリオ管理画面のデザインがよくてモチベーションが上がる

という声もありました。

PayPay証券の株取引アプリは、買った銘柄と割合が円グラフで表示されます。投資元本と含み益も大きな文字で見やすく表示されているため、画面をさっと開いてすぐに収益を確認できます。すき間時間に投資をするスマホユーザーにとっては、こちらも見逃せない評価ではないでしょうか。

合わせてこちらもチェック!

PayPay証券の否定的な評判・口コミ

一方で、PayPay証券には否定的な評判・口コミもあります。

手数料が高い

  • 口コミ

    入出金手数料がかかるのでなかなか引き出せない

  • 口コミ

    取引金額が増えてくると、大手ネット証券のほうが取引手数料を抑えやすい

おそらく、PayPay証券のネガティブな口コミでもっとも多いのは手数料についての言及でしょう。実際にはどうなのかと言うと、

  • 入出金手数料は(他社に比べて)高い
  • 株式取引手数料は少額であれば(他社に比べて)安くなることもある

のが実態です。

それぞれの手数料について、他の証券会社と比較してみましょう。

入出金手数料は高い

入出金手数料については無料で利用できる証券会社が多い中、PayPay証券の入出金手数料は顧客負担です。ネット証券最大手のSBI証券と比較した手数料を見てみましょう。

【PayPay証券とSBI証券の入出金手数料(税込)】
  入金手数料 出金手数料
PayPay証券 PayPay証券指定のみずほ銀行専用口座へ入金する際の振込手数料は自己負担

・みずほ銀行宛
3万円未満 110円
3万円以上 220円

・みずほ銀行以外
3万円未満 275円
3万円以上 385円

SBI証券 提携金融機関で「即時入金サービス」「リアルタイム入金」などの利用で無料** 無料
  • *おいたまま買付機能を使えば入金不要で取引可能(2万円未満の送金で110円の手数料)
  • **住信SBIネット銀行、三菱UFJ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、楽天銀行、ゆうちょ銀行など多数

このように、SBI証券の入出金手数料はほぼ無料ですが、PayPay証券は110円~385円の手数料がかかります。特に出金時の手数料を安くする方法はないため、まめに出金したい人にとっては大きなデメリットです。

株式取引手数料は少額取引なら安くなることも

一方で、株式取引手数料は少額であれば安くなることもあります。大手ネット証券のSBI証券や楽天証券と比較してみましょう。

【PayPay証券と他社の日本株 株式取引手数料(税込)】
  日本株
<単元株>
日本株
<単元未満株>
※()内は時間外取引手数料
PayPay証券 買付:無料
売却:無料
手数料相当額のスプレッド
「基準価格**」×0.5%(0.7%)
SBI証券

<1約定制
(5万円まで)>
買付:55円
売却:55円

<1日定額制
(100万円まで)>
無料

<単元未満株(S株)>
買付:無料
売却:0.55%
最低手数料:
売却時55円
楽天証券

<1約定制>
買付:55円
売却:55円

<1日定額制
(100万円まで)>
無料

単元未満株の売買はできない。株式の分割によって生じた単未満株の売却は「買取請求」という形で可能

買取請求の取次手数料:
1件330円

  • *スプレッド…価格差を意味する用語。他社でいう買付・売却手数料に相当
  • **基準価格…直近の株価や市場価格を参考にPayPay証券が算出した株式価格

通常の株式取引で売買される「単元株」取引であれば、1日定額制で売買手数料が無料になるSBI証券・楽天証券のほうがおトクと言えます。

しかし、PayPay証券で1,000円~1万円程度で購入できるのは単元株に満たない「単元未満株」です。単元未満株取引の場合は、実質の手数料率が0.5%~0.7%であるPayPay証券のほうがお得になる場合もあります。

たとえば基準価格3,000円で1単元の株を購入する場合、手数料は以下のとおりです。

  • PayPay証券:買付時に3,000円×0.5%=15円、同価格で売却時に15円=合計30円のスプレッドが発生
  • SBI証券:買付手数料は無料だが、売却時に最低55円の手数料が発生

上記はシミュレーションのため、どんなケースでもPayPay証券のほうが安くなるとは言えません。単元未満株などの少額取引メインであれば、PayPay証券のほうが取引手数料は安くなる可能性もあるということです。

とはいえ、入出金手数料もふまえた総合的な手数料体系で考えると、SBI証券など大手ネット証券のほうがおトクになるでしょう。

NISAやiDeCoに対応していない

  • 口コミ

    PayPay証券使いやすいけど、やっぱりNISAやiDeCo使えないのが引っかかる

  • 口コミ

    手数料も高めのうえ節税もできないのはつらい

など、NISAやiDeCo非対応の点を気にする声もありました。

NISA(少額投資非課税制度)とiDeCo(個人型確定拠出年金制度)は、所定の口座内の投資で発生した収益には課税されない節税制度です。通常、株式や投資信託の取引で発生した収益には約20%の税金がかかりますが、NISAやiDeCoであれば非課税になるため、利用を希望する声は多くあります。

しかしPayPay証券ではNISAもiDeCoの対応もありません(2023年1月時点)。投資を続けていくほど手数料や税金といったコストはかさんでくるため、節税対策できない点は明確なデメリットと言えるでしょう。

合わせてこちらもチェック!

リアルタイムチャートや指値注文など機能面が不十分

  • 口コミ

    わかりやすくするためとはいえ、せめて保有銘柄の株価チャートを一覧で見れる機能くらいはほしい

  • 口コミ

    指値(希望する売買価格)で取引できるようシステムをアップデートしてほしい

PayPay証券は機能面を絞ってシンプルな操作性を重視しているため、その半面、機能面の不足を指摘する声は多くあります。

特に目立つのは、株価チャートを希望する声です。株価チャートとは1分、1日、1週間、1カ月といった期間の株価の動きをグラフにしてわかりやすく表示したもの。総合証券会社だと、取引画面にチャート機能が付いていることは基本です。

株価は市場が開いている限り、1分ごとに変わります。PayPay証券で投資金額が増えてくると、株価の値動きに敏感になり、チャートや指値機能がない点を不満に感じる可能性はあるでしょう。

合わせてこちらもチェック!

取扱銘柄が少ない。「誰でもIPO」の取扱実績はソフトバンク1社のみ

  • 口コミ

    株式も投資信託もとにかく銘柄数が少ないので、もう少し増やしてほしい

  • 口コミ

    IPOに期待してアプリをダウンロードしたけど、ソフトバンクしか取扱がなかった

このように、銘柄数の少なさを指摘する口コミも散見されます。

実際、日米株式については有名企業中心で、2021年に取扱が始まった投資信託は8銘柄のみ(2023年1月時点)。もともとPayPay証券は銘柄を厳選していることで取引をわかりやすくしているため、取扱数が少ない点は否めません。

また、2018年にリリースされた「誰でもIPO」アプリでも、実際に取扱があったのはソフトバンク株式会社の1社のみです(2023年1月時点)。

IPOとは、未上場株式が証券取引所に上場する際、一般の投資家に向けて売り出される新規公開株式のこと。新規上場相場による値上がり益が期待されるため人気の高い投資ですが、最低100株からとなるためIPO投資には数万円~数十万円程度の資金が必要です。

そのため「誰でもIPO」アプリのリリース時には、一株からでもIPO投資ができる!と多くの注目が集まりました。

しかし、現時点では新しい銘柄取扱のお知らせはありません。PayPay証券のIPO投資について気になっている人は、この点に注意が必要です。

2022年のアップデート後、画面が見にくくなった

  • 口コミ

    2022年のアップデート後の画面が白一色で見にくくなった。前の緑の画面の方が良かったし、使いやすかった

という声も一部でありました。

アプリのデザイン性に定評のあるPayPay証券ですが、2022年のアップデート後の「見やすさ」については否定的な意見も一部で出ています。

一方で、口コミを見ていくと「アップデートで使いやすくなった」という声もあるため、One Tap BUY時代から使い続けているユーザーにとって慣れないというだけかもしれません。画面の見やすさについては、ユーザーによって意見が分かれる点に留意が必要です。

PayPay証券の評判:スマホで少額投資しやすいが手数料体系は難あり

PayPay証券の口コミを見ていくと、デメリットは理解しながらも利用しているユーザーの姿が見えてきました。

  • 口コミ

    手数料は高いしチャート機能はないが、それゆえシンプルで使いやすい

  • 口コミ

    デメリットはあるけどアプリを開いて即購入できるし、ゲーム感覚で投資を楽しめる

  • 口コミ

    1,000円単位での購入はやっぱりありがたい

といった声が目立ち、割り切って利用している印象があります。手数料体系にはやや難がありますが、スマホアプリの操作性や少額の株取引に魅力を感じている人にとっては、PayPay証券は適したサービスと言えるでしょう。

一方で、投資になれてきたユーザーには、手数料やチャート機能、銘柄数についての不満が目立ちます。「始めは気に入って取引していたものの、途中で取引をやめてしまった」という口コミもありました。せっかく投資を始めたにもかかわらず、結局は投資をやめてしまったり、他の証券会社に移行したりするのはもったいない話ではないでしょうか。

少額投資こそ継続が大切です。これから投資を始める人には、NISAやiDeCoの利用ができ、商品・機能・サービス・手数料体系が充実している証券会社での口座開設をおすすめします。

特に業界最大手のSBI証券は100円から投資信託が購入でき、単元未満株の取引も可能です。投資信託の保有やクレカ積立でポイントが貯まるなどのメリットもあるため、まずはSBI証券で投資を始めてみてはいかがでしょうか。25歳以下であれば現物株式取引手数料無料という特典もあります。

PayPay銀行やPayPay投信(投資信託)との関係、評判は?

PayPay証券を調べている人の中には、PayPay銀行やPayPay投信の名前を聞いたことのある人がいるかもしれません。

PayPay銀行もPayPay投信も、PayPay証券と同じソフトバンクグループの金融サービスです。Paypay証券では取扱の少ない「投資信託」が気になるのであれば、PayPay銀行やPayPay投信を検討するのも一つの方法です。

そこでPayPay銀行やPayPay投信との関係や評判を詳しく解説します。

PayPayグループの銀行やPayPay投信(投資信託)との関係、評判は?金融サービスとの関係

PayPay証券はソフトバンク株式会社の子会社です。同様にキャッシュレス決済アプリ「PayPay」やPayPay銀行などは、すべてソフトバンクグループに属しています。

  • PayPay…キャッシュレス決済アプリ。PayPayのチャージ残高である「PayPayマネー」を利用してPayPay証券で投資できる(「おいたまま買付」機能)
  • PayPay銀行(旧ジャパンネット銀行)…ネット銀行。PayPay銀行に残高があれば、PayPay証券に送金不要で「おいたまま買付」できる。PayPay証券では取扱のない投資信託を多く扱っており、「PayPay投信」の取扱もある
  • PayPay投信…PayPayアセットマネジメントが運用する投資信託シリーズ(計10本、2023年1月時点)。PayPay証券では取扱がない

PayPayグループではPayPay投信という独自の投資信託シリーズがありますが、PayPay証券では取扱いがありません。もともと日米株の少額投資に特化したサービスとして始まったため、PayPay証券では投資信託の取扱が少ないという特徴があります。

その点、PayPay銀行であれば700本以上の投資信託を取扱っており(2023年1月時点)、PayPay投信の取扱もあります。注目が集まるPayPay投信の評判についても深掘りしていきましょう。

PayPay投信の評判
米国株式インデックスファンドのコストは業界最低水準

PayPay投信とは、ソフトバンクグループの運用会社であるPayPayアセットマネジメントが運用・設定する投資信託シリーズ。PayPay投信シリーズの投資信託は合計10本設定・運用されています(2023年1月時点)。

PayPay投信シリーズの特徴は、低コストのインデックスファンドからAIがビッグデータを解析する独自のアクティブファンド、高利回り債券や先物取引を活用するファンドまで、バラエティに富んだラインアップです。

特に投資家の中で評判になっているのは「PayPay投信 米国株式インデックス」。年間の運用コストが0.0915%となっており、米国株式を投資対象とするインデックスファンドの中でも最安のコストです。

  投資対象とする
指標
年間の
運用コスト
(信託報酬
+運用管理費用等)
純資産
総額
PayPay投信米国株式インデックス Morningstar  米国ターゲット・マーケット・エクスポージャー指数(配当込み、円ベース) 0.0915% 3億
6,300万円
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド S&P500指数
(円換算ベース)
0.0938%程度 7,185億
700万円
  • 2023年1月20日時点

もちろん、これらの投資信託はすでに人気の巨大ファンドであり、投資対象指数も異なるため一概に比較することはできません。PayPay投信は運用が始まってからの年数がまだ短く、つみたてNISAにも対応していません(一般NISAは対応あり)。

コストはたしかに業界最低水準ですが、それだけで優れた投資信託とは言い切れません。PayPay投信については、今後の運用実績や評判・口コミを見てから検討してもいいでしょう。特に米国株式に格安で投資したい人、インデックスファンドの運用コストにこだわりたい人には、今後も注視したい銘柄です。

なお、PayPay投信はPayPay証券では購入できず、PayPay銀行やSBI証券などが販売会社になる点に注意が必要です。

【重要】PayPay証券ではPayPay投信を購入できず投資信託が少ない

先述のとおり、PayPayアセットマネジメントが提供するPayPay投信シリーズを購入できる販売会社は限られています(2023年1月時点)。

PayPay投信の販売会社

PayPay証券は株式の少額取引に特化してできたスマホ証券であり、もともとは投資信託の取扱はありませんでした。現在では取扱をスタートしましたが、取扱数は8本のみ、投資金額は1,000円単位(ネット証券なら100円単位から投資可)、NISAにも非対応です。投資信託カテゴリーについては、サービスが十分とは言えません。

PayPay投信を含む投資信託などにも幅広く投資したい場合は、PayPay証券ではなく、先述したPayPay銀行やSBI証券の利用を検討しましょう。

PayPay銀行は700本以上、SBI証券は2,000本以上の投資信託を取り扱っており、どちらでもPayPay投信を取扱っています。

特にPayPay投信にこだわりがない場合は、業界最大手のSBI証券がおすすめです。SBI証券は単元未満株の取扱もあり、投資信託は100円単位から購入できるため、株式・投資信託ともに少額投資を楽しむことができるでしょう。

まとめ:PayPay証券は少額の株取引向き!迷ったら業界最大手のSBI証券で口座開設

PayPay証券にはさまざまな口コミ・評判があり「手数料が高い」という意見が目立ちます。

たしかに入出金手数料は他社に比べて高く、取引額が増えてくるとコスト面が気になる人はいるでしょう。しかし、使い方や条件によっては取引手数料が安くなる人もいます。特に、以下のような人にはPayPay証券は向いています

PayPay証券に向く人
  • チャートや銘柄分析など難しいことはわからない
  • 選択肢が多いと迷うので銘柄は少なくていい
  • 数万~20万円くらいを元手に少額で手軽に複数の株を持ちたい
  • 手数料よりも取引のしやすさやわかりやすさ、操作性やアプリのデザインを重視

逆に、低コストのインデックスファンドなど投資信託をメインで投資したい人や、投資額を増やしてしっかり株取引したい人、NISA・iDeCoなど節税制度を活用したい人にはPayPay証券は不向きです。

向いているか向いていないかわからない人や迷った場合は、総合的に便利な業界最大手のSBI証券で口座を持つことをおすすめします

PayPay証券の評判に関するよくある質問

PayPay証券の投資はどうやって始めるの?

スマホから簡単に申込が可能

運転免許証などの本人確認書類とマイナンバーを確認できる書類を用意すれば、スマホから簡単に申込みできます。

申込み入力後、メールか郵送で「お客様専用振込口座の確認」が届くので、記載されている口座番号をもとにPayPay証券の専用アプリにログインしましょう。PayPay証券のアプリはAppleStoreかGooglePlayでダウンロード可能です。

PayPay証券とSBI証券、両方口座を持つのってアリ?

A. 面倒でなければアリ!

最初に持つ口座はSBI証券がおすすめですが、PayPay証券はスマホアプリが使いやすく、口座開設も簡単なので2つ持つという選択肢もあるでしょう。

おすすめの使い分け方法は、SBI証券でつみたてNISA(投資信託)を行い、PayPay証券では日本株・米国株を少額で取引する方法です。

PayPay証券の入出金手数料を抑える方法はある?

みずほ銀行の口座なら入出金手数料を抑えやすい

PayPay証券の専用口座はみずほ銀行のため、入金時はお持ちのみずほ銀行口座からダイレクトバンキングで振り込めば振込手数料は無料です。

出金時もみずほ銀行宛であれば110円~220円になるため、可能であればみずほ銀行の口座を活用しましょう。

どこで
口座開設したらよいの?

いざ、投資を始めよう!と思っても、数ある金融機関の中からどこを選べばよいか迷いますよね。そこで、多くの人に支持される金融機関3つを、独自のサービスやおすすめ情報と併せてご紹介します。

  • SBI証券

    • SBIグループ全体の口座数は1000万を突破!
    • つみたてNISA銘柄の取扱い数は業界最大級!
    • 三井住友カードを使うとポイントのお得な「二重取り」が可能
  • 松井証券

    • 対象の投資信託を保有するだけでポイントまたは現金を毎月還元!
    • 株主優待名人の桐谷さんも30年愛用
    • 今なら、口座開設&つみたてNISA口座開設&クイズ正解で最大2,000円分のポイント貰える!
  • 楽天証券

    • 楽天ポイントが貯まる!楽天カードを使うとお得な「二重取り」も
    • 取引はすべてスマホアプリで完結!
    • 100円から積立ができる!

この記事は役に立ちましたか?

役にたった (5)
役にたたなかった (0)

\ この記事をシェアしよう /

PayPay証券の評判「手数料が高い」は本当?口コミとPayPay投信や銀行との関係も徹底解説

PayPay証券の評判「手数料が高い」は本当?口コミとPayPay投信や銀行との関係も徹底解説

ページトップ
【免責事項】

・当サイトの掲載情報は執筆者の見解であり、あくまでも参考情報の提供を目的としたものです。
最終的な投資決定は、各取扱金融機関のサイト・配布物にてご確認いただき、ご自身の判断でなさるようお願い致します。

・当サイトの掲載情報は、信頼できると判断した情報源から入手した資料作成基準日における情報を基に作成しておりますが、当該情報の正確性を保証するものではありません。また、将来的な予想が含まれている場合がありますが、成果を示唆あるいは保証するものではありません。

・当サイトは、掲載情報の利用に関連して発生した一切の損害について何らの責任も負いません。

・当サイトの掲載情報は、各国の著作権法、各種条約およびその他の法律で保護されております。

・当サイトへのリンクは原則として自由ですが、掲載情報を営利目的で使用(複製、改変、アップロード、掲示、送信、頒布、ライセンス、販売、出版等)する事は禁止します。

マネーはじめてナビ