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最終更新:2023年04月25日

米国株ETF「VOO」とは?利回り・リターン、配当の調査からおすすめかを分析

※このページはプロモーションを含みます

米国株ETF「VOO」とは?利回り・リターン、配当の調査からおすすめかを分析
新井 智美 トータルマネーコンサルタント

投資に興味を持ち、いろいろと情報を集めているなかで「VOO」や「VTI」といった銘柄名を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。

VOOとは、米国株式に投資を行う上場投資信託(ETF)の人気銘柄の一つです。この記事ではVOOになぜ人気が集まっているのか、利回りやリターン、配当などから分析し、VOOの特徴、メリットやデメリットのほか購入法まで詳しく解説します。

VOOに興味がありながらも、購入に躊躇している人や購入の仕方が分からないという人はぜひ参考にしてください。

結論(この記事のポイント)
  • VOOとは米国株に投資するETF(上場投資信託)
  • 長期で高リターンが期待できるが、取引に為替手数料がかかる
  • 初心者はETFより手軽な投資信託から始めるのがおすすめ
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米国株ETF VOOとは「バンガード・S&P 500 ETF」

VOOは世界最大級の運用会社バンガード社が提供している米国株式のETF

VOOは世界最大級の運用会社バンガード社が提供している米国株式のETFです。

ETF (Exchange Traded Funds、上場投資信託)とは、特定の株式などの指数(VOOであればS&P500)に連動する運用成果を目指した投資信託。日本であれば、東京証券取引所などの取引所に上場しているものをいいます。

日本でも証券会社で購入できますが、購入の際には米ドルで行う必要があります。ETFは投資信託と株式投資が組み合わさった商品。そのため株式投資と比較されることが多いです。

ETFは、投資信託商品でありながら株式投資と同じように指値や成行で注文でき、さらに非上場の投資信託と比べると信託報酬(手数料)が低く設定されているという特徴があります。

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S&P500をベンチマークとする米国株ETF

VOOの概要は以下のとおりです。

バンガードS&P500ETF
基準価額 381.52米ドル
資産総額 2810億米ドル
直近の分配金 1.67米ドル
分配利回り 1.75%
経費率 0.03%
  • 2023年2月8日時点

VOOのトータルリターンは3カ月で9.44%、3年で8.79%、10年で10.70%となっており、長期で保有することによって高いリターンを得ています。

VOOが高リターンを得られる理由は、構成銘柄が大きく成長を続けているアメリカ企業に集中しているからだといわれています。

米国株ETF VOOの構成銘柄

VOOの構成銘柄トップ15と組入比率は以下のとおりです。

銘柄 組入比率
アップル 6.02%
マイクロソフト 5.54%
Amazon.com 2.31%
バークシャーハサウェイ・
クラスB
1.73%
アルファベット・クラスA 1.63%
ユナイテッドヘルスグループ 1.54%
アルファベット・クラスC 1.46%
ジョンソン・エンド・ジョンソン 1.43%
エクソンモービル 1.41%
JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー 1.22%
エヌビディア 1.13%
プロクター・アンド・ギャンブル 1.11%
Visa Inc. クラスA 1.05%
テスラ 1.02%
ホームデポ 1.00%

AppleやAmazon、Microsoftなど、いわゆる「GAFAM」といわれる銘柄については皆さんもよくご存じではないでしょうか。

著名投資家のウォーレン・バフェットが率いるバークシャーハサウェイは、もともとの紡績会社から今では損保会社となっており、AとBに分けられています。この違いは株価にあり、Aの方がBよりも高くなっています。

アルファベットはGoogleの持株会社で、議決権の有無でABCに分けられます。Aには議決権があり、Cにはありません。

そのほか、ユナイテッドヘルスグループやジョンソン・エンド・ジョンソンといったヘルスケア・医療系の会社、大手石油会社のエクソンモービル、総合金融サービスのJPモルガン・チェース・アンド・カンパニーなどで構成されています。

また11位から15位には日用品大手のプロクター・アンド・ギャンブルや半導体メーカーのエヌビディア、決済ブランドのVISAや電気自動車のテスラ、ホームセンター大手のホームデポなどが入っています。

VOOの株価チャート推移

前述したように成長が期待できる多くの会社によって構成されているVOOですが、実際のパフォーマンスはどのようになっているのでしょうか。設定来のチャートは以下のとおりです。

VOOの株価チャート推移

設定来からの動きを見ると、短期的な価格の上下はあるものの、長期的には右肩上がりで価格が推移していることが分かります。

設定来のパフォーマンスが高く、アメリカの大型企業に分散投資ができ、長期的なリターンを得らえることからVOOは人気のETFとなっています。

米国株ETF VOOの配当利回り

VOOは年4回の配当を行っています。直近の分配金は1.67ドルで、分配利回りは1.58%です。

分配利回りが1%台と、高配当とはいえませんので配当のみで生活しようと考えると億単位の投資が必要になり、現実的ではありません。配当のみでの生活は難しいですが、年に4回おこづかいがもらえると考えればうれしいのではないでしょうか。

米国株ETF VOOのメリット

VOOに投資するメリットには、長期投資に向いていることや分散投資が可能なことなどがあります。続けてVOOのメリットについて解説します。

米国大企業への投資で長期に高リターンが期待

米国大企業への投資で長期に高リターンが期待

こちらの株価チャートからもわかるように、設定来のパフォーマンスが378.55%と非常によく、さらにS&P500に連動していることから、そこまで値動きの幅も大きくなく安定したリターンが望めます。

長期で緩やかに株価が上昇する傾向にあることから、VOOは短期保有よりも長期保有に向いているといえるでしょう。利回りは低めですが、年4回の分配金も魅力の1つです。

経費率が低い

VOOはETFであり、経費率は0.03%です。一般的にETFは投資信託よりコストが低く抑えられています。

銘柄 商品分類 経費率/
信託報酬率
VOO ETF 0.03%
SBI・V・S&P500インデックス・ファンド 投資信託 0.0938%程度
eMAXIS Slim 米国株式
(S&P500)
投資信託 0.09372%以内
  • 2023年4月25日時点

例えばS&P500に投資する2つの投資信託、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドやeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の信託報酬率と比較してみると、VOOの経費率がかなり低いことが分かります。

ETFの経費率が低い理由は、販売会社の報酬が設定されておらず、株式を購入する際と同様に売買委託手数料が発生するだけであること、投資信託会社や信託銀行の報酬も低く設定されていることにあります。

経費率が低い=運用コストを抑えることにつながり、最終的なリターンが大きくなります。投資家からみたメリットも大きいといえるでしょう。

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分散投資でリスク回避

運用では「分散投資」の考え方が大切です。1つの銘柄だけに集中投資した場合、その銘柄の価格下落で損失になりますが、ほかの銘柄を保有しておくことでカバーできるからです。

さらに価格の動きが異なる銘柄を組み合わせるなど、複数の銘柄を保有することで価格変動リスクを抑えられます。

S&P500に連動した運用を目指すVOOの投資先は、アメリカの代表的な約500社に分散されています。これだけ多くの投資先に分散投資を行うことはリスク軽減につながるため、安心して保有できる銘柄であることもVOOのメリットです。

米国ETF VOOのデメリット

メリットの多いVOOですが、デメリットはあるのでしょうか。注意しておきたいデメリットについて紹介します。

日米での二重課税【確定申告で取り戻せる】

日米での二重課税

ETFは海外資産となるため、分配金を受けとった場合や配当金を得た場合などに日本そしてアメリカでの二重課税となります。

日本では、上場株式などで得た配当金などの利益には一律20.315%(復興特別所得税含む)の税金がかかりますが、ETFでは併せてアメリカの税金10%が課税されるのです。これが海外資産の二重課税問題といわれるものです。

ただしアメリカで課税された税金分については、日本で確定申告を行うことで取り戻すことが可能です。

確定申告とは、1年間の所得を申告して所得税額を納める手続きのこと。所得の計算においては、多くの控除制度が用意されています。控除制度を上手に活用することで、課税所得金額を抑えられます。

ちなみに、一部のETFによって得た分配金などは、2020年1月1日以降に支払われるものについては二重課税調整の対象となり、外国での所得税の二重課税が発生しないよう源泉所得税額から控除されることになっています。

取引手数料がかかる

ETFの購入には、1注文ごとに手数料が発生します。

例えば米国ETFを購入する場合、SBI証券では約定代金の0.45%(税込0.495%)がかかります。手数料は銘柄によって異なり、手数料がかからない銘柄もあります。また手数料には上限(20ドル、税込22ドル)が設けられています。

取引手数料はVOOのような米国ETFだけでなく、ほかの多くの投資でも発生します。国内でも株式の購入には約定代金に応じた取引手数料が設定されていますし、信用取引などの特別な取引方法では手数料の体系が異なります。

為替手数料がかかる

為替手数料とは、通貨の交換の際に必要となる手数料です。円をドルに交換するときやドルから円に交換するときにかかります。為替手数料は金融機関によって異なるため、なるべく手数料を低く設定している金融機関を選ぶことがポイントになります。

VOOはアメリカの証券取引所に上場しているETFですので、取引には日本円ではなく米ドルを利用します。取引に必要な米ドルを用意するためには円をドルに交換しなければならず、そのための為替手数料が必要になるのです。

円貨決済とは日本円で投資を行う方法で、外貨決済とは外貨で投資を行う方法です。VOOは、SBI証券楽天証券など一部の金融機関では円貨決済も可能です。

【円貨決済と外貨決済の違い】
円貨決済 外貨決済
メリット
  • 外貨を自分で準備する必要がない
  • つみたて購入など、自動での投資が可能
  • 為替手数料を抑えられる
  • 外貨を持つことで資産が分散できる
デメリット
  • 外貨決済よりも為替手数料がかかる
  • 自分で外貨を用意しなければならない

ただし為替手数料は円貨決済でもかかり、投資家自身でなく証券会社が両替するため外貨決済よりもかかることに注意が必要です。ただそこまで気にしないのであれば、円貨決済を利用する方が手間がかからずおすすめです。

少額投資できない

VOOは1株単位での購入となるため、購入にはまとまった金額が必要です。日本株では単元株未満で購入できるシステムもありますが、そのような仕組みはVOOなどの米国ETFにはありません。

仮にVOOの株価が377ドル、為替レートが1ドル130円だとすると、購入には4万9,010円必要です。

100円単位や1,000円単位など少額で投資を行いたいなら、投資信託を購入する方がおすすめです。

VOOと同じように、S&P500に投資する投資信託ではeMAXIS Slim米国株式(S&P500)などが人気です。投資信託で購入してみようと思っている方はチェックしてみましょう。

配当金の再投資が難しい

通常は配当金を受け取ったら、元本に組み入れます。そうすることで複利効果を得られるからです。配当金を元本に組み入れることを再投資といい、投資信託では再投資を選択する人も多いのではないでしょうか。

VOOなどの米国ETFの場合、投資信託のように受け取った配当金を自動的に再投資することはできません。そのため再投資をしようと思ったら、自分で買付をしなければならないといった手間がかかります。

さらに、1回で受け取る分配金の額が一口分に満たない場合は再投資できないという決まりもあります。

こうした不便さを解消するために、マネックス証券では米国ETFでも手軽に配当金の再投資が行えるサービスを用意しています。

マネックス証券の米国株定期買付サービス(配当金再投資・毎月買付)は、米国株式・ETFへの定期的な買付を設定できるサービスです。配当金が支払われた際に買付を行う「配当金再投資」と、選択した所定の日付で買付を行う「毎月買付」が選択できます。

配当金再投資を利用すれば、配当金が支払われた場合に配当金の金額を上限として同じ銘柄の買付注文が発注されます。一括で購入したい場合は、通常の取引を利用して購入することになります。

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米国株ETF VOO投資におすすめの証券会社

VOOを取り扱っている証券会社は限られており、ネット証券では

などが取り扱っています。

なかでもおすすめなのが、マネックス証券、SBI証券、楽天証券です。おすすめの証券会社3社について詳しく紹介します。

マネックス証券

米国株取扱銘柄数 4,483銘柄
米国株ETF取扱銘柄数 361銘柄
  • 2023年2月時点

マネックス証券は米国株のサービスが充実している点が特徴です。

マネックス証券では、米国ETF買い放題プログラムがあり、特定の米国ETFを購入した場合、買付手数料(税込)が全額キャッシュバックされます。対象銘柄にはもちろんVOOも含まれています。

また、前述したとおり定期買付サービスがあり、配当金を再投資できるほか、毎月買付できるため平均購入金額を抑える効果も期待できます。

一方、国内株ではIPO投資において公平な抽選方法を採用しているため、誰にでも平等のチャンスが与えられます。

無料で利用できる投資ツールも充実しており、特に銘柄スカウターは企業の業績や財務状況などを視覚的に確認できます。業績によるスクリーニングや銘柄比較もできることから多くの支持を得ています。

ほかにもマネックストレーダーといった高機能のトレーディングツールも用意されており、スムーズな発注が行える点も好評です。

SBI証券

米国株取扱銘柄数 5,662銘柄
米国株ETF取扱銘柄数 356銘柄
  • 2023年2月時点

SBI証券では、米国株式およびETFの定期買付サービスが用意されています。買い付ける日付や曜日、さらにボーナス月の設定も自由。株数指定か金額指定か、外貨決済か円貨決済かなど、好みに合わせた購入スタイルの組み合わせが可能です。

ETFの購入銘柄に迷ったら「SBI ETF セレクション」を利用しましょう。SBI ETF セレクションでは、人気の米国ETFから長期投資に向く銘柄をバランス良く厳選しており、全銘柄の買付手数料が無料となっています。SBI ETF セレクションの中にはもちろんVOOも含まれています。

SBI証券では、手数料無料で購入できる米国株式銘柄があるほか、投資レポートや決算ニュースなど投資に役立つ情報を定期的に提供しています。AIを搭載したお任せ運用サービス「SBIラップ」を利用すれば、1万円から米国ETFにも分散投資が行えます。

SBI証券はほかのネット証券と比べて手数料が安いという特徴があるほか、夜間の取引も可能なためチャンスを逃すことなく取引を行えます。

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楽天証券

米国株取扱銘柄数 4,946銘柄
米国株ETF取扱銘柄数 355銘柄
  • 2023年2月時点

楽天証券では、指定の米国ETF銘柄の買付手数料が無料です。キャッシュバックされるのではなく、約定日から手数料が無料となる点が便利です。

また「米株積立」サービスがあり、あらかじめ注文内容と買付日を設定すれば定期的に自動で米国株式が買付できます。円貨もしくは外貨でも購入可能ですので、好きな買付方法が選択できます。

円貨決済に限りますが、楽天ポイントを買付代金にあてられる点は楽天証券ならではのサービスでしょう。

現在、米国株式取引手数料無料プログラムが開催されており、2021年7月1日以降に証券口座を開設した人を対象に、口座開設月の翌月末までの最大2カ月間米国株式およびETFの取引手数料が実質無料になります(2023年2月時点)。

楽天証券はポイントプログラムが充実しており、楽天ポイントをメインに活用している人におすすめの証券会社です。バースデープログラムで条件を達成すると、楽天市場で利用できるクーポンが抽選で進呈されるなどキャンペーンも充実しています。

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米国株ETF VOOへの投資方法

米国株ETFに投資する方法には、現物取引とCFD取引があります。それぞれどのような取引なのか説明します。

現物取引

現物取引とは、決済時に現金を利用して投資商品(ETF)を受け取るもしくは受け渡す取引方法です。基本的にVOOを含む米国株ETFは現物取引がメインとなっています。

CFD取引

CFD取引とは差金決済取引ともいわれます。現金の受け渡しを行わず、将来、反対売買を行って決済することを前提とした取引です。

つまり購入の際には現金の受け渡しをせず、代わりに取引額に応じた証拠金を差し入れます。そして売却の際に売却益が出た場合は証拠金に加算、損失が出た場合は証拠金から差し引くことで調整します。

CFD取引にはさまざまなコストがかかりますし、長期投資には不向きの取引方法です。CFD取引を取り扱っている証券会社は多いですが、初心者には向いていません。初心者なら現物取引をおすすめします。

米国株ETF VOOの買い方

1
証券会社に口座を開設・・・事前に取扱銘柄を確認しましょう。こちらで紹介したVOOの取扱がある証券会社で外国株式口座を開設します。最短で申込と同時に開設できるSBI証券などの金融機関もあります。
2
VOOの購入資金を入金・・・レートによって購入金額が変動する可能性があるため、余裕を持った金額を準備しておきましょう。
3
取引画面で「VOO」を検索・・・VOOは「ティッカー」と呼ばれるコードのようなもの。検索の際にこのティッカーを利用します。
4
数量・注文方法を設定して注文・・・注文方法は、指値(価格指定)もしくは成行(価格指定しない)のどちらかを設定します。VOOの最低購入単位は1です。

最終的に注文が完了しているか、画面で確認することも忘れないようにしましょう。

米国株ETF VOOの評判

VOOの実際の評判はどのようなものなのでしょうか。SNSなどでの口コミには、「長期的に値上りが期待できる」「株価が2010年から4倍に」など、特にVOOの値上がりについて期待や評判が多くみられます。値上り益を狙うならぜひ購入しておきたい銘柄でしょう。

年4回の配当も銘柄保有者にとってはうれしいようで、配当金で買い増してリターンを大きくする方法はかなりの保有者が取り入れているようです。

半導体の需要増やEV(電気自動車)の普及などの後押しで人気が高まっていることからも、保有長期保有が目的ならVOOは持っておくべき銘柄といえそうです。

VOOの投資信託はある?ETFとの比較は?

VOOの投資信託とは、VOOに投資する投資信託のことです。米国ETFのVOOへの直接投資と、どちらを選んだらよいか迷っている人も多いのではないでしょうか。

そこでVOOとVOOの投資信託を比較して、それぞれの違いをみていきましょう。

VOOとSBI・V・S&P500インデックス・ファンドを比較

VOO
(米国株ETF)
SBI・V・S&P500インデックス・
ファンド
(投資信託)
購入時手数料 0円* 0円
経費率/
実質信託報酬
0.03% 0.0938%
為替手数料 0.25円* 不要
外国税額控除の手続き 確定申告 不要
  • 2023年2月8日時点、* SBI証券の例

VOOに投資する投資信託の一つにSBI・V・S&P500インデックス・ファンドがあります。

VOOとSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの違いは、購入時の価格でしょう。VOOは1株単位での購入になりますので、株価そして為替レートによってはまとまった金額が必要です。さらに為替手数料も必要です。

しかし、SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは投資信託ですので、最低100円から購入できます。分配金の受取方法も、注文時に再投資もしくは受取のいずれかが選択できます。

また売却時にも違いがあります。SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは売却に関する手数料は発生しませんが、VOOは手数料が発生します。

VOOは購入時や売却時など取引の際に手間がかかりますので、初心者ならSBI・V・S&P500インデックス・ファンドの購入がおすすめです。少額で投資を始めたい人にも向いています。

逆にVOOに向いているのは、投資可能なまとまった資金がある人や配当金への期待が大きく、ある程度の取引の手間などがかかっても問題ないと考える人などです。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが購入できる主なネット証券には、

があります。

上記の証券会社では、税金がおトクになるつみたてNISAでSBI・V・S&P500インデックス・ファンドに投資することも可能です。

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VOOのメリット・デメリットをしっかりと理解することが大切

VOOは、アメリカの成長企業500社に分散投資できる米国ETFです。長期的な値上りが期待できるほか、年4回の配当金などが魅力となっています。

ただし購入時には1株単位で購入しなければならないため、まとまった資金が必要です。より少額から投資したいなら、同じ投資先に投資する投資信託「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」の購入を検討しましょう。

VOOに関するよくある質問

VOOの投資信託はあるの?

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドが該当します。

SBI・V・S&P500インデックス・ファンドは投資信託ですので少額から投資が可能ですが、信託報酬がかかる点に注意が必要です。運用コストをできるだけ低くしたいなら、投資信託ではなくVOOへの直接投資をおすすめします。

ただしVOOは海外ETFですので、取引には外国証券取引口座を開く必要があり、外貨決済になります。初心者であれば、投資信託のSBI・V・S&P500インデックス・ファンドのほうが手軽でしょう。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

VOO投資の注意点は?

まとまった金額が必要で為替手数料も発生する

米国ETFのVOOは購入単位が1株単位となるため、まとまった金額が必要なことや為替手数料が発生することに注意が必要です。

また、複利効果を狙って配当金を再投資するにも自動では行えないため、マネックス証券など一部の証券会社で提供する独自サービスを利用するか、自分で買い付ける必要があります。

どこで
口座開設したらよいの?

ETFを購入する際に一番困るのは、金融機関の中からどこを選べばよいか迷ってしまう事ではないでしょうか。 そこで、マネーはじめてナビ編集部注目の金融機関をご紹介します。

  • 楽天証券

    • 新規口座開設数No.1!(過去5年累計)
    • 海外ETF銘柄が購入できる!
    • 口座開設から最大2カ月間の米株(ETF含む)売買手数料が無料!
  • 松井証券

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